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【舞台】方南ぐみ企画公演 朗読劇『青空』翔吾くん・樹くんそれぞれの“大和少年”

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公式サイトはこちら

8/13(火)と8/16(金)は朗読劇『青空』を見てきました!8/13は翔吾くん、8/16は樹くんが出演していて、どちらも見ることができてとても嬉しかったです。
自分ひとりの力では1回も見れなかったので(先行落ちて諦めてた)感謝感激です…( ;∀;) 先着で取ったのに10列目以内で見れたのも幸運…!目と耳に焼き付けてきました。

どんな物語かというのを『青空』公式サイトから抜粋させていただくと

今夏、動物を愛する全ての人に贈る青春物語。
この物語は犬と猫の気持ちが言葉となります。
彼らの本音にクスリと笑ったり、涙したり、心が豊かになったり、温かくなってください!
お国の命令に背いて戦中を生き抜いた少年と犬と猫の物語です。

【あらすじ】
少年の遊び相手は柴犬と野良猫だった。
時代は太平洋戦争真っ只中。
物資不足に陥ったお国は庶民に「家庭で飼育している犬と猫を差し出せ」と命令を下した。
愛国心に満ち溢れていた少年だったが…芝犬と野良猫の命を助けたいと願った―。

公式サイトより

ちょうど昨日8/15は終戦記念日でもあったので、このタイミングでこういったテーマの物語を観劇できたのはすごく意味があったのかなと思います。
以下、そんなに観劇慣れもしていない上に動物飼ったことないせいか泣きもしない冷たい女の個人的な感想をつらつら綴っておきます。笑 あくまで個人的見解ですし、良い悪いを言いたいわけではないのでご了承ください。そしてストーリーのネタバレありです。

 

ストーリーと戦争というテーマの作品について

このお話ですごくいいなと思ったのが、戦争がテーマであるにも関わらず、メインの登場人物の人間も動物も死んでいないところです。
事前情報何もなしに見に行ってたので、なんとなく「あーこれは戦争で人間または動物が死んで泣かせるやつかな…」と思っていたのがいい意味で裏切られてよかったです。しんどいシーンもありますが、最後は全員が再会してハッピーエンドで終わるので前向きになれるかなと。
ちょうど少し前に『この世界の片隅に』をテレビで見てかなりしんどい気持ちになったのと、戦争がテーマの作品にもともとちょっと苦手意識があったのですが『青空』は戦争の中でもこうやって生きて、絆を育んで…っていう友情や愛情、家族愛をそこまで暗い気持ちにならずとも感じることができました。
ちょっとだけ違和感を抱いてしまったところは、ストーリーじゃなくて終わったあとの動物の声(?)みたいなスライドですかね…動物を飼ったことがないので「犬や猫って本当に人間大好きって思ってんのか?」とか「もっと遊んでくださいとか思ってんのか?」となんかいろいろ疑問に思ってしまって駄目でした。。単にああいう演出が苦手なんだろうな…。喋れないものに人間の気持ちを当てはめる的な。まあ本筋には関係ないんですけどね!
全然余談というか自分語りですが、中学の修学旅行で広島の原爆ドームに行って、高校の修学旅行で沖縄のひめゆりの塔と平和祈念資料館行って、大学で鹿児島の知覧(特攻隊が飛び立った地)に行って…と戦争について触れる機会は少し多かったのかなと思ってるんですが、どうしてもやっぱり段々風化してしまうんだろうなっていう気はしていて。戦争体験者の方に話を聞ける機会も減っていくだろうし…。
だからこそっていうわけではないですが、若い子たちがどういうキッカケでもいいので戦争について考えてくれるのはいいことだなと思っています。(ってなんか上からだけど、私も考えないといけない側ですね。。)

 

翔吾くんと樹くん、それぞれの大和少年

キャストの組み合わせがいろいろある中で、翔吾くんの回と樹くんの回を狙ってチケットを取りましたが、ストーリーは同じでも印象は全然違って驚きました。
二人は同じ役(大和)を演じたので必然的に比べる形にはなるんですが、トータルして演技は翔吾くんのほうが好みだったかなと思いました。朗読劇なんで基本は声で演じるわけですが、少年の天真爛漫さを表情や動きでも結構表現していて、引き込まれるシーンがいくつもありました。感情の込め方がうまいのかな。
あともともとのタイプもあるんでしょうけど少年役が似合うんだこれが。笑顔が本当に可愛くて…!その可愛い部分とお父さんへ厳しいセリフを吐くシーン、軍国主義に従わねばという自我と麦(犬)・小太郎(猫)とともに生きたいという感情のせめぎ合いや葛藤などのシリアスさとのコントラストがハッキリしていたのも良かったです。
声も聞き取りやすくて、やっぱり翔吾くんの演技はこれからももっと見たいなぁと改めて思いました。

