The same Rainbow

LOVE DREAM HAPPINESS を追いかけて

【雑記】Music Bankの00s『Psycho』カバーパフォーマンスに取り憑かれている

「Music Bank」という韓国の音楽番組をご存知だろうか。
毎週金曜、KBSで16:50ごろから放送しており、日本でもスカパーなどに加入してチャンネルを選択していれば視聴可能となっている。韓国の音楽番組はほとんどそうなのだが、放送後にYouTubeの番組公式チャンネルに動画が上がるので、少し待てば目当てのグループやアーティストの出演映像を見ることができる。
それ以外にももにょもにょすることでリアルタイム視聴ができるのだが、先週6/26の放送は上半期決算ということで通常放送とは異なり、K-POPの人気アイドルグループやアーティストたちがスペシャルなステージを披露するなどして盛り上がった。
その中で披露された、00s(韓国語表記「빵빵즈」、英語表記「BBANGBBANGZ」、カタカナであえて表記すると「パンパンズ」)と呼ばれる、00年生まれの男性アイドル4人で組まれた特別ユニットが披露した『Psycho』のカバーパフォーマンスに心を奪われ、週が明け月曜になったというのにまだ現実に戻ってこれていない。
まずは公式がアップロードした、放送されたままの動画を見ていただきたい。4分18秒の動画だ、特別急いでいない限りはこの場で見ていってほしい。

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一度見て、あなたはどう感じただろうか?
いろいろあるだろうが「金髪の男性の名前は?どこのグループの人?」となった方は、このさきもぜひ読み進めていただければと思う。もしくは「原曲が好きでカバーには抵抗があるがこれは結構よかったかも」「4人ともカッコよくてかわいい!もっと知りたい!」と思った方もぜひ(略

実は私はこれが放送された日、ちょうど17時からWeb会議が入っていたためモニターにMusic Bankを映して音量を0にして流していた。この回は私が現在もっとも推している二大グループであるStray Kids(以下、スキズ)とTXTがどちらも出演するということでどうしても映像だけでも見ておきたかったのだ…。もちろん意識も手元も会議に集中しており、ときたま息抜きに目線をモニターに投げるためにつけていただけだ。断じて。
そんなときこの『Psycho』のカバーパフォーマンスがスタートした。時間は17時半ごろだった。金髪の彼、スキズのヒョンジンくんの姿を見て、会議中だというのに思わず声を上げそうになった。
そのあと仕事が終わり、この動画を見ながら「なんというものが世に解き放たれたのだ……」と頭を抱えた。そのときの痛いツイートがこちら。スクショを見ていただきたいので貼ることにする。

このブログでも自分の年齢は隠さず書いているのでここでも書くが、私は2PMのJun.Kさんと同い年(日本の学年でいうと私がひとつ下)でK-POPの主要ファン層的にはだいぶおばさんに当たるだろう。
ということでいつものスタンスとして、「ヒョンジンくんがなんとなく好ましいけど箱推し」というのを貫いていた。ちょうど一回り年下のアイドルなんて甥っ子のように可愛いのである。リーダーのバンチャンくんでさえ10個年下だ。可愛いに決まっている。
そんな親戚のおばちゃん目線がうっかり土台からぶち壊されるほどの出来事だった。なんというか、今までももちろん「カッコいい!」と思うことはあったのだが、「美しい……」「この底知れぬ魅力はなんだろう?彼が隠し持っているものを知りたい」という感情がプラスされ、これまでになく沼に引きずり込まれる感覚に襲われた。大げさかもしれないが、まさに「取り憑かれた」としか言いようがなかった。
さて、ヒョンジンくんといえばスキズのビジュアル担当、もちろん人気も高い。

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スキズは全体的に小柄な子が多いため、179cmのヒョンジンくんが一番背が高い。K-POPの男性アイドルグループは180cm超えの子もざらにいるのでちょっと珍しいグループかもしれない。
ビジュアルのよさは見れば分かるが、非常に努力家でダンスやラップの磨き上げ方が半端ではない。また見た目のクールさに反して少し子どもっぽいところもありよく大口を開けて笑ったりもする。
そんな彼がこの『Psycho』で見せたダンスは、スキズで見せるパフォーマンスとはかなり違っていた。これにはヒョンジンくんの得意とする美しくしなやかで、しかし決して儚いわけではなく芯の通ったダンスがこれでもかと詰め込まれていて見るものの魂を奪っていく魅力があった。ソロのダンス映像があるので、そちらも参考に載せておくが、近いといえば近いかも知れない。これを見たときもかなりの衝撃を受けた。

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LDHファンのころから言っているとおり、私はダンスに関してはド素人である。だからうまい・下手というのは正直分からない。しかし、何か惹かれるダンスとそうではないダンスというのは区別できるようになってきた。それはもちろん個人の好みの問題もある。
ここでK-POPファンにはおなじみのFanCam(チッケム、ひとりをフォーカスした動画)を見てみたいと思う。サムネイルから破壊力がすごい。

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全部がとてつもなく魅力的だが、私は1分50秒あたりのヒョンジンくんが歌いながらこちら側に向かってくるシーンがとんでもなく好きだ。ここだけ切り取ってスマホに保存したのを眺めるほどに好きだ(怖い)。
手を頭に当てる仕草、ヒットを打つときと抜くときの絶妙な力加減、次の動作に移るときのしなやかさ、長い手足を余すことなく使った見せ方、そして表情の作り方が天才的すぎて何回見ても飽きない…本当に何をとってもひとつもよくないところがない。パーフェクト。なんてこった。
今「ヒットを打つときと抜くとき」と書いたが、見れば見るほど私がヒョンジンくんのこのパフォーマンスに惹かれたのはこの部分が大きいかも知れない。「ヒットを打つ」というのはポッピンというダンスジャンルでよく見られる動きだが、緩急をつけるための力の入れ方がかなり難しいらしい。
実はグループパフォーマンスの動画は再生数が音楽番組のランキングにも影響する関係上よく再生するのだが、チッケムはほとんど見たことがなかった。そんな自分がこのチッケムは投稿されてから毎日10回ほど見ている。仕事をしながらモニターに流すと目線がそちらに奪われるのであまりよくないのだが…。笑

ダンスに言及したが、次に歌にも注目したい。公式が丁寧に歌割り動画まで上げてくださったのでここで見てみよう。

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ヒョンジンくんの歌声は結構特徴があって聞き分けやすい(私がスキズファンというのもあるが)。スキズのときはラップ部分を担当することが多い印象だが、この『Psycho』ではなかなかに難しい歌のパートを担当している。収録された音源とはいえ、ここまで心地の良い高音を原曲の雰囲気を損なうことなく(原曲ファンの方にはもしかしたら怒られるかもしれないが…)表現していると言ってもいい。
そして「こんなに甘やかな声を出せるのか…」と新規ファンである私はいい意味で衝撃を受けた。うまく表現できないが、現実感が薄くて“あちらの世界への誘い”とでも言えばいいだろうか……そんな魅惑的な声にどうもドハマりしてしまっている。
この曲、おそらくK-POPにそれほど詳しくなくても聞いたことがあるという方は多いだろう。もとは女性グループRed Velvetの人気曲のひとつで、MV再生数は1.4億回を突破している。

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私はK-POPに本格的にハマる前、YouTubeで「K-POPヒットソングメドレー」というのを延々と聞いており、そのときにこの曲はものすごく何度も聞いていた。だから00sバージョンを聞いたとき、原曲から感じる印象と結構違うなと思った。
よくよく聞くと雰囲気はそこまで変わらないような気もするのだが、原曲以上に妖艶でエロティックな雰囲気があると感じたのでそう思ったのかも知れない。同じ曲でも女性と男性が醸し出すものはやはり全然違う。個人的に原曲にはもう少し可愛らしさを感じる。

そろそろ00sの紹介もしたいと思う。パフォーマンス時ではない4人の姿はこちらの動画で見ることができるのだが、カムバック時期も近い4つの異なるグループの子たちがカバーの歌とパフォーマンスをここまで仕上げるのは容易ではなかったことが伺える。現に振り落としの動画では、ヒョンジンくんが遅れて練習に参加する様子が見られる。

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動画中に出てくるとおり、4人とも00年生まれというだけでなく、それぞれ音楽番組の司会を務めているという共通点がある。
さきほどの歌割りの動画の左から順に紹介すると…

Golden ChildのBOMIN(보민:ボミン)くん。彼はこのMusic BankのMCを務めている。そして、ゴルチャといえば、そう!私の大好きなRoad to Kingdomに出演していたグループだ。
続いてASTROのSANHA(산하:サナ)くん。ASTROは前回の記事で曲をおすすめしたとおり、普段から聞いているのでカムバが楽しみだ。今Wikiを見たら身長が184cmあるらしい……!彼はSHOW CHAMPIONのMCを務めている。
3人目はAB6IXのDAEHWI(대휘:デフィ)くん。歌い出しはデフィくんなのだが、非常に透明感のある声で惹きつけられる。Wikiによると元JYP練習生でWanna Oneのメンバーでもあったとのこと。ほほう。彼はM COUNTDOWNのMCを務めている。
最後にStray KidsのHYUNJIN(현진:ヒョンジン)くん。散々紹介したので、音楽中心のMCを務めていることだけ記載しておく。

そして…これは昨日ツイートもしていたのだが、私だけが『Psycho』のヒョンジンくんに取り憑かれているのではないことを証明する数値をお見せしたい。

再生数に注目していただきたい。通常チッケムはアップロードされて数日後でもせいぜい数万回(BTSやBLACKPINKともなると違うだろうが…)というのが普通だと思う。よっぽどの人気メンバーでも10万というのはあまりないのではないだろうか。
それがヒョンジンくんだけ桁が違う。これは昨日深夜のスクショだが、今見てみたら74万回を突破していた。1日足らずで16万再生も増えている。スキズは今ちょうど活動期なので、ヒョンジンくんのスキズでのパフォーマンスのチッケムも上がっているが、ここまでの数値は叩き出していない。……と思って2週前のMusic Coreでのチッケムを確認しにいったらヒョンジンくんだけ桁が違った…といっても18万回ほどだが。その動画はこちら
ついでに『神메뉴』のパフォーマンスで私が今のところ一番好きな先週のMusic Coreでの動画を貼っておこう。少し前にアップロードされたばかりだ。

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ちなみにさきほどリンクを貼った、放送された『Psycho』の動画は現在338万回を突破している。こちらも再生回数の伸びがエグい。
実は00sは半年前にも同様にカバーパフォーマンスをしており、そのときの動画も上がっている。曲はGOT7(スキズが所属するJYPの先輩グループ)の人気曲『Just Right』だ。そちらの再生回数は200万再生にあと少しといったところ。こちらも可愛くて大好きなのだが、今回の『Psycho』が与えたインパクトがいかに大きいか分かっていただけると思う。

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SNSでも「あの金髪の彼は誰…!?」というのをよく見かけた。ビジュアルきっかけでも、ダンスきっかけでもなんでもファンが増えるのはうれしいことだ。私はスキズを好きになって毎日が楽しいし、たくさん幸せなことがあった。
ファンが増えればスキズを音楽番組で1位候補、ひいては1位にしてあげることができる。どうしても海外人気の高いスキズは韓国の音楽番組で1位を取るのが難しい。ただ、ファンの絶対数が増えればそれも不可能ではない。
今回のこの『Psycho』のカバーはヒョンジンくんの魅力を爆発的に知らしめるのにとても効果があったように思う。グループで誰かが突出して人気になるというのは、デメリットもあるかもしれない。それでもこれだけ多数のグループがひしめくK-POP界でBTSに続く、突き抜けた存在になるにはやはり突き抜けたものが必要なのだ。

あ、コレオ動画を紹介する隙がなかったのでここに貼っておく。笑 パフォーマンス全体を見るには最高の動画なのでこちらもぜひ。

youtu.be

 

2020/08/20 追記:
8/18についに1000万再生突破しました……!2ヶ月経ってないぞ!?

いやあ次のカムバック楽しみですね~😊(なんか曲名がヤンチャすぎてテレビ局の放送コード?に引っかかったみたいですけど…w)

 

2020/09/02 追記:

昨日Music Bank公式YouTubeチャンネルでまさかのPsychoカバーのビハインド&ボーナス映像が公開されました……!!9月に入ってまだ見てない00sの動画が見られるなんて😭😭😭Music Bank様ありがとうございます……