The same Rainbow

LOVE DREAM HAPPINESS を追いかけて

【ライブ】結成10周年、16人が体現した夢の舞台:THE RAMPAGE LIMITED LIVE 2024 *p(R)ojectR®️ at TOKYO DOME

2024年9月11日(水)、12日(木)に東京ドームで開催された「THE RAMPAGE LIMITED LIVE 2024 *p(R)ojectR®️ at TOKYO DOME」を見届けてきた。

f:id:kuraxkura:20240915051107j:image

ボーカルのひとり・RIKUくんも公演中MCで触れた通り、そろそろ9月も半ばに差し掛かろうとしているのに、両日ともに真夏日の晴天で、THE RAMPAGE(以降、ランペ)の気合いが現れているかのような天気だった。

 

(前置き)THE RAMPAGEが東京ドームにかける想い

先日まで「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2024 "CyberHelix" RX-16」というアリーナツアーを敢行していたランペ。しかし、この2日間はツアーの延長線ではなく、ある意味単発公演とも違う、特別な思いを込めたものだった。

“リベンジ”

彼らはそう表現していただろうか。

2021年7月、コロナ禍でキャパ半分、今となっては懐かしさすら感じるソーシャルディスタンスという状況で敢行された、自身初の単独東京ドーム公演。2日間現地に見に行った身としては、ランペのパフォーマンス力にうなったし、コロナ禍の希望の光として大いに楽しんだ。

kuraxkura.hatenablog.com

しかし彼らにとっては悔いの残る公演だったようで、「あの広い東京ドームでライブをするにはまだ実力不足だ」と感じる点があったらしい。3年前を超えたい、フルキャパを満員にしてパフォーマンスをしたい……9月11日を迎えるまでのここ数ヶ月の彼らの意気込みは、それはもう並々ならぬものがあった。SNS等で見え隠れするその想いの強さに畏怖の念すら抱いた。
しかも2024年9月12日は正式メンバー決定から10年の記念すべき日。そんなメモリアルな日に、自分たちが思い描く景色を見たいというのは当然といえば当然だったのかもしれない。
それにしても普段はこのブログで「東京ドームに立つアーティストはもっと東京ドームを噛み締めてほしい」と何様?レベルの言葉を吐いているわたしが、「君ら東京ドームと差し違えて死ぬつもりなんか?」「もうちょい肩の力抜いて!?」と思うほど鬼気迫るものがあった。

世はボーイズグループ戦国時代。ファンにとっては選択肢が多く、趣味のひとつとして“推し活”は(無理のない範囲で推すには)純粋な楽しい娯楽の時間だ。
しかしアーティスト側、アイドル側にとって、頂点に君臨する絶対的人気のグループは別にして、集客面や売上面で焦りを感じる時代とも言えるのではないだろうか。フルキャパ約5万の東京ドームは、決して容易に満員にできる会場ではない。平日開催となればなおさらだ。

ランペが東京ドーム公演に向けておこなってきたさまざまなプロモーションは、正直いずれも成功とは言いがたかった。いくらか感動物語にするためのパフォーマンスも含まれるであろう、苦難を乗り越えてドーム公演を実現するストーリーは、ファンにとって気持ちのいいものばかりではなかったからだ。実際彼らが苦労してきたことは事実として、プロモーションにおける(事務所の)過去エピソードの使い方は、素人目に見ても下手くそだった。今回、そのせいでドーム公演までに気持ちが萎んでしまった部分はやはりあった。
とはいえ、彼らが感じていた(おそらく今もなお感じている)であろう焦りは、プロモーションとは関係なく、現実に存在するものに違いない。個人のSNSから読み取れた、特に集客面での必死さに、こちら側も開演を迎えるまでは不安と、それを払拭して欲しいという期待で落ち着かない気持ちだった。
そしていろんな感情が入り混じる中迎えた、9月11日・初日公演。開場はやや遅れたが、開演は時間ピッタリ、18時に画面のカウントダウンは0:00を示した。

