The same Rainbow

LOVE DREAM HAPPINESS を追いかけて

【雑記】THE RAMPAGEを本格的に好きになってちょうど1年が経った

2019年4月20日(土) THE RAMPAGE LIVE TOUR 2019 “THROW YA FIST” さいたまスーパーアリーナ(開場13:30/開演15:00)

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ちょうど1年前の今日は、THE RAMPAGE(以下、ランペ)初のアリーナツアー“THROW YA FIST”(以下、TYF)のたまアリ公演初日だった。ツアーとしては後半戦突入あたりの日程。初日と書いたが追加公演で、追加でなければ私はチケットを取っていなかったし(もともとの日程のころはまだ単独に行くほどランペに興味を持っていなかったのでチケット発売を把握していなかった)当選しなければ行っていなかっただろう。
過去の記事にも書いているとおり、このころの私は三代目一筋でとにもかくにも趣味の時間は三代目がすべてだった。まさか1年後の今日、ランペにここまでハマってしまうとはこの公演に行くまでは微塵も思っていなかった。
そんな心持ちだったのでメンバーの顔と名前も一致していない状態で、グッズもタオルとフラッグを申し訳程度に買い、写真なんかも残っていない。(まあ9割ひとり参戦なのもあり往々にしてそうなのだが)
一応2枚組のアルバム「THE RAMPAGE」をレンタルして聞いていて、ランペの楽曲は好みだった。ただ、このアルバムをレンタルしたのも実はただの偶然で、3枚アルバムを借りると安くなるという近所のTSUTAYAのキャンペーンで三代目のアルバムが2枚しかなかったので、後輩グループのアルバムを選んだというだけであった。
ランペのライブパフォーマンスに惹かれたのは、2018年の登坂くんのソロツアー“FULL MOON”のたまアリ公演のオープニングアクトでのことだった。これも公演ごとにオープニングアクトは異なっていてたまたま自分が入ったたまアリ公演がランペだったのだ。
とんでもない偶然の重なりと、ほんのちょっとの奇跡と…でももしかしたら運命めいたものに導かれて今の私があるのかもしれない。

大げさに書いてしまったが、人が何かもしくは誰かを好きになったり、自分の人生をかけて追いかけてみたいと思うようになったりするのは、案外些細なことがきっかけだったりするのではないだろうか。
この1年間、ランペのおかげで本当に楽しく過ごすことができた。正直、彼らがいなかったら仕事も続けられなかったかも知れないし、日々ある辛いことや悲しいことを乗り越えられなかったかも知れない。
2019年はライブや舞台だけでなく、ラジオの公開収録や公開されるイベントにできる限り足を運んだ。長時間並んだこともあった。マナーがよくないファンの言動に不快になることもあった。それでも彼らが裏切ることはなかったし、ひと目だけでも見れれば幸せな気持ちになった。そして、LDHのアーティストのファンであることで、知り合いになれた素敵なフォロワーさんたちもいる。
彼らは若いアーティストで、私はいちファンの30も過ぎたただの会社員だ。日本で生活しているという規模で見たら近しいが、彼らの世界と私の世界とはとても遠い。きっとこの世界が交わることはないけれど、それでもステージの上でキラキラと輝く彼らを見ることで何度も何度も救われた。
1年前のTYFから帰ってきた私が書いた感想記事を今読み返すと、楽しくて楽しくて仕方なかったということがひしひしと伝わってくる。これを書き残しておいてよかった。

kuraxkura.hatenablog.com

今、エンターテインメント業界は窮地に立たされている、と思う。
思うと書いたのは私はIT業界の人間でエンターテインメント業界のことははっきりとは分からないからだ。
ただひとつ言えるのは、リーマン・ショック後の求人倍率がとてつもなく低く、苦しい時代に就活をし、社会人になりもうすぐ10年になる身として、この状況が経済に想像を遥かに超えるダメージを与えていることは理解できる。
私の働いている会社も5月までは給与をこのまま出せると言ってくれたが見通しは立っていない。IT業界なので間接的な影響のはずなのにこれだ。では、直接莫大な損失を被っている業界はどうだろうか?倒産企業や自殺者は今後もっと増える。リーマン・ショックの比ではないと言われているのだから、これからを思うととても苦しい。
なによりエンターテインメントが不要不急だと軽んじられることが本当に悔しい。前職でシステムエンジニアをしていたとき、辛くて何度も死にたいと思った私が頑張れたのはエンターテインメントがあったからだ。大好きなアーティストに会いに行くため、CDやDVDを買うために働いていた。
それだけじゃない。エンターテインメントを作り出してくれるアーティスト、多くのスタッフの方々、関係する業者やイベンター、きっと私が知らないだけで数多くの関係する仕事や役割を担っている人々がいるはずだ。その人たちはエンターテインメントを仕事として、プロとして、素晴らしいものを生み出してくださっているのに。

食事などと違ってエンターテインメントは人によっては生きるための必需品ではないかもしれない。音楽やテレビ、舞台だけでなく、映画や漫画やアニメも一切自分の人生に要らない人だっているかもしれない。
そういう人たちにはきっと届かない。私がどれほどエンターテインメントに救われて、生かされてきたか。酸素と同じくらい大切なものだということはきっと一生伝わることはないのだろう。
死ぬのは怖くないと言えば嘘になるが、30代までにとても人生を満喫した私は、別に明日死んでもよいと思っている。(親を悲しませたくはないので自死は選ばないが)家庭もなければ、それを持つ願望もなく、予定もない。
ただ、そんな私が今生きているのは「またTHE RAMPAGEのライブを見たい」ということが、間違いなくひとつの大きな理由になっている。どうか彼らが、彼らを含むすべてのアーティストが、関連する企業がこの辛い状況を乗り切ってまた笑顔でステージに立てることを願っている。そしてファンも……いつかまた集まれることを願って。

彼らの歴史からするとほんの短い間ではあるけれど、1年間ランペを好きでいられて本当に楽しかった。そして、これからもずっと応援していこうと思う。