THE RAMPAGEのライブをもっと多くの人たちに見てもらいたいと強く願うのに、今日(こんにち)までに彼らの魅力に気づき、すでにあの空間を味わった人たちだけで独り占めしておきたい、そんな葛藤にかられている。
2025年3月15日(土)と16日(日)の2日間、「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2025 "PRIMAL SPIDER"」の横浜アリーナ公演に行ってきた。3月頭に静岡から始まったツアーの3公演目。わたしにとっては横アリが初参加の場となった。

開幕の『蜘蛛の糸』を聞きながら、2024年の「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2024 "CyberHelix" RX-16」の開幕、16人が紡ぎ出す芸術的なまでのパフォーマンスを思い出していた。今回も和の要素が使われており、なんとなく系譜が同じであると感じる。
コレオグラフィはK-POPファンにはおなじみのヨンジュン先生。発表されたとき、THE RAMPAGEの群舞が見れるであろうことに歓喜した。
THE RAMPAGE
— THE RAMPAGE OFFICIAL (@therampagefext) 2025年2月1日
『蜘蛛の糸』
Choreographed by
Choi Young Jun#THERAMPAGE #蜘蛛の糸 https://t.co/9XkSN4WjlK pic.twitter.com/b6fNIADZB0
彼らは普段、自分たちで振り付けをつけることも多く、それも魅力のひとつと言える。しかし、数々のヒット曲のコレオを担当してきたプロの振付師の作品で推しがパフォーマンスをするというのはまた格別な喜びがある。ナムウィキを見るとK-POPを少しでもかじったことがある人は、たとえヨンジュン先生自体を知らなかったとしても、そのそうそうたる顔ぶれにひっくり返るだろう。
結成時あどけない少年だった彼らは歳を取り、時がただ流れただけでなく、確実に成長を遂げてきた。横アリ初日に見た、THE RAMPAGE(以降ランペ)のメンバー16人は、今が過去最高にいい時期なのではないかと思うほどに生き生きとした表情をしていた。
それはビジュアル面もスキル面もさまざまな要素を含むが、ここに来て一段とライブエンタテインメントの魅せ方のレベルを上げてきていると感じだのだ。着実にライブ回数を重ね、個々の仕事も増えた今、ひとりひとりが経験値を積んでさらに魅力が増している、そんなランペが息をつく暇もないほどの怒涛の展開で繰り広げる今回のPRIMAL SPIDER(通称プラスパ)。
このツアー、公式サイトではこのように書かれている。
運命の糸に導かれ、未知なる領域へ
その扉が開くとき、彼らは覚醒する
最初は大仰だなと思った。しかし体感してみるとわかる。小休止がまったくないと言っていいほどにパフォーマンスが続く構成は、観客をステージにフォーカスさせ、現実を遠ざける。客席にいる者にとって、ライブの世界に没入している瞬間ほど幸せな時間はない。
わたしはランペのツアーには本格的にファンになるきっかけとなったTHROW YA FISTから(ホールツアーを除き)すべて1公演以上は見に行っている(ランペの歴代ツアーはWikipedia参照)そのたびにランペを好きになって良かったと噛みしめるのだが、今回は昨年の東京ドーム2DAYSを経て、さらにライブの質(と言うとなんか偉そうだが、、)が高くなっていると実感して感慨深く思った。初日を終えた直後のポストを見ていただいても分かる通り…笑
PRIMAL SPIDER 素晴らしかった…… ライブってのはこういうのを言うんだ…わたしランペのライブを見るために生きてるんだ……………
— ai (@aic__a) 2025年3月15日
ライブが素晴らしいアーティストはたくさんいる。年間さまざまな現場に足を運ぶ自分だからこそ、無意識下に比較することもある。それでもLDHのライブが、ランペのライブが最高だと思えるのは彼らの創り出すステージに一切の妥協がないからだろう。
少しだけセトリに触れつつ感想を残しておく。と言ってもランペはMC含め詳細にレポをポストしてくださる方が多くいるので、わたしのは本当に感じたままの雑文だ。
セトリを残してくださっている方のポストをリンクさせていただく。
3/15 PRIMAL SPIDER プラスパ 神奈川
— 🐾 (@necopage) 2025年3月15日
開演 16:07
本編終了 18:00
アンコール開始 18:02
終演 18:18
セトリ変更
・Fallen Butterflyの後に16BOOSTERZ
・Dirty Discoの後にShangri-La(タオル曲)
PRNDの曲中に翔吾くんのBDお祝い🎂 https://t.co/s2GCLhwErA
初日はアップグレードをしたこともあり、センターB2ブロックの5列目花道横(柵前ではない)の席でかなり近くでパフォーマンスを見ることができた。RIKUくんの停止位置ゼロズレ(正面ではなく真横だが)で歌っている姿をあの距離で見られて幸せすぎて時よ止まれと願うほどだった。
センター席をまっすぐ後ろのほうまで貫く長い花道は16人という大所帯のランペにはむしろ武器になると改めて感じた公演でもあった。どこを見ていいか迷う!目が足りない!という状況にも陥るのだが…笑 花道の中程ではあったので、メインステージはそう近い距離ではないのだが、肉眼で16人のパフォーマンスがしっかり見られるというのは、何度ライブを見ても新鮮に嬉しい気持ちで満たされる。
2日目はFC先行で当てたアプグレなしの席。アリーナ(横アリの場合スタンド下段)の9列目ほぼ真正面でステージ全体を見渡すのに最高の位置だった。自分の場合、ひとつのツアーで複数公演チケットを取る理由のひとつに、いろいろな角度や高さからライブを見たいというのがある。LDHのグループの中でもランペは特に座席によって受ける印象がかなり変わる。その点からも横アリ2日間はかなり満足度が高かった。
今回のツアータイトルには「SPIDER」がついており、メカニックな蜘蛛の足のセットがメインステージ上空を囲むように組まれているのだが、それに加えて中央に釣ってある小さなモニターをかなりうまく活用していて、いつも以上に座席位置によって違った視覚的な楽しさが味わえる。モニターはあるときは歌詞が表示され、あるときは蜘蛛の顔になり、メインステージにある左右中央の大きいモニターすべてと合わさってまた別の景色を見せたりもする。推しに意識がいっていると見逃しがちだが、複数公演入る方はぜひ全体感も味わっていただければと思う。
他の方のポストで見かけて確かにと思ったのが、「飽きさせない構成」という点だ。いくつもライブツアーをやっていると、セトリが偏ったり、似たような展開になることはある程度仕方がない。ランペの場合、アリーナツアーは(数え間違ってなければ)プラスパが7回目だ。コロナで4公演しかおこなわれなかったRMPGを除いても6回目。それでも毎度「ランペのツアーがやっぱり最高……!!」と思わせてくれる。その中でもプラスパは終盤までMCがなく、またボーカルのバラードコーナーがないことからも2時間があっというまに過ぎていく。もちろんただ時間が過ぎるわけではなく、無駄のない軽やかな展開を伴っているという意味だ。気づけばライブに夢中になっている。
オープニングを飾った『蜘蛛の糸』に続いて披露されたのは『Stampede』。まさかここで聞けるとは思わず飛び上がった。メンバー何名かが出演していた舞台「ETERNAL」の挿入歌だった。わたしの推しであるRIKUくん、翔平くんも出演していた。重厚感のあるかなりカッコいい曲でまた舞台で聞きたくなった。
13人いるパフォーマーのショーケースもいつもとは違う。プロフェッショナルなダンスに各々扇子や羽衣のような布、長い槍、殺陣というプラスαの“武器”を携えてステージを自分のものにする。1日目は下から見上げるような形で瑠唯くんのソロパフォーマンスを見たのだが、扇子を操る動きから繊細な表情まで完璧すぎて見惚れてしまった。翔平くんとたっくんの交わるような長槍を持った状態でのパフォーマンスは、あの距離であの長さで大丈夫か!?とハラハラするファンをよそに力強いステージを見せてくれた。何より、やはり翔平くんの槍捌きは伊達じゃない……!!そして間近で見た樹くんのソロステージ。ひらひらと舞う美しい布が、樹くんの美しい舞いとそれはそれは見事に調和して、現実を忘れてしまった。
北ちゃん主演映画「遺書、公開。」の主題歌となった『Drown Out The Noise』はライブで見たときに印象に残った一曲だ。
階段状になったセットを使い、北ちゃんを頂点にピラミッドのフォーメーションをとった16人。人数が多いというのは強みにも弱みにもなる。10人グループでも多いと言われるだろうに、ランペは16人だ。しかしランペを見るたびに16人という大所帯は彼らの確かな強みであると認識する。ランペのダントツ人気、揺るぎない“序列1位”である吉野北人。それを意識してかどうかは知らないが、個人的にはなんだかその構図さえも、ライブを彩る要素の一つだったような気がしてかなり面白みを感じた。
バイラルチャートで盛り上がっていると目にした『BURN』。ライブで見てみると想像以上にテンションが上がり、会場が一体となってかなりの盛り上がりを見せた。コーレスポイントがわかりやすく、今までランペにありそうでなかったライブで映える一曲となった。
もう一曲取り上げるとすれば『Light Up The Night』だろう。曲だけでも結構好きだなと思って聞いていたが、ライブでパフォーマンスを見ると「こんないい曲だっけ……!?!?」と思うほど相当によかった。北ちゃんの美しい高音パートが特に好き。曲もだが演出がめっちゃよかった。ライブでここまで印象に残る曲になるとは……
ランペってゴリゴリHIP-HOPをやるのがうまいけど、それだけじゃなくてオシャレな楽曲も切ないバラードも全部自分たちのものにできるんだよな。タイプの違うボーカル3人の強みであり、個性的なのにバチッと揃えるところは決まる13人のパフォーマーの強みであり、「この16人だからこそ」と思わせてくれるのが、(毎回書いてる気がするが)ミーハーで他グループにちょっと浮気しても必ずここに戻ってきちゃう所以だなと今回も噛み締めたのであった……。
プラスパのMCはライブ終盤に1回。いつもは公演ごとにパフォーマーから数名喋る形だったが、今回は半分が着替えに行っているあいだに残り半分がしゃべるという形。こっちのほうが会話が聞けて楽しい。初見さんもいるかもということで珍しく(?)ひとりずつ自己紹介もあったり。陣さんの「半ペイジ」が面白くて会場がざわついたが、以前にも言ったことがあるみたいだ。
アンコールで龍くんが登場しDJとして盛り上げた流れで『Rizzup』を披露。公式ではこう紹介されており、これをライブで見られて嬉しかった。そもそもこの曲初めて聞いた瞬間めちゃくちゃ好き!!!と思った曲だ。やっぱりわたしはエレクトロにどうしても惹かれるらしい。
トラックメイクに龍が参加し、16人のアティチュードを攻撃的なエレクトロサウンドで表現した「Rizzup」
ランペはそれぞれが歌とダンス以外のスキルを着実に磨き上げて、グループに還元しているなと感じるシーンが増えた。ライブ終わりにポストしたこれが今回感じたすべてでもある。
ランペ、ツアーを経る毎にライブの精度が研ぎ澄まされて、芸術度が高まってるの怖いまである。メインステージで繰り広げられてるパフォーマンスを見ながら現実感のなさをここまで感じたのは初めてだったかもしれない。
— ai (@aic__a) 2025年3月15日
もはやランペがいわゆる“バズる”という形での爆発的人気が出る現象に至らないのは、あまりにもストイックすぎるからではないだろうかと思えてきた。彼らは硬派でパフォーマンスに対して真面目すぎるくらい真面目で、ライブに来て初めて分かることもとても多い。それはファンにとってはこの上ない幸せだが、大衆人気とは相性があまりよくないらしい。
初日に銀テープもしっかり取れて(最近アリーナ入ってもまったく自分のところだけ来なかったり(両隣前後取れてる)そもそも背が低すぎて周りに全部取られたりが連発していたので久しぶりだった。。)うきうきしながら帰途についた。ライブに行ってからまずますアルバム「(R)ENEW」がお気に入りになった。
次は本当は4月19、20日の福井公演の予定だったが、6日のたまアリ公演に行こうと思う。平日だから迷っていたが横アリを見たら絶対行きたい!!になってしまった。もう少ししたらチケットを調達しようと思う。
(少しだけ余談)
3月22日は、RIKUくんが舞台で共演してすっかり仲良しになったことがXからもビシバシ伝わってきていた、白又敦くんのバースデーイベントに行ってきた。3部のゲストにRIKUくんが発表されたとき、少し迷いがあったが(白又くんのファンの方で埋めるべきだと考えていたため…)チケットを取るに至った。
結果的に60名ほどが入るこじんまりとした会場でRIKUくんを拝めることがほっっんとうに最高すぎて幸せすぎて、終わってからもしばらくふわ~っとした気持ちになっていた。行けてよかった…。
白又敦くんのバースデーイベントめっっっちゃ楽しかった……っ!!!Xとかでリクくんと仲良いのは伝わってきてたけど、それを間近で見られて、しかも「縁」のデュエットまで聴けて……お祝いしに来たはずが、本当に幸せすぎる時間でした。白又くん改めて31歳のお誕生日おめでとうございます✨ pic.twitter.com/mjiAqUKgCS
— ai (@aic__a) 2025年3月22日
やっぱり行きたいと少しでも感じた現場には足を運ばなければならない。

RIKUくんのインスタストーリーズより

