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【ライブ】関ジャニ∞ “KANJANI'S Re:LIVE 8BEAT”@横アリ で昔エイターだった私が感じたこと

11月26日(金)は、横浜アリーナで開催された関ジャニ∞(以下、エイト)のライブツアー“KANJANI'S Re:LIVE 8BEAT”の横浜アリーナ公演に行ってきた。

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この記事はレポではなく、昔エイトのファンだった人が久しぶりにエイトコンに行った感想をつらつらと書くだけであるということを予めお伝えしておく。セトリなどはこちらを参考にさせてもらって思い出した。

以前別の記事で書いたとおり、わたしがエイトのファン(エイター)をしていたのはデビュー前から2008年あたりまでで、熱心に追っていたのは2006年ごろまで。ジャニーズは基本的にFCに入っていないとチケットが取れないこともあり、別界隈に行ってからは遠く離れていた。まれに友人からチケットを譲ってもらってライブへ行ったこともあったが、ここ最近はその機会もなく、最後に東京ドームで見たエイトのライブがどのツアーのものだったか思い出せないくらいだ。
そんな中、前日夜に突然前職の先輩(一番お世話になっていた方)から3年以上ぶりにLINEが飛んできた。見るとエイターの奥さんが「友人とチケットが被ってしまい、余っているからライブに行かないか?」ということだった。実は以前にも一度、まだ紙チケだった時代に譲っていただいたことがあった。少し悩んだが、こんな機会はなかなかないだろうと思い、午後休を取り横アリに赴いた。

今回のツアーは彼らが約2年ぶりにおこなうもので、横アリでライブをするのはなんと13年ぶり…!しかも11月26日は丸ちゃんの誕生日当日ということで心に残る公演となった。記念撮影した写真はエイトの公式インスタにも投稿された。
横アリにはコロナ直前の2020年1月に三代目の健二郎さんのオールナイトニッポンのイベントで行ったきりで、アリーナ規模の会場がフルキャパ動員した光景も本当に久しぶりだった。あとでたっちょんのTwitterを見てみたら、背景が分かりなるほどとなった。

席は北スタンドの後列だったが、横アリはドームの天井に比べたらかなりマシなので、特に見づらいこともなく、バックステージがせり上がると肉眼でも十分メンバーの姿が見える位置だった。小さいトロッコ(トロッコって言わないんだろうか…。フロート?あのひとり乗りのやつ)でセンター席のブロックのあいだを通るのは初めて見て驚いた。LDHではアリーナ規模の会場でトロッコを使って外周を回ることはほとんどないし、まして前後に割ったブロックのあいだではなく、縦の通路を通るのは見たことがなかった。
エンドステージ構成なのにセンター位置にも円形のステージがあって、バックステージもあって、しかも円形ステージは回転するし、センターとバックはせり上がるしでジャニーズのコンサートってどこの位置にいても楽しめるような工夫がすごいなぁと改めて感じた。しかも花火の特効がものすごくて(NOROSHIのときだったかな)度肝を抜かれた。昔彼らがペラペラの衣装を着せられて、自分たちの身ひとつでやっていたころを思い出すと、本当に大きくなったんだな…と思わされた。

ライブ序盤、正直なところLDHK-POPのステージを見慣れてしまったわたしには、少し物足りなさを感じた。歌を支えていたすばると亮ちゃんが抜けてから、5人になったエイトのライブを見たのは初めてだったし、半分近くは知らない曲もあった。
それがライブが進むにつれて、自分の意識が変わるのがはっきりと分かった。うまく言葉に言い表せない、変わらないエイトの空気、しかし昔とまったく同じというわけではない、寂しさと切なさも交じる、それでも楽しいと思わせてくれる…ライブを見ながらいろいろな思いがこみ上げてきた。
『大阪ロマネスク』(通称、ロマネ)はエイターにとって大切な曲のひとつだ。2006年に『∞SAKAおばちゃんROCK』という癖の強いタイトル曲のシングルに収録されたミディアムバラードで、当時まだバラードが少なかったエイトにとってライブでも特別な存在を放っていた。(ライブで初披露されたのは2004年のようだ)
今でも覚えている手の振りに自分でも驚いた。でも聞こえてくるのは5人の声。5人の声で歌われるロマネ。昨日、この曲を聞いて初めて「関ジャニ∞は今5人で活動しているんだ」と実感した。
それまでももちろんテレビのバラエティ番組や音楽番組でエイトを幾度となく目にしてきた。ヒナちゃんはMCとしてひとりで番組に出ることもあるし、ヤスや丸ちゃんは舞台もあるし、たっちょんはプロデューサーとしての仕事もある。グループとしてどうということを語るレベルにはもういないファンなのに、7人を…8人のエイトをわたしはずっと追い求めてしまっていた。でも「5人になったエイトも魅力的やん」と昨日ちゃんと思えることができた。

MCを聞くと「これよ、これ!」という気持ちになる。笑 つい長引いてしまうのも彼ららしい(本当に昔は30分以上MCし続けて押したこともあったような…)そして丸ちゃんへのサプライズ演出。考案はたっちょん。驚いて座り込んで泣いてしまった丸ちゃんが可愛かったし、画面に映る“丸ちゃんがメンバーでよかった”の文字にこちらもうるっときてしまった。「横山くんに怒られたのかと思った~」と言いながら泣き笑いする丸ちゃんに「泣いてんのか笑ってんのかどっちや!はっきりせえ!」となぜか怒るヒナちゃんw そのあとヨコがジュニアの子に持ってきてもらった紙袋を丸ちゃんに……と思ったら「遅くなったけど、ヤスに誕生日プレゼント」と言って渡していて爆笑してしまった😂そのあと丸ちゃんにも素敵なアウターを渡していた。

歌って踊るエイトももちろんいいが、後半で楽器を演奏している姿はめっちゃくちゃにカッコよかった。ヨコのトランペットから始まり、ヒナちゃんのキーボード、たっちょんのドラム、ヤスのギターに丸ちゃんのベース。みんな本当にカッコよかった……!というか横山さんいつギター弾く人になったの!?長めの金髪も似合ってて美しいし昨日のビジュアルはヨコが大優勝やったなぁ~~~40歳とかシンジラレナイ……
そうそう、わたし多分『浮世踊リビト』ライブで見たの初めてで。友人にDVD見せてもらったとき、うわぁこの曲めっちゃいいなーライブで見たいなーと思った記憶があって、2021年のここに来てそれが叶うかと。
あと『ブリュレ』ね!!これほっんとに好き。アガるよなぁ。この曲は亮ちゃんのイメージがあったけど、5人の『ブリュレ』もやっぱり好きなことには変わりがなかった。というかこれが2009年リリースでそんなに昔なんだ……という驚きが。

初聞きの曲の中では、『赤裸々』と『Let Me Down Easy』が特によかった。後者は川谷絵音さんの提供のようだ。

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最後の挨拶。この歳になったエイトってライブの最後の挨拶こういうこと言うんだな…と妙に感慨深かった。中でも丸ちゃんが言っていた、ブログに「(ライブのあと)今日楽しかった」と書くのをためらうという話に胸が詰まった。その公演に来れない人もいる、何かの事情でライブには足を運べない人もいる、でも自分たちを応援してくれている…そういう人たちが「楽しかった」を見たらどう思うだろうかと。もしかしたらわたしがジャニーズWebに入って丸ちゃんのブログを読んでいたころから、そういう思いで言葉を紡いてくれていたのかもしれないね…。
そして、「初期から応援してくれている人は、今はもう結婚していたり子どもがいたりする人もいるかもしれない」という話もしていた。残念ながら(?)わたしはそれには該当しないが、初めて妹と松竹座にエイトを見に行った高校時代から、今はもう社会人10年目のいい大人になった。それだけ長いあいだ彼らはアイドルとして走ってきてくれた。形は随分変わってしまったかもしれないけど、歩みを止めず、今日までエイトとして活動を続けてきてくれた。解散を選ぶかもしれないと思ったタイミングはファンが思い当たるだけでも何度かある。そうしなかったからこそ、昔エイターだったわたしも横アリのステージに立ってキラキラ輝くエイトを見ることができた。

アイドルとファンの関係は、厳密にはただの他人であり、多くの場合友人や家族のような親密な関係に発展することもない。それでもアイドルはファンの、わたしの人生に影響を与えている。エイトのコンサートを見に行ったすべての瞬間を鮮明に覚えているわけではないが、「楽しかった」という記憶は残っている。昨日久しぶりに訪れた横アリでのライブもきっとあとで「あの日のエイト、カッコよかったな。楽しかったな」と思い出すに違いない。最後をヨコの「最高で~最強の~関ジャニ∞~!!」で締めるのを聞いて、急だったけどエイトのライブに来てよかったなと改めて感じた。

8人、7人時代を懐古するわたしに『友よ』の歌詞が刺さった。最後はこの曲のMVを置いて締めようと思う。

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