暗転し、オープニングの映像が流れる。“R”に強い意味を持たせた今回のコンセプト。16人が選んだRから始まる英単語を眺めながら、ダークな雰囲気で始まったライブに「もしかして(これまでのプロモの流れで)結構暗めな雰囲気なのか……?」と一瞬だけ疑心暗鬼になった。次の瞬間、THROW YA FISTツアーを彷彿とさせる、長い花道に一列に並び拳を掲げるTHE RAMPAGEが立っていた。大歓声に包まれる東京ドーム。迷いも不安もない真っ直ぐな目をして、彼らはそこに存在していた。

幕を開けてみれば、そこにはわたしが初めてランペの単独公演を見て「この子たちを推したい!!」と思ったときと変わらぬ、いやさらにさらに進化を遂げた、16人の勇ましい男たちの姿があった。なんだ、なんの心配も要らなかったじゃないか。特に2日目は、花道が多かったためアリーナの席数が少なめだったことと死角になる柱前のスタンドに人を入れていなかったとはいえ、上の上まで満員だったように見えた。

ライブはTHE RAMPAGEの魂を感じられる場所だ。

改めて確信した。結成から10年、自分が明確にファンになってからは約5年半、それだけ経って、何度も現場に足を運んだが、ステージを見るたびにランペを好きになってよかったと思ってきた。そして今回ももちろん彼らはそう感じさせてくれた。

 

(ライブ感想)東京ドームで見せた底力、16人全身全霊のステージ

さて前置き(前語り)が長くなったが、2日間のライブの感想も少し書き残しておきたい。今回2日間ともランペのFC先行で当てた自名義のチケットで入った。11日は1塁側・グラウンド席1列目(ほぼメインステージの真横席)、12日はやや3塁寄りほぼ正面・スタンド下段6列目(実質3列目)というまずまずの引きだった。これまでも書いてきたとおり、背が低くアリーナ席はどこへ行っても埋もれるのでスタンド前方が一番うれしい。

まず先ほど少し触れた、16人のRに込められた思いをランペの公式Xから引用してまとめておきたい。


ランペ公式Xより

LIKIYA…*(R)eal
「正々堂々、偽りのない本物。リアルへのこだわりこそが俺のプライド。」

陣…*(R)ed
「赤く熱く燃え上がる魂を宿し陣頭に立つ。EXILE TRIBEの血が流れる表現者であり、"終わりなき世界"への挑戦者。」

RIKU…*(R)elief
「潜在するすべてのものを解放し、真のRMPGを魅せる。文句は言わせない。」

神谷健太…*(R)eign
「“悩み”を抱えながらも、みんなの夢と共にステージに立ち、想いを力に変えて最高の空間を届ける。」

与那嶺瑠唯…*(R)eveal
「ダンスと音楽に秘められた未知なる力を己のパフォーマンスで証明する。」

山本彰吾…*(R)apid
「どんな困難な状況でもどんな難問でも、フル回転で思考を現実化させる。」

川村壱馬…*(R)esist
「蔓延する攻撃、悪意、嘘、不誠実。
 それらの数だけ比例して生まれる反骨精神。
 根絶することは今世で可能かはわからないが、屈さない。
 我が身可愛さで誰もやらないなら俺がやる。
 だが同志はいる、独りでもない。
 同志を信じ、自身も世に射す一筋の光であり続けてみせよう。」

