StarPlayというアプリであんなに切実な気持ちで事前投票・リアルタイム投票をして、YouTubeでの生放送を見守ったのは初めてだったかもしれない。
10/21(火)に、PENTAGONが韓国の音楽番組「THE SHOW」にて念願の1位を獲得した。
[📸] 201020 @ #더쇼#유니버스_1위한_데이지🌼🎉
— PENTAGON·펜타곤 (@CUBE_PTG) 2020年10月20日
유니버스가 있기에 가능했던 펜타곤의 모든 순간들 🌌 앞으로 함께 할 서로의 시간들도 늘 소중히 사랑하자🤍#펜타곤 #PENTAGON#데이지 #Daisy#PENTAGON_Daisy#WE_TH pic.twitter.com/mfDgEFieBV
“念願の”と書いたのは誇張でもなんでもない。3年以内に結果を出さなければ…と言われているK-POPアイドルの世界において、PENTAGONはデビュー(2016年10月10日)から4年が経ち、これまでまだ音楽番組で1度も1位を獲得したことがなかったのだ。
もちろんグローバルな活躍をするK-POPアイドルも多く、PENTAGONも決して人気がないわけではない、そんな中で国内の音楽番組で1位を取ることにどれほど意味があるだろうか?と自分含め海外ファンは思うかもしれない。それでも、彼らが“音楽番組で1位を取る”ということをどれだけ渇望していたかはRoad to Kingdom(以下、ロトゥキン)を見れば痛いほどに分かるだろう。
…ここまで書いておいてなんだが、私がPENTAGONを知ったのはロトゥキンの感想記事に書いたとおり、番組を見始めてからだ。そのため彼らについて語る資格がないことは重々承知している。活動も緩く追ってはいたが、TwitterやVLIVEを熱心に見ていたわけでもない。
しかし、どうしても気になっていた、彼らがロトゥキンで見せた熱いステージ、見るものの心を動かすパフォーマンス、そして一切手を抜かない生での歌唱…それらをもってしても1位というのは難しいものなのだろうか、いつかPENTAGONが1位を取って喜ぶ姿を見たいという願いはそんなにも難しいものなのだろうか、と。
※Road to Kingdomに関する画像の権利はMnetに帰属します。字幕なしor英語字幕版はこちら
上のスクリーンショットは、ロトゥキンの第1回バトル後のPENTAGONの様子だ。出演した7組中もっとも長い活動歴を持ち、MV再生1億回を超える『Shine』という代表曲も持つPENTAGONは、THE BOYZに破れ2位という結果だった。
そして、そのあとのONFとのコラボステージで1位を取ったとき、涙を流し「音楽番組で1位になったことがないので、遅ればせながら1位になれてよかったし、僕らのファンも感激してるはずです。」と語っていたのはキノさんだった。
だから昨日1位受賞後、キノさんが号泣していたのを見て、ロトゥキンでの彼の姿を思い出さないはずがなかった。この部分以外にもインタビューでの言葉含め1番1位にこだわっていたのは彼だったかもしれない。
同時に、リーダーであるフイさんがロトゥキンで語った言葉も思い出していた。
私がPENTAGONを知ったのはロトゥキンからという超絶にわかなのですが、番組内のフイさんのこれらの言葉が忘れられなくてね…(ブログの感想記事から抜粋) pic.twitter.com/3lpvNmriLF
— aica (@aica_skz__) 2020年10月16日
ロトゥキンは私がK-POPにハマって初めて見たサバイバル番組で(とはいえ、デビューを競うものではないので一般的なものと少しズレていると思うが)「K-POPのアイドルって…こんなにも過酷なのか……」「こんなにレベルが高いのに、次はCDが出せないかもしれないって考えないといけないの?」と衝撃に次ぐ衝撃を受けたため、Twitterも含め何度も触れているのだが、PENTAGONが単独のバトルでは1度も1位を取れなかったことがずっと引っかかっていた。
だからロトゥキン後のカムバでは1位を取って欲しい。そのときは全力で応援しよう。そう思った。そして迎えた『Daisy』でのカムバック活動……
この楽曲、おそらくロトゥキンを見ておらずPENTAGONを音楽番組で初めて見たとしても絶対に好きになっていた自信がある。ミディアムバラードと言っていいのだろうか…?とにかくメロディラインが好きすぎて、リリース後しばらくは1曲ループで延々と聞いていた。このエモーショナルな楽曲の色をダンスでしっかり表現していて、PENTAGONの魅力がとても伝わる1曲となっている。
リーダーのフイさんが作る楽曲は、PENTAGONのファンでなくとも耳にしたことがあるはずだ。最近でいうとJO1の最新曲『OH-EH-OH』の提供、少し前だがWanna Oneの『Energetic』も有名だろう。フイさんが楽曲提供について、こんなふうに語っている記事を見つけた。
……精神的に大変だった瞬間があったが、うちのグループ(PENTAGON)に少しでも関心が持ってもらえるようになるのではないかと思って、それが一番嬉しかった」とつけ加えた。
自分のグループにつながれば…その言葉が胸に響いた。フイさんはもちろんPENTAGONの曲も手掛けており、私は『Basquiat』が特に大好きだ。
PENTAGONは先週から『Daisy』で音楽番組に出演しており、ステージセットがとても綺麗で目を引いた。淡い色のスーツ風の衣装で踊るメンバーもすごく素敵だった。
うっ…セットがめっちゃ綺麗で😭😭😭 pic.twitter.com/ytxr5uYL8D
— aica (@aica_skz__) 2020年10月16日
リリース初週はランキングには関係がないので、木・金・土・日と音楽番組のステージをこなしたPENTAGONは、冒頭に書いたとおり10/20(火)「THE SHOW」の1位候補に挙がった。「THE SHOW」は他の音楽番組と違い、出演者が1位候補となるため比較的1位は取りやすいと言われている。とはいえ、10月はカムバ戦国時代とも言える混戦っぷりで、音源・音盤・事前投票など予断を許さない状態ではあった。特に同じく候補に挙がったWeki Mekiが事前投票でPENTAGONに迫っていたこともあり若干の不安があった。
予測アカウントは候補にベリベリ入れてたけどうぃーくりーが来たか… pic.twitter.com/FD3wyNVyYO
— aica (@aica_skz__) 2020年10月20日
余談だが、私がツイートに書いているベリベリとはロトゥキンに出演していたVERIVERYというグループのことだ。こちらもいつか1位を獲得してほしいグループで、今回候補に挙がるかなと思ったが難しかったようだ。やはり“1位候補”でも簡単なわけではない。
昨日の『Daisy』のステージは…こちらの勝手な思いかもしれないが、どうも先週とは少し違うように感じた。こちらの切実な思いを受け取って、そのまま表現してくれたようなパフォーマンス。PENTAGONは昨日のTHE SHOWでトリを務めた。
1位発表の動画も公式が上げてくれているので載せておく。
1位を獲得し落ち着いてスピーチするフイさん(韓国語)。続いてホンソクさん(英語)、イェナンさん(中国語)、最後にユウトくん(日本語)と4ヶ国語での挨拶を披露。すごい。ユウトくんは「喉から手が出るほど欲しかった1位」と表現している通り…本当に1位を取れて良かったなとホッと胸をなでおろした。
ところで、フォロワーさんもツイートされていたのだが、韓国の音楽番組でネイティブの日本語を聞くのはとても不思議な気分だ。
ロトゥキンでのジノさん(現在兵役中)のこのシーン、これも忘れられないシーンのひとつだが、きっとみんなすぐに連絡しただろうな。
日本のトレンドに入ってる✨ジノさん〜ペンタゴン1位取ったよ〜😭 pic.twitter.com/rxbgGaEZEV
— aica (@aica_skz__) 2020年10月20日
今回、ファンが、そして私のようににわかファンまでもこうして1位を取ってほしいと切望したのにはもうひとつわけがある。
数日前にフイさんが12/3付で入隊すると発表があったからだ。私はうっかりカムバックショーケースを見逃してしまったのだが(ヌッパンの日をショケと勘違いしていた…)ショケで入隊については触れていたようだ。ただ、こんなにも直近で……とショックを受けていた方も見受けられたので、やはりファンにとっては衝撃的な出来事だった。私も19日の昼間に知って、そのあとロトゥキンの動画を見直してシクシク泣いたりしていた。…昼休みに😂
フイさんはStray Kidsのアイエンくんも受けていた、トロットアイドルのオーディションを勝ち抜けSUPERFIVEというグループでも活動しており、そちらの楽曲やパフォーマンスも好きだったのでさらに寂しさが押し押せた。
「どうしてもフイさんが入隊する前に1位を取らせてあげたい」こういったツイートをたくさん見かけ、私も珍しく(効果があったかは分からないが)ツイートで投票を呼びかけたりしてみた。
だから4年越しというのはもちろん、リーダーであるフイさんが入隊する前に獲得できた1位ということで本当に大きな意味がある1位だったと思う。
昨夜PENTAGONがVLIVEで配信をした。全部は見れていないのだが、とてもあたたかい放送だったようだ。まだ字幕がついていないので、ついたら見てみようと思う。
フォロワーさんがRTしていた、こちらのツイートで彼らの本音が垣間見えた気がして、胸が締め付けられた。(勝手にリンクしてしまいすみません…)
ホンソク「今回の活動にすごく焦りを感じていた。1位が僕たちにとって最重要ではないけれど、僕たちがずっと音楽をやっていくためには価値の証明が必要だった。でもそれは考えていたよりずっと難しかった。素敵なメンバーに出会えて、ペンタゴンに入って一度も後悔したことはない。1位は獲れないけど
— 小籠包 (@sevensshow) 2020年10月20日
ツリーにつながっているツイートもぜひ読んでみてほしい。フイさんが語った「来年はもうアルバムを出せないかもしれない」という言葉と合わせて考えると、本当に彼らは……この表現がただしいかは分からないが、正面に広がる花道の一歩先は崖、そして振り返るともう道はない…そんな生き方をしているのかもしれない…と改めて厳しい世界に身を置いているのだなと感じた。
日々多くのK-POPグループが新曲を出し、音楽番組に出演している。デビューするグループもいれば、解散をするグループもいる。男性は兵役もあり、どうしても20代後半でひと区切りつけなければならない。(Super Juniorのように全員兵役を終え、なお人気のあるグループは本当にすごいと思う)
彼らひとりひとりが、どうか健康で、できる限り幸せな人生を送ってほしいと願わずにいられない。
改めて、PENTAGON、初めての1位おめでとう!!アイドルを続けてきてくれてありがとう。
2022/02/04 追記
PENTAGONが地上波音楽番組で初の1位を獲得しました!!おめでとう!!
リアルタイムで見てたのですが、シノンさんの涙につられてこちらもうるっと。今回はフイさんが兵役に行っていていませんが、ジノさんが戻ってきて初めての活動なので、1位を取る姿を見ることができてとても嬉しかったです。
おめでとう😭😭😭フイさんー!PENTAGON地上波で1位取ったよー!!!👏✨#FeelinLike1stWin#PENTAGON @CUBE_PTG pic.twitter.com/FsJbwreQxT
— aica (@aica_skz__) 2022年2月4日
今回の活動曲『Feelin' Like』は非常に大人っぽくて色気のある曲です。耳に残る軽快なリズムと、メインボーカルであるジノさんをはじめ、全員がボーカルか?と思わされる歌声に惹きつけられます。スタイルがいいメンバーばかりなので、パフォーマンスも見応えあり。
わたしがロトゥキンでPENTAGONを知ってからは、『Basquiat』『Daisy』『DO or NOT』とまったく違う系統の楽曲が来ていて、ポテンシャルの高さを見せつけられつつも、こういった大人っぽい楽曲は初めてだったのでまたひとつやられた~~~となりました。本当になんでもこなせるなぁ…!
リリースのタイミングも非常によかったですね。Music Bankは音盤売上が重要になってくるので、ナムグルで100万枚とか売り上げるグループが近くにいなかったこと、IVEやIUさんのスコアもリリースから時間が経って比較的落ち着いていたことなどが挙げられると思います。
前回の『DO or NOT』での活動は、楽曲はもちろん楽しいステージに、もともとのファン以外からも評判がよかったものの1位を取れず少なからず悔しい気持ちがありました。(アルバムも本当によかったので…いやPENTAGONはいつも素晴らしいのだが…!)
何度も言っているとおり1位を取ることがすべてではありません。ただ、1位を取ったあとのメンバーの表情やSNSでの投稿を見ると、ファンはやはり力になれるようできる限り動くべきだなと思わされます。
[#キノ] 僕のUNIVERSE
— CUBE_PTG_JAPAN (@CUBE_PTG_JAPAN) 2022年2月4日
言いたいことが多くて、全部伝えられなさそうです。僕達一緒に手を繋いで本当に頑張ってきましたよね? こうやって一段ずつ上がりながら、感謝の気持ちを知ることができて本当に嬉しいです。また春の雪が降りました☃️ 本当に愛してます。大切です。 https://t.co/WHzLVx2I3P
見てくださいよ!キノさんのこの表情!!
フイさんが戻ってきたらみんなでまた1位を取って笑顔でアンコールステージをやる姿を見たいなと思います。本当におめでとう!
[📸] 220204 @ #뮤직뱅크
— PENTAGON·펜타곤 (@CUBE_PTG) 2022年2月4日
사랑하는 유니버스와 봄눈이 전해준 뜻깊은 선물 🎁❤
언제나 우리들의 No.1 이자 Only one 유니버스! 오늘도 사랑해 소중해 🌌#펜타곤 #PENTAGON #INVITE_U #Feelin_Like pic.twitter.com/oG2dVxHFWq