The same Rainbow

LOVE DREAM HAPPINESS を追いかけて

【ライブ】それは、未だかつてない鮮烈「NCT 127 2ND TOUR ‘NEO CITY:JAPAN - THE LINK’」東京ドーム2日目

2022年5月29日(日)は、東京ドームでおこなわれたNCT 127(以下、イリチル)のライブに行ってきました。1週間前にラルクで訪れたばかりの東京ドームに、今日はイリチルで訪れるというリンク。メンバーの中本悠太くんはラルクのファンをラジオでも公言していて、カドカワの雑誌の連載「私とラルク」にも登場しています。
チケットを融通してくださったフォロワーさんに大感謝です。気持ちのいい快晴の真夏日でした。

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悠太くんがハイローの新作映画に出演するため、イリチルのライブ会場でもムビチケを販売しており手に入れるため14時過ぎに会場到着。タイミングよく並ばずに購入でき、壱馬くんと悠太くんが写ったポスターの撮影もサクッと済ませ開演1時間半前にはすんなり着席。

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今回、電子チケットアプリがAnyPASS(過去2回ほど利用経験あり)だったのですがドーム規模だと人が多すぎて通信かデータ同期に問題があるようで、時間ギリギリだとトラブルにみまわれた方もいらっしゃったようです。早めの入場がおすすめです。

以下、公演のネタバレありのザックリ感想となります。ただ、わたしは普段別のグループをメインで推していて、曲を聞いたりカムバ活動を見たりするくらいのにわかファンです。しかもK-POPファン歴は2年弱でコロナ禍でしかファン活をしたことがありません。K-POPに関してはいわゆる茶の間です。その点だけご留意いただければと思います。

 

エンドステージの構成でしたが、センターにも大きめのステージ+上下(かみしも)に伸びる花道。そして外周をぐるっとトロッコが走る線路のようなものが引かれていました。LDHだとトロッコにはそういった道(?)はないので新鮮でした。
メインステージの中央には巨大モニター+左右に最大6面+ムービングステージの側面にも投影というとんでもない贅沢セット。横長の作りを生かした配置と見せ方に脱帽でした。ちなみに壁に沿うように設置されている最上部の細めの横長モニターは使用せず。(中央のモニターとブランコを吊ってたセットが大きいので隠れちゃうしね)

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また手描きですみませんw メインステージ大きく描きすぎておかしいですが雰囲気だけ伝われば…… 16時ほぼピッタリに開演。外はまだ明るくドーム内も明るいままスタート。最近日曜は開演時間早めの公演が多いのでさすがに慣れてきました。笑
映像が流れたあと、メインステージからブランコ(のようなもの)に乗ったメンバーが登場。今日の席は正面よりやや下手寄りのスタンド下段の中ほどだったので、メインステージのしかも上方にいるメンバーひとりひとりの顔は肉眼では見えませんでした。それでもステージとモニターとを交互に見ながらドキドキしていたことを覚えています。「なにかとんでもないものを見に来てしまったのかもしれない」とライブで“久しぶりに”未知と出会える期待に震えました。
…と書くとなにを大げさな~と思われるでしょう。ここで少しだけ自分語りをさせてください。コロナ前の2019年にはライブ・観劇・公録などを含む約80の現場に足を運び、2022年はここまで約20ほどの現場を経験してきました。良くも悪くもライブに慣れてしまっている部分があり、初めて見るアーティストの演出でも「これはあのときの○○と似てるな」と頭の中でイメージすることが増えました。自分が選んで足を運んだ現場、すべてが楽しいし充実しているのですが…しばらく出会えていなかったんです、今日のイリチルのような度肝を抜くライブエンタテインメントを見せてくれる存在に。

話を戻して。1曲目は『英雄; Kick It』。2年ほど前に見たBeyond LIVEでもっとも印象に残った曲であり、イリチルの人気拡大に貢献した1曲かと思います。このステージを見て、鳥肌が立ちました。モニター越しで伝わる気迫ってどんなレベルなんですか?味わったことなかったです。こんなの。まるでスタンド席が特等席だよと言わんばかりのメンバーのパフォーマンス、映像の見せ方、容赦ない特効の合せ技。すべてをその目で見たときに作品が完成すると理解しました。いやしかし…あんなにド頭から火柱ガンガンなんてこのエンタメ不況の中とんと見てないですよ。
からの『Lemonade』。ヘチャンくんの声、にわかのわたしでも即座に聞き分けられます。個性にスキルが乗っかってる唯一無二感。超いいですね。イリチル、もしかして声高めの子が多い?ジェヒョンくんの低めの声がよく目立つ。たぶん『gimme gimme』だったと思うんですけどせり上がりのステージが斜めに傾いてそこでパフォーマンスしてるの衝撃でした。いや、たしかに角度つくステージ自体は見たことありますけど、あの人数でしかも結構な角度に見えたんでものすごいなと…。
そしてわたしだいぶ認識にズレがあったのか、今回のイリチルさんがヤバいのか分かりませんが、彼らってめちゃくちゃセクシーなんですね…… なんというかワイルド系?男っぽい?とは思ってたんですが、色気が、もうダダ漏れ

今日、ステージの大部分を口ポカーンとして見ていたせいか唇と喉が乾いて乾いて。笑 一瞬も見逃しちゃ駄目だと瞬きするのも嫌でした。目の前で起こっている出来事を、あの瞬間目にして感じたことを、感情がざわめいてかき乱されるような感覚を、その場で書き留めたく…いや、書き殴りたい衝動に駆られました。過ぎてから振り返るのではなく、そのまま、拙いかもしれないけど、得たものをそのまま言葉で残したかった。そんなことを思いながら必死に目と耳と肌すべてでイリチルのステージを受け止めようとしている自分がいました。
本来であれば、1回限りの公演(自分が見ることができるという意味で)の感想を個人のブログと言えど全世界に向けて公開するのは勇気が要ります。ツアーであれば複数公演入ってあとで訂正することも多いのですが、今回みたいな場合、間違えを補正するタイミングがないんです。イリチルの背景を知っている、メンバー全員のことをよく知っている、何万・何十万ものシズニさんたちが目にしたものと自分の目に映るものの解像度はきっと違っていて、それを理解してなお、わたしは今日見てきたそのままの感情を吐露したかった。

メンバーがトロッコ乗ってこちらへ来るときはとっても近くて肉眼でもばっちり捉えられました。トロッコでのパフォーマンスも工夫が随所にあって楽しかったんですが、ここでテイルくんの歌声をやっとしっかりはっきり目と耳に焼き付けられて大収穫でした。なんて伸びやかでいい歌声なんだ。
悠太くんが手にした黒のジャケットをすれ違い様にノールックでテヨンくんに渡したところ見て燃えました。いや~~~ケーポドル、本当に存在してる……(と4月以降やっと理解し始める新規オタク)みんなもうびっくりするくらいスタイルよくて、お顔が綺麗で、同じ人類???マジで???って100億回ほど思ったのですが、中でもテヨンくんの造形美、エグい。ヤバいじゃないのよ、もう、エグい。しかもオールラウンダーすぎて怖い。何しても全部様になる。カメラにアップになったとき、絶対ドームの中でいくらかのシズニは倒れてますよね。破壊力がすごすぎて。
ちょっともうこの話しちゃうんですけど、マークくんのソロ!ラップが最っ高にカッコよくてさーーー!!!SuperMから入ったわたしはマークくん可愛い可愛いしちゃうんですけどラップのとき超クール!!しびれちゃったな……わたしラップはとくに良し悪しのまったく分からん素人だけど、マークくんのラップすんげー好きだ…声が好きなのかな。
からのテヨンくんのソロよ。ダンスがエグすぎる。エロいとかいう単語で言い表していいアレじゃなかった。もっと崇高な言葉で表現したい。人間てここまで次元の違うものを見ると、同じ人間だと脳が認識できなくなるらしいですね。わたしはずっと混乱していました。
かと思ったらしゃべると急にテヨヨ、もはやてよよ。可愛すぎだろ……同じ人格なのか…?韓国語しゃべるとテヨンくんなんですけど、日本語がてよよ。あの超強い整ったお顔であんなバブいと脳がバグる。。やめてくれ、いややめないでくれ…もっと摂取させてくれ…(脳内大混乱)(ソロ参戦+草鈍器はないためほぼ地蔵のくせに)

で!!ジョンウくん!!!あの子ほっそいねぇえええ(細いね、の意)すんごい華奢でビックリしちゃった。腰がほっそい。お顔かんわいい。なんか本当にワンちゃんみたいですね。可愛いんだけど整ってて綺麗だなー……なんて思ってたんです、序盤は。『Lipstick』でのソロ、見ましたあれ。表情が雄でビビり散らかしました。さっきのワンちゃんどこいっちゃったの!?!?ああいうギャップはズルいですよねぇ。なんかジョンウくんてやっぱり沼なのかも……
そしたら大大大問題のジャニさんソロというかみんなでステージ乗ってるんですけど、シャワー室に入ったジャニさんクローズパートが…噂には聞いてたんですよ?だから心の準備はある程度あったんです。てかLDHもセクシー演出あるし、なんなら女性ダンサーさん出てきて絡んだりもするし…でもジャニさんはそんな次元じゃなかった。シャツを脱いで、素肌で、はーーーあの言葉に表せない凄まじいフェロモンは見た人しか分からない…タトゥーまで含めて作品だった…てか、セクシーさもですけど、あの体幹とか体力とかなんか全部ひっくるめてすごいですよね。あの演出考えついた人どういう思考してるんだ…(ご本人考案なんです?)

急にMCの話をしますけど、わりとちょこちょこ何箇所かあって、みんなたくさんしゃべってくれるんだな~と思ってたら悠太くんが「今日みんなすごいおしゃべりだね」って言ってたので毎回ってわけじゃないんですかね?日本語で話そうとしてくれるシーンも多くて、嬉しかったです。ドヨンくん日本語うまかったなぁ。
そうそう。各々ソロ曲について紹介するメントでテヨンくんが「誰のための曲か?」とみんなに聞かれて、「ソロ曲は長年ずっと思っていた人のために作りました。それは…」と言いかけて他のメンバー(ジョンウくんだったと書いてた方がいた)が「ドヨンです!!!」って言って、崩れ落ちるテヨンくんと、微妙なリアクションのドヨンくんが最高でしたw 「違うよ!シズニだよ!!昨日から考えてきたのに……」と絶望するテヨンくん。そして「ドヨン嫌い!」とまで😂でも最後には諦めて「ドヨンのための曲です」って言ってたようなww いやー書ききれませんがMCほんと可愛かったなぁ。

ドヨンくんといえば、『Favorite』の前のソロパートがセンターステージでの披露だったんですけど、気高くて美しかった……てか『Favorite』がそもそも演出が美しかったですよね。メインのモニターにずっと豪奢な協会みたいな映像流れてて、紫の衣装でセンステでパフォーマンスするみんながとっても素敵でした。赤い花びらが吹き出してきて雰囲気も抜群。ひとつひとつの楽曲に対する演出のこだわりが見えました。
このあとも問題作ですよ!!!まさかセンターステージせり上がって左右があんな滑り台みたいになるなんて!!(表現のせいで伝わらない)あらゆるギミックがすごかった。滑り降りたり寝転がってみたり…セクシー通り越して……って何回とおり越したらええねん!!!発想がスケベだよ。あんなの…誰が考えたのよ……ありがとうございました。斬新だったなー。

悠太くんのソロ、『Butterfly』っていう曲名でいいんですかね。歌い出しからギュッと心掴まれて、なんかもう言いようがない感情でした。ダンスもカッコよくて、MCで「ソロのときみんなのほう(=客席)見たら包まれてるように感じて笑顔になってた。笑うつもりはなかったんだけど」みたいなこと言ってて、ああああ…本当に…悠太くん、東京ドームに立ってくれてありがとう。ハイローに出てくれてありがとう(ここで?)
わたしはメンバーひとりひとりの背景というか、ここまでの道のりを知らない人間なので、なにか言えることはないんですが。それでもやはり日本人として、韓国に渡って10年という長い年月努力し続けて夢を掴んだ悠太くんのことを思うと胸に迫るものがありました。

昨日X JAPANYOSHIKIさんがイリチルのライブに訪れていたと話題になっていましたが、「東京ドームに初めて立ったとは思えない公演だった」という感じのことをおっしゃっていたそうです。プロ中のプロと自分の感覚を並べてかくのはおこがましいですが、ドームに初めて立つ、もしくはツアーはまだできないので単発で何度か立っているアーティストを見守ったこともあるので少し書かせていただこうかと思います。
今回イリチルを見て感じたのは「スタンド上段までいかにしてエンタテインメントを届けるかの工夫がすごい」ということでした。個人の体感もありつつですが、ドームで初めてパフォーマンスをするアーティストが、ステージから遥か彼方のスタンド上段までエネルギーを届けるのは結構苦労をするようです。アリーナクラスでも初めてだと「うまいけど大箱のパフォーマンスにまだ至っていない」と素人ながら感じるライブも実はあります。演者の慣れもあります。ファンの成熟度もあるかもしれません。でもそれくらいドーム、とりわけ東京ドームという5万5千人キャパの大空間は広いんです。
ファンからすると席が遠いときってライブから少し意識が切り離されて、置き去り感を味わう瞬間がどうしてもあります。仕方のないことですが、それを如実に感じてしまうライブとそうでないライブの違いは、アーティストの実力であり気迫であり…そして、軽減しようという工夫があるかどうかも絶対に無関係ではないと思います。
しかもイリチルのドーム公演がすごかったのは、ダイナミックなセットや演出、複数のステージの使いこなし、美しい映像、ド派手な特効にただ頼っているのではなくて、メンバー全員のスキルが十分すぎるほど磨かれていてひとつのエンタテインメントとして完成されていると感じたところにあります。
万が一メンバーのスキルが足りていないと、あのセットや演出をもし演出家たちが思いついたとしても絶対にあんなふうに消化できません。何度も何度もドーム公演を見てきたわたしの目には、彼らがまさか日本で初めてドーム公演をするアーティストには思えませんでした。このドーム規模のライブを想定してどれほど日々練習を重ね、仕上げてきたのか…想像しかできませんが並大抵ではないと思います。
東京ドームの上段が黒幕で覆われて使われていない公演もいくつか見てきました。ここを満員に埋めることの難しさを思うと、天井までいっぱいに光り輝くライムグリーンのライトは奇跡のようで、本当は彼らが積み重ねてきた軌跡の色なんだろうなと思いました。

書きたいことたくさんあったはずなのに、満足度が高すぎてふぅーってなっちゃって。一旦今日はここまでにします。あ、これだけ言っておかないと。

メンバー全員生で見たほうがめちゃくちゃかっこいいですよね!?!?

なんなんだ……普通加工とかできる画像や映像のほうがカッコいいだろ…?K-POPアイドルは実物がとんでもなく素晴らしいという核心にまた一歩近づいてしまった。

正直ドーム規模のライブでLDHのライブに勝るものはそうそう現れないと思っていました。中でも三代目のMPとUMPはドーム公演の至高作品だと思っていたのですが… わたしはダンスや歌の専門家でもない、ただライブが好きである程度の回数見ているだけのオタクです。ただ、それでも言いたい。今回のイリチルのライブは、間違いなく今の東京ドームでてきる最高峰のライブエンタテインメントでした。
冒頭にも書いたとおり、「29日イリチル行ってみたいなぁ」とふわっと言ってみたのを叶えてくださったフォロワーさん、本当にありがとうございました。にわかが訪れていいのか…と迷う部分もありましたが、生でこの公演を浴びたことは自分のオタク人生の選択の中でも1、2位を争ういい決断だったと思います。

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帰ってきて広げてみたムビチケ特典のクリアポスター。いいですねぇ。そしてトレカ、イリチルのを持ってないのでスパエムのを…(さすがに現場で出す勇気はなかった。そしてイリチルはジャニさん推しなのであった)

 

いいグループだな。またライブに行ける機会があればいいなと思いました。この土日、ランペは福岡でライブでした。ランペもどこかでイリチルのライブ見れたらいいな。もちろん逆の機会もあったら嬉しいですが。


公式Twitterより