吉野北人…*(R)ay
「先の見えない暗闇の中でも、みんなを導く希望の光を放ち道を切り開く。」

岩谷翔吾…*(R)esolute
「EXからRXへ。EXILEを継承する覚悟が、揺るぎないRXの信念となる。」

浦川翔平…*(R)oughneck
「RMPGの意味でもある暴れん坊を彷彿とさせ、原点”荒い首”の如く”荒れ狂い者”としてステージを駆け回る。」

藤原樹…*(R)adiance
「細部まで磨き上げパフォーマンスを洗練させる、すべてはステージで光り輝くために。」

武知海青…*(R)ize
「RMPGの象徴でもある稲妻の如く強烈なインパクトを与え、圧倒的存在感を放つ。」

長谷川慎…*(R)ad
「“カッコいい”へのこだわりが、みんなとの最高の空間を生み出す。」

龍…*(R)age
「心底から想うこと。自分を形成している喜怒哀楽を力に変えて、渇望しているステージに今立つ。」

鈴木昂秀…*(R)esonance
「RAVERSとの共鳴によるエナジーとパワーの循環がより大きな力を生み出す。」

後藤拓磨…*(R)aw
「偽りのない生身の人間が持つ可能性が、僕らのパフォーマンスをより魅力的にする。」

これらの言葉を公演が終わった今見ると、より響くというか。ここまでの覚悟で臨んだ公演だったなと思わされる。「なにを大げさな」と思わないのは、ライブで彼らが見せてくれた姿がまさにこれらを体現していたからだと思う。
ちょっとまたK-POPの愚痴っぽい話になってしまうのだが、言語が異なるので仕方ないと頭ではわかっていても、K-POPの推しから発せられる(書かれる)日本語はどうしても「スタッフさんが考えたんだろうな」という思いが拭えなかった。翻訳して読むなり理解なりするので韓国語で出してほしいと何度も思ったほどだ。それは言葉の意味と表情や言動が一致してないなと感じるようなプロモーションが多かったことも原因だが、LDHに戻ってきてみると(当然日本人なので)そういうことがない*1のはとても推していて気持ちがいい。
心技体を求めてしまう自分は、顔がかっこよければいい、パフォーマンスがよければいい、という推し方ができない。その人の物事に打ち込む姿勢や思いと見せられたステージが一致したときに一番オタ活に幸せを感じる。

さて、東京ドーム公演のセトリはLiveFansさんで公開されているのでリンクさせていただく。

www.livefans.jp

初日はメインステージを真横から見ていたので、最初は「やっぱ東京ドームって広いな~」とちょっと没入しきれない感じがあった。特に花道に出てサブステに行ってしまうとほぼ見えないため(12倍防振を使えば見えるがランペはパフォーマンス全景を見たいので…)遠くで繰り広げられている何を眺めている気持ちになった。
しかし気づくといつの間にかライブに集中し、ランペのパフォーマンスに夢中になっていた。これは結構不思議な体験だった。一度最初のような疎外感を感じるとなかなか最後までそれを拭い去るのは難しい。2日目は正面のスタンド前列だったためそのような瞬間はなく、最初から最後まで没頭して楽しめた。今回は花道の構成とサブステの使い方を思うと、正面から見られたのはとてもよかった。やはりドーム規模になると、必ずしもアリーナ前方が良いとは限らないし、どの位置に入るかはかなり重要だ。
この点に関しては、EXILEや三代目といった、LDH内のドームに慣れているグループとの経験値の違いを感じた部分でもあった。どちらもまごうことなき天井席に入ったことも何度かあるが、伝わる熱量はとてつもなかった。
おそらくランペがREBOOTの東京ドーム公演を悔しいと感じた一つの要因はここではないかと思う。それを思うと、今回の東京ドーム公演は相当なエネルギーを使って遠くまで届けようとしてくれていたことは伝わったし、実際いつの間にか没入していたのだからすごい。REBOOTのときよりさらにほとばしる熱量を感じられたのは間違いではない。

LIMITEDという名の通り、今回はゲストも多数出演し、かなり豪華なライブとなった。ただ、そのゲストたちはあくまで“ランペのライブを盛り上げるため”にパフォーマンスをしてくれたと分かる出方で、事実MCでメンバーとトークをしたり最後に再登場したりといったことが一切なかった。
メンバー全員がプロダンサーのKRUMPチーム RAG POUND、海外でも公演をおこなう和太鼓演奏集団 DRUM TAO、D.LEAGUEに参画する圧倒的パフォーマンス力を持つKADOKAWA DREAMSを生で見れて、さらにランペとのコラボステージを見れたのはめちゃくちゃに熱かったし、XでもつぶやいたとおりV系時代の雅さんを知っている身として、東京ドームで観客をわかせるMIYAVIさんとMIYAVIさんを囲んで楽しそうに踊るランペを見れて感無量すぎたし、2日目にガチのシークレットゲストとして出演して『HARD HIT』まで踊ったGENERATIONS・佐野玲於くんにはテンションブチ上がったし、『24karats』の継承を叩き込むべく熱いリリックでかましてくれたDOBERMAN INFINITYの登場には喉が枯れるほど叫んだし、昔ツアーに帯同していた後輩であるランペの東京ドーム公演に駆けつけて“これぞEXILE”を見せつけてくれたEXILE THE SECONDの先輩たち、最後は東京ドームが大歓声もはや地鳴りか!?と思うほど揺れたTAKAHIROさんの登場、からの『24karats STAY GOLD』コラボパフォーマンス……書き出すだけで汗をかくほどの激アツステージだらけだった。