樹くんはプリレジェでの演技しか知らなかったので(ファン歴が浅いので無知ですみません。舞台や朗読劇も既にやってますよね。)「朗読劇のイメージがまったくわかない…」と直前まで思ってたんですが、始まってみると「あ、こういう表現ができる人なんだ」といい意味で驚きました。
少年役ということで想像より声が結構高め&無邪気な感じが出ていて、翔吾くんとはまた違った雰囲気でしたがそれはそれでよかったなと思いました。特に幼少期の演じ方が個人的には意外で「そうか、樹くんはああいう声の出し方や表情もするのか…」といろいろ発見がありました。樹くんも笑顔が可愛かったなぁ。
やや滑舌が気になる部分も無きにしもあらずでしたが、特に麦と小太郎とのやり取りのシーンはすごくいいなと思う場面も何回かあって、やっぱ動物飼ってるからなのか…!?

翔吾くん回のキャストさんは猫役の凰稀かなめさんと、犬役の梶原善さんがめっっちゃよくて。それぞれのお芝居はもちろんですが、掛け合いが本当に息ぴったりで笑っちゃう部分がたくさんありました。シリアスの中のいいスパイスになっていて、和みましたし2匹の心の繋がりが見えた気がして本当によかったです。
樹くん回の犬と猫のやり取りを見て(普通によかったんですが)翔吾くん回のお二人めっちゃよかったんやなぁ…と思えたのでやっぱり複数公演行くっていうのは大事ですね。
語り手は樹くん回の升毅さんのほうが好みで、役のときと語りのときとの演じ分けがとてもよかったです。大和のお父さん役のときの声を荒げるシーンの感情の爆発のさせ方がすごいな…と。逆に(?)松原さん役のときはヘラヘラっとした感じとか犬と猫の話してるのが分かるよ~っていう適当な感じとかが好きでした。

というかこれを書くために改めてキャストさん見てたら、去年のキャストさん&組み合わせのページを発見しまして。喜久子さんと平田さん回めっちゃ見てみたかった…!あと猪野くんがいる回がある!!!櫻井圭登くんも!!!うわーーー見たかったな…!他にも気になる方がチラホラ。って去年だとまだ2.5俳優さんよく知らん時期だな。。笑
キャストさんでだいぶ印象違うので、もうちょっといろいろな回見てみたらまた感想も変わってきそうですね。

 

これは完全なる余談

朗読劇を見に行ったので本来あんまり言うべきではないのかもしれませんが、じっくりあんな近い距離で見ることってなかなかないので書き残しておきます。
翔吾くんてランペというかLDHの人に囲まれてると小柄で可愛い感じなのかなって思うんですが、普通の人(筋骨隆々ではないw)の中に居るとすごくスタイルがいいというか…ちゃんと男の人だな…!!という感想を持ちました。(なんつー表現だ)
私断然長髪派なので翔吾くんと陸くん同時期に短髪にして悲しかったんですが、翔吾くんの短髪&赤っぽい髪色めっちゃ似合ってました。最高です。手のひらクルーです。
あとね、お顔が綺麗……イケメンっていう表現が適してるか分からないけど、とてもカッコよかったです。「あと10歳若かったら恋に落ちてる、危ない」って思いましたね(?)。上にも書いたけど笑顔が本当に素敵すぎました。

そして樹くん……あの、綺麗すぎて、見れない…笑 ちょうど座った位置が樹くんの位置(椅子が4つあるうちの左から2番目)のほぼ直線上だったので、最後の挨拶のときとかまっすぐ前見てると視界に入ってるんじゃないかっていう錯覚をするような位置だったんですが、あまりにも整いすぎてまっすぐ見れなかった…綺麗すぎて怖い……
白いシャツと黒のパンツっていう超シンプルなカッコなのにあんだけオーラがあるのってすごいですよね。座ってるときもですが立ったときの存在感がすごかったです。
笑顔は年相応かちょっと幼いなって思うくらいなのに、クールな表情はマジで心臓に悪いです。樹くん推しの方って心臓が強いな…私見つめられないわ…恐れ多すぎて。いや、誰に対しても恐れ多いんですけど、藤原樹は別次元だ。(思わず呼び捨て)
彼の武器はあのクールさ&絶世の美人さだと思うので、ぜひいつかサイコパスっぽい役をやってみてください…はい、ただの私の好みです。笑

あ~陸くんも舞台とかやってくれないかな~~~(それが言いたかったのでは)

なんかいろいろごちゃごちゃ書きましたが翔吾くん、樹くんそれぞれの回を見れて、すごく嬉しかったですし大満足の2公演でした!!次の現場は8/18のa-nation@大阪!楽しんできまーす(*´ω`*)