The same Rainbow

LOVE DREAM HAPPINESS を追いかけて

【ライブ】7人が紡いできた10年の軌跡:三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2021 "THIS IS JSB"

2021年8月7日(土)は、東京ドームで開催された三代目 J SOUL BROTHERS(以下、三代目)のライブに参戦してきた。北海道を除く4大ドームでのツアーで、すでに大阪公演は終えている。緊急事態宣言下の東京でどうなるかと思ったが、LDHはもとより3月から感染対策をしながらドームライブは実施しているため無事開催される運びとなった。

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↑最近人が集まるのを避けるためロゴ+公演名・日程が書いた看板が出されないので、会場の写真を撮るしかなくちょっと寂しい。

三代目の単独ライブを見るのは2019年9月25日に開催されたRAISE THE FLAGツアーの東京ドーム公演以来だった。
今回は土日とも自分名義が落選し、フォロワーさんにありがたくも連番させていただく形となったのだが、メンバー7人が揃った状態でここまで至近距離で見たのは初めてで(そもそもLDH以外も合わせて、実は単独公演のドームでアリーナ席に着くのは初だった…結構ライブ行ってるのに……)断片的にでも幸せだった記憶を残しておこうとこの記事を書くに至った。
2021年は2011年のデビューから10周年にあたる年ということで、セットリストやメンバーの言葉の端々から10年の集大成であることが感じられ、新規の私でもじーんと来る場面がいくつかあった。セトリは8月5日の初日と同じかと思うのでリンクを貼っておく。

www.livefans.jp

 

少し三代目ファンになったときのことを振り返ってみよう。
私が三代目、もといLDHにハマるきっかけとなったHiGH&LOW、通称ハイロー。雨宮兄弟メインのスピンオフ作品であるTHE RED RAINからのいわゆる「ハイロー新規」なのだが、なんと公開は2016年。知ったのは満員御礼舞台挨拶のころだったので少しあととはいえ、あれからもう5年が経とうとしているのだ。レッレ新規も5年選手になろうとしていますよ、先輩方…!笑 今回チケットを取ってくださったフォロワーさんも別シリーズとは言え沼落ちはハイローなので他界隈のオタクを引き込むには欠かせない作品である。
別記事にも書いているが、私にハイローを教えてくれた大学時代の友人に連れられて初めて見たLDHのライブが三代目のUNKNOWN METROPOLIZの東京ドーム公演だった。ライブやコンサートには相当数訪れている自負があったが、これまで見たどのライブよりも“エンターテインメント力”が群を抜いていた。これを具体的に説明しようとすると、演出がド派手だったとかなんだかそういう言葉になってしまいそうで……それは少し違うし、だから“エンターテインメント力”と表現する他ないのだ。
それから三代目に魅了されて追いかけるようになり、登坂くんのソロツアーのたまアリ公演のオープニングアクトを見てTHE RAMPAGEにドハマりした…というのが簡単な私のLDH歴だ。

今回のツアーはセンターステージ。RAISE THE FLAGを思い起こさせる構成だ。私は健二郎さん推しなのだが、今日の座席はまさに健二郎さん推しの特等席。フォロワーさんが「健二郎さんが来る側だからいい感じですよ~」と教えてくださっていたが、そんな生易しいものではなかった。踊り、ステップを踏み、メンバーと絡んで笑う健二郎さんが肉眼で見えた。東京ドームで三代目のメンバーの表情までこんな見えることある!?!?いや、なかった。なかったよそんなこと……!
最初のポイントは『Feel So Alive』~『Scarlet』だ。特に『Scarlet』、健二郎さんの立ち位置ほぼゼロズレである。そもそも『Scarlet』自体めちゃくちゃ好きな曲でMVも何度となく見ている。こんなに近くでパフォーマンスを見れることが本当に幸せだった。
ご存知のとおり(?)健二郎さんは先日結婚を発表したばかりで、もちろんお祝いの気持ちがとても強かった。リアコをするような年齢でもないし、私は腐女子(…)だし。でも思ったよりちょっと複雑な思いもあった。いきなりで驚いたのかも知れない。今日健二郎さんを見てどう感じるだろうか…と不安も少しだけあった。しかしパフォーマンスをする健二郎さんの姿を見てそんなことは一気に吹き飛んでしまった。ただただ変わらず最高of最高なパフォーマー山下健二郎がそこにいたからだ。

印象に残っているのが『J.S.B. LOVE』からの流れだ。やや落ち着いたアレンジになっていてボーカル+ELLYで披露したかと思えば、『SOUTHSIDE』はボーカル+直人さん・岩ちゃんで(これものすごいよかった……このコンビも好きなんですよね~)、『花火』はボーカル+直己さん・健二郎さんというパフォーマーを分けての演出となった。『花火』が特に凝った小道具と演出になっており明日はぜひ上のほうから眺めてみたいと思う。
その後ボーカルのみがステージに残り、RAISE THE FLAGツアーではやや心残りとなった『君となら』が、今回アコースティックアレンジでボーカル+バンドの形で披露されとても素敵だった。というか、改めてだが三代目のライブは(おそらく)全編生演奏で耳からも本当に楽しめる。もう顔も名前もよく見知ったバンドメンバーに自然とこちらも気持ちを委ねることができた。

ハイローに久しぶりに動きがあり、MIGHTY WARRIORSの新曲MVが公開された。

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東京公演1日目に情報解禁されたので、パフォーマンスもその日限りかと思ったら今日もメンディー、あらんくん、リキヤさん、SWAYさん、将吉さん、そしてAK-69さんが駆けつけ豪華なパフォーマンスとなった。いくら東京とはいえ1曲のためにこれだけ集まるのすごい……!リキヤさんがちょうど自分たち側の花道のしかも方向的にもこちら側だったので正直ランペ単独よりも断然近くで見れて不思議な気持ちだった😂
それにしてもAKさんのラップをまた生で聞けるとは…ほっっんとにカッコいい。ラップのなんたるかは分からない素人だが、とにかくはちゃめちゃにカッコいいことは理解できる。
SWAYさんのソロ曲で、登坂くんとAKさんがフィーチャリングしている『XXX』がマジでいいので…ぜひ聞いてください……

先日、映画『唐人街探偵 東京MISSION』を見たばかりだったので『Welcome to TOKYO』に自分でも驚くほどぶち上がってしまった。(めちゃくちゃいいシーンで使われている)やっぱこの曲…いいよな…。トロッコで外周を回るのでアリーナ席もそれほど美味しくはないが、このセクション最後のトロッコ停止位置が健二郎さん真ん前なのでオールオッケーである。今日分かったのだが、私、ラタタの振り付けほぼ忘れてる……。
ロッコが終わりセンターステージから伸びている花道を歩きながら流れる『KICK & SLIDE』。これだけノーマークでライブで初聞きとなった。軽快な耳馴染みのよい曲で、このとき花道で歌う今市さんに直人さんと健二郎さんがものすごーく絡んでいて、今市さんが若干歌いづらそうだったw わちゃわちゃ楽しいシーンが目の前で見れる、そうアリーナ前列ならね。

本編最後は『RAINBOW』。この曲はとてもとても大切な曲だ。

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実はこのブログのタイトル「The same Rainbow」はこの曲の歌詞からつけたものだ。個人活動も多くなり7人が集まれる機会も減っていたころ、ハワイでこのMV撮影をおこない束の間の7人での時を過ごした……MVの表情からも7人の絆がよく分かる。
この『RAINBOW』はRAISE THE FLAGツアーでも本編を締めくくる1曲として採用されていた。今回もこの曲を持ってきてくれたことはなんだか嬉しかった。

アンコールはデビュー曲である『Best Friend's Girl』からスタート!この曲、オンラインライブや音楽番組の放送を除くと、なんと2014年のTRIBEのライブツアー以来の披露のようだ。今の7人が歌い踊るベスガを生で見ることができたのはとても幸せだった。
本編もそうだが、今回はアンコールも含め懐かしい曲がかなり多かった。懐かしいと言っても私はリアルタイムでは聞いておらず、あとでさかのぼって履修したのだが。だからライブでは初めて聞く曲がとても多かった。10周年という記念のツアーにこうして参戦することができ、ライブで聞ける日は来るだろうか…と思っていた数々の楽曲を体感することができハイロー新規ながら感慨深い気持ちになった。

三代目のライブは不思議だ。こうしてほぼK-POPに心が傾き、ほとんど活動を追っていないにも関わらずライブを見終えると、私の心は“多幸感”であふれている。これはランペとはまた違った感覚で、UMPで『J.S.B. HAPPINESS』が流れる中メンバーがトロッコで外周を回りながら手を振り、キラキラしたテープが舞う光景が今も頭から離れないこととも関係しているかもしれない。三代目のライブに来てよかった、心からそう思った。

帰りに三代目の楽曲を全曲シャッフルで聞いていた。そのときもうひとつの“多幸感”ソングを思いだした。RAISE THE FLAGツアー後半戦で追加された『GOLDEN』だ。

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満席のドームを見るだけで涙腺がやられそうだが……。またいつかこんなふうにライブを楽しめる日が来ますように。