書きたいことは山ほどあるのだが、一旦自分が「ここだけは残しておきたい」と記憶に特に強く残っている部分について触れていきたいと思う。

16BOOSTERZ

この曲、そこまでめっちゃ大好き!っていうわけではなく、普通に好きな曲って位置づけだったのに、東京ドームで「あれ?めちゃくちゃよくない…!?」と気づいてしまった。振り付けが印象的で好きなのだが、曲自体も急に「え、好き」となってしまい。

youtu.be

16ツアーもよかったよね。今回のライブ、以前のいろんなライブを彷彿とさせるシーンもあって改めてランペのライブっていいよな~と振り返るキッカケにもなった。

HARD HIT

これはラグパンさんとのコラボ、プラス2日目の玲於くん登場でわいたのはもちろん、サブステパフォーマンスだったためめちゃくちゃ近くで翔平くんを眺められたのがよすぎた。13人のパフォーマーそれぞれ個性があって好きだけど、翔平くんのはちきれんばかりのキレのあるダンスは見ていた気持ちがいい。
2日目の席、最前列が結構お年を召した方が並んで座っていらして、ライブ中も座って観劇されていたのだが、メンバーの家族(身内?知り合い?)だったんじゃないかなぁと思う。こちらに目線を向けていたメンバーもちらほらいて、「あっ!」となっていた子もいたような。翔平くんがこちら側に来たとき、座って見ていた何名かが立って手をぶんぶん振っていたのを覚えている。

Summer Riot ~熱帯夜~

冒頭の瑠唯くんのソロパフォーマンスよ……!!!すっごい美しくて、優雅で、最高だった。瑠唯くんてそこまで主張が激しいタイプじゃないし、綺麗に踊るから強烈なインパクトというよりスッと入ってくる感じ。その良さが存分に伝わってくるソロだった。したら龍くんセンターでのパフォーマンスもめちゃくちゃ見ごたえあって、サマライ最高of最高だったなぁ。龍くん金髪になってからイケメン具合がさらに増してて(わたしが無類の金髪好きというのもある)見るたびに苦しい。目で追ってしまう。身長高くて手足長いからダンスが映える映える。
DRUM TAOさんのパフォーマンスもすごすぎて目も耳も奪われたし、バンドの生演奏だけでもいつも贅沢なのに、太鼓まで生演奏で本当に贅沢すぎた。あの演出はアリーナ規模の会場じゃできなくて、ドームだからこそっていう感じがした。LDHってライブの音に対しても本気だから現場通うの辞められんのよな……。

FEARS~INVISIBLE LOVE

この前にたっくんのソロパフォーマンスがあった。中央の花道で踊るたっくんは、ひとりで踊るとそのダンスの小気味の良さというか、しなやかで見ていて気持ちがいいと感じる体の動きに目が釘付けになった。てかたっくんも良い体してるんだよなぁ……!!
わりと2曲セットが定番になっている曲。前も書いた気がするけど、リリース当時はそこまで刺さらなかったのにライブでの演出が毎度神がかっていて好きになっちゃう曲でもある。このMVもっとバズってもいいと未だに思ってるのだが。こんなんオタク絶対すきですやん……?

youtu.be

このMVがあるからか、鎖演出が多い『FEARS』。東京ドームではサブステでごっつい鎖複数本に繋がれた健太くんが登場……!1日目はスクリーンに写ったのしか見れなかったが、2日目はばっちしりっかりこの目で見た。健太くんのビジュの良さと鎖に繋がれた姿がよすぎてたぶんあの瞬間に変な癖(ヘキ)に目覚めた人もいる(主観)
続く『INVISIBLE LOVE』では、メインステージに黒い布で目隠しをした3人が…昂秀くん、陣さん、瑠唯くんだーーー!!!(落ち着いて)え、なんか、えっちなんだけど……!?と混乱していると、いつもより振り付けがさらにセクシーだったような。え、いつもあんなでしたっけ。3人とも背が高めのメンバーだからスーツっぽい形の衣装がスタイリッシュでカッコよかったな~。
このときの昂秀くんの髪型・髪色・黒い布の目隠しがどうしても「呪術廻戦」の五条悟に見えてしまい、会場は若干ざわざわww これが本人にも伝わっていたとあとで分かり…笑

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by 鈴木昂秀 (@rmpg_takahide_suzuki_official)

www.instagram.com

作品を見ておらずなんとなく人気のキャラクターだという認識しかないわたしも「あれ…これは……」となったので、作品を知っている人ならなおさらだろう。笑

Knocking Knocking

久しぶりのノキノキ!!イントロで歓声が上がり、みんな大好きノキノキだ!!とわたしも心が踊った。すると樹くんと女性ダンサーさんが……!!先ほどとは別の悲鳴が上がる会場。それもそのはずで、ランペは基本的に16人だけでステージを作るためサポートダンサーさんが登場することがない。今回はLIMITEDということもあり、やましょうさんの発言から事前にサポートダンサーさんがいるであろうことはわかっていたが、女性ダンサーさんとの絡みはライブではこれまで一度もなかった。
だからノキノキで樹くんが女性ダンサーさんとペアダンスをしたとき、「わぁあついにランペも……!」とは思った。ただ、全編通して女性ダンサーさんと踊ったのは樹くんだけに限った演出で、それがまたなんというか、非常に良かった。
というのも女性と踊るセクシーな雰囲気、みたいなのじゃなくて(もちろん樹くんの存在そのものがセクシーさを醸し出してはいるのだが)あのシーンは確実に芸術として出来上がってた。これまでのLDHのステージでは、(曲の雰囲気や歌詞の意味に合わせて)女性とお互いを意識しながら、時に体を触れながら踊るという演出もあった。樹くんのそれはあくまで“自分がKnocking Knockingで魅せたい姿を完成系に近づけるため”の存在としての女性ダンサーさんとのペアダンスだったように思う。
その後、同じノキノキなのに翔吾くん(とリキヤさんもだったよね?)は男性ダンサーさんを引き連れていたのもよかった。形がいろいろあって、自分が作りたいもの、見せたい姿に拘ってくれることを感じさせてくれるランペが好きだ。てか、このときの翔吾くんがとんでもなく男前過ぎてセクシー溢れすぎてスクリーンに映ったときに驚いた。
ノキノキはリキヤさんコレオで、つい脱ぎっぷりのよい樹くんに目がいっちゃいがちではあるのだが、リキヤさんの踊り方もやっぱ好きなんだよな。

One More Kiss

もうね……… 久しぶりの大好きなOMK、ライブでの披露ってRMPGツアー以来じゃない!?しかもパフォーマーは慎くんをセンターに、下手にやましょーさん、上手に翔平くんとわたし大歓喜選抜。今思い出してもポールを引き寄せてやさしく唇を寄せるやましょーさんの姿が良すぎて×∞転がってしまいそう。初日にスクリーンに映るそのシーンに会場が「やましょーさん…!?」という驚きと不意打ちで沼に落とされた悲鳴が上がったのを覚えている。
やましょーさんといえば13人の中でも頂点に君臨するほどのダンススキルの持ち主で、ストリート出身で、セクシーさにあまり寄せないタイプの人だという認識だった。それが、それがさぁああ!!!あんなんずるいやん!?!?(落ち着いて2)
2日目は「OMKのやましょーさんを防振で定点するぞ」と意気込み、しっかりと見て完全にやられてしまった。ほっっんとに綺麗に踊る人だ…。止めはねはらい(?)が美しいというか、なんかもうダンス素人には表現できねぇ。
OMKが終わったあと後ろの席の方が「やましょーさん……なんであんなえっちなの…」とぽつりとこぼしていて、いやマジでそれなんですよと振り返りそうになった。留まった大人なわたし偉い。そんな目で見たことなかったのに!!!いや、確かにアンニュイな表情とかセクシーだなと思うことはあったけども!!!なんか…はぁ……やましょーさんに心奪われて余韻がひどいよ…
パイプ椅子(なんでパイプ椅子やったんや)を優しく畳むまこっちゃんとか、ステッキと可愛く踊る翔平くんとかも印象に残ったけど、今回のOMKはやましょーさんがどうしても優勝過ぎた。それにしてもOMKいい曲で大好きなのに公式で動画がないので貼れないのだけが残念🥺音源だけでも貼っておこう。

youtu.be

このころはランペメインで全力で追っかけてたからいろいろ記憶に残ってて、プロモーションも新鮮なものが多くて楽しかったなぁ。今でもDHCコラボの特別パッケージ部屋に飾ってる。笑

Lost Moments ~置き忘れた時間~

これを生で、しかも東京ドームという地で聞ける日が来るとは。スリボ推しであれば誰もが涙ぐんだであろう瞬間。わたしがファンになる前のホールツアーでセトリに入っていた曲だが、もちろん何度も耳にしたことはあった。

youtu.be

このライブ音源を聞いても十分素晴らしい歌声だが、東京ドームに響いた3人の歌声はこのときを遥かに上回るスキルと感情と、積み重ねた経験値とが発揮された全身に沁み渡るものだった。しかもパフォーマーは海青くんがひとり長い花道を華麗に舞いながら彩る構成。この曲で海青くんに踊ってほしいとオファーしたのは北ちゃんだったとか。2日間の中でも本当に忘れがたい瞬間になった。

MY PRAYER

そして、続く『MY PRAYER』。3年前の東京ドーム、わたしがもっとも記憶に残っていると言っても過言ではない、センターステージで『MY PRAYER』を歌うスリボの姿。

youtu.be

前述のとおり、コロナ禍で半分キャパ、しかも声出しNGの中、開催してくれた東京ドーム2日間。3人の重なる声が、心地よいハーモニーが、「ライブってやっぱりいいなぁ」と思わせてくれた。終盤の3人でハモるフレーズの前に目線を交わして入りのタイミングを合わせるあの瞬間が大好き。そして終わったあとうんうんとうまくいったことを確認するところも。センステでなくエンドステージの場合は横一列になるので、真ん中の壱馬くんが一歩下がってふたりの顔が見えるようにするのも大好き。
3年の時を経て、再び東京ドームで聞いた『MY PRAYER』は、あのとき以上にいろんな想いが乗った歌声だったような気がする。

INTO THE LIGHT

「RIKUくんといえば何の曲?」と問われたら、わたしは『INTO THE LIGHT』と答えるだろう。そんな曲がRIKUくんのアカペラで始まって息をのんだ。ドームという広すぎる、決してコンサートをするための場所ではない、音響だってそうよくはない会場で、RIKUくんの歌声はとんでもない力強さと溢れんばかりの想いを乗せて響き渡った。伸びやかでしっかりとした音程ででも繊細で…歌うことと本気で向き合っている人、だからこそあんなにもRIKUくんの歌声は人の心を打つ。
RIKUくん推しとして、スリボのうち壱北が取り沙汰される状況に、少しも心を痛めていないわけではない。SNSを見ていても「壱北好き~♡」という文面は目にするし、3人で歌っているのに2人にしか触れない人も(悪気はない人もいるだろうけど)普通にいる。雑誌の表紙等も含め、そのことを本人が気にしていた時期がある(今はわからない)こともファンなら知っている。それでもRIKUくんが歌い続けてくれる限り、わたしは何度でも「あなたの歌声でランペのファンになったよ」と言いたい。歌声だけでこんなにも心が震える経験をすることってそうそうない。
『INTO THE LIGHT』のパフォーマンス初披露は、2020年のDHCコラボでキャンペーン当選者だけが視聴できる配信の中でだった。画録していたので昨日久しぶりに見返してみたのだが、まだ歌い慣れない感じの初々しい3人の歌声がそこにはあった。

youtu.be

このCMも懐かしい。実は今もクレンジングオイルはリニューブライトを使っている。いろいろ試したがこれが一番いいんだよな…!

PERFOMER'S SOUL~SOLDIER LOVE~STRAIGHT UP~RONUD UP~VIP~SWAG & PRIDE

ここから一転、怒涛のアゲタイム!!!KADOKAWA DREAMSとのバトル形式で始まったパフォーマータイムがこれまでとはまた一味違った楽しさでテンションがめちゃくちゃ上がった。『SOLDIER LOVE』いろいろあったから手放しで喜べない部分もあって複雑なのだが、やっぱライブで見るとカッコいいんだよな……!『STRAIGHT UP』は壱馬くんラップでやましょーさんの紹介があって激アツ。サブステだったからばっちりソロパフォーマンスもこの目で見られて最高だった…!やましょーさんのダンスマジで大好きすぎる。そして肌が白すぎてもっちもちで美しすぎる。
そしてMIYAVIさんがギターを手に登場し、アウェイな場所かつ自身の持ち曲という状況でも観客を総立ちでわかせたのは鮮烈に記憶に残っている。生であのギター演奏が聞けるとは!!!

youtu.be

この曲ちょっとHYDEさんみがあって好きだ(←制作は全然関係ないけどね)いやーそれにしてもMIYAVIさんのライブ経験値の高さから来る、観客をわかせるスキルはマジで圧巻だった。ほとばしるカリスマ性、確かな技術、ゲストという立場でひとりであそこまで盛り上げられる人ってそうそう多くないのでは…。
念願の『ROUND UP』をMIYAVIさん生演奏で味わい(昂秀くんのソロパフォーマンスよかったな~~~)さらに『VIP』『SWAG & PRIDE』まで!最高of最高、これぞライブ!!と珍しく叫びすぎて声がカスカスに。

Shangri-La~WELCOME 2 PARADISE

何度見ても16人がぎゅーっと固まっている姿には涙腺が刺激される。横一列に並んで肩を組むところも大好きだ。景気よく銀テープが飛んで、そろそろフィナーレか…と名残惜しさを感じた。
1日目は自分の隣の席までスタッフさんが拾った銀テを手渡し、2日目は自分の隣のブロックまで銀テが振ってきて………取れなかったよ!!!悔しぃいいい 全然手が届かない場所だったら何も思わないのに!あんなにバッグに詰めてさ…少しくらい分けてくれてもいいのに…(LDH famにはそのような美しい文化はない)やっぱ特別な公演だったこともあってメルカリでも高い(一応見るだけ見た)
そのせいでW2Pに2日間ともあんまり集中できなかったというww 大好きな曲なのに!このへん悔しくてイライラしてたので記憶がない。最悪すぎる。笑

Seasons

MCを挟んで、本編最後の曲『Seasons』。初日涙で声を詰まらせ、歌えなくなった北人くん。北人くんがあんなふうに泣く姿は、自分がファンになってから(対面では)初めて見たと思う。コロナ禍のLIVE×ONLINEでも同じく『Seasons』で涙したことからも、この曲に込められた想いや歌詞は思った以上にランペのそのときの姿を表していたものなのかもしれない。

youtu.be

そのLIVE×ONLINEを見たときも画面越しでもらい泣きしてしまったが、初日の北人くんの涙を見たときもかなりグッときて涙が溢れてしまった。歌えなくなった北人くんを支えるように、北人くんのパートを歌う壱馬くんとRIKUくんが頼もしかった。
ほくちゃんは今やランペの一番の人気メンバーで、彼をきっかけにランペファンになる人も多いと思う。見た目は可愛らしいけれど、九州男児で芯のある男前、さっぱりとしていて嫌味なところが全然ないボーカルのひとりだ。そんな彼もデビュー前の武者修行では非常に苦労した。歌声も正直ここまで伸びるとは思ってもいなかったくらい。ランペのボーカルが3人で良かったなと常々思っているが、外仕事の多いほくちゃんが果たす役割はとても大きい。
2日目は3人ともグッときているようには見えたが、最後までしっかりと歌いきった。『Seasons』はこれからもランペにとってもファンにとっても大切な1曲であり続けるに違いない。

24karats GOLD GENESIS24karats24karats STAY GOLD

ここからはアンコール。LDHの男たちはアンコールを本編以上にブチ上げに上げて終わる。「◯◯さんてテンション一定だよね」と言われる女が、声の限りを張り上げ、腕がちぎれるかと思うくらいフラッグを振ってしまう…そんなギラッギラのパッションで出来上がっているアンコールのこの一連の流れ。
事前に匂わせがあったとおり、DOBERMAN INFINITYが来て、EXILE THE SECONDが来て、2日目はTAKAHIROさんが来て、と事務所推しに近いオタクにはぶっ刺さりすぎて血管切れるかと思った。笑 やっぱ先輩方ってすげーのよ…… ライブ力、エンタメ力がずば抜けて高いし、そりゃこんな先輩の姿見てたらドームで満員の観客わかせたいって思うよなぁとしみじみしてしまった。

youtu.be

24karats』を自分たち色に染め上げて『24karats GOLD GENESIS』をリリースしたランペ。“継承”をもっとも体現しているグループであることは、ファンの欲目を抜きにしても感じると思う。今回ドーベルさんがパフォーマンスしてくれたことでさらにそれが色濃くなった。
このあたりもう興奮しすぎてほぼ記憶がないのだが(銀テ取れなかった悔しさも吹っ飛んだw)とりあえず2日目はTAKAHIROさん登場の轟音もとい歓声がすごすぎた。オーラがあるよね。基本メインステージで繰り広げられてたから、自分の席からは遠かったのにとんでもなくパワーを感じた。それはセカンドさんたちのパフォーマンスを見たときもそうで、「ランペが目指す先には頼もしい先輩方がたくさんだなぁ」と改めて感じた。

100degrees

アンコールラスト。この曲で締めくくるのは本当に熱い。しかもこの前に壱馬くんのラップがあって、絞り出すように「何度も聞いた『再来年ドーム』、希望が絶望に変わる前にさっさと行こうぜ全国ドーム!」はコロナ禍にたった4公演で中止になったRMPGツアー時期に絶好調だったランペが味わった苦難を思うと心にグサッと来るものがある。もしコロナがなかったらおそらくフルキャパの東京ドーム公演はもっと早く実現していたし、ドームツアーもおこなっていたかもしれない。そのくらいRMPGツアーはチケットが取りづらかったし、ランペのグループとしての勢いもあった。

また勝手にリンクして申し訳ないが、この方の解釈でわたしも捉えていたので、あまり伝わってないらしいと聞いて驚いた。おそらくファン歴の長さも関係しているかもしれない(言うてわたしもまだ全然だが…)あとは壱馬くんのブログをずっと読んでいる人はピンと来るものがあったかと。

さて。2日目のワンディグについて特に語らなければいけませんね……(スチャ

16人全員が上裸になったのをわたしは初めて見ました、ええ。推しのRIKUくんは脱いでくれる常連メンバーではあるものの舞台を控えていて長めの髪(無類の長髪好き)であの美しすぎる厚い筋肉はやっぱり何度見ても目が幸せになる。胸板も腕もすごいのよ。
というか北人くんがちら見せではなくガッツリ上を脱いで肌をさらしたのを初めて見て、さすがのわたしも「ほほほくちゃんがーーー!?!?」と慌てた。前はだけただけでも悲鳴すごかったのに、上裸は倒れた人おるんじゃないかくらい大絶叫すぎてドームの天井飛んでくかと思った😂ここ最近はチラッと見え隠れする肌✨️レベルの露出はあったものの…!それにしても肌が綺麗すぎるし、筋肉意外にある!厚い!と思わぬギャップにときめいちゃうし。あと昂秀くん、健太くんも結構レアよね。最高レアは龍くんか瑠唯くんのような気もするけど。
別に脱いでほしいと思っているわけではなく、鍛え抜いた体を見せてくれるならありがたく拝もうという姿勢。LDHの男たちは序盤から脱いで筋肉を見せつけてくれるメンバーもいるので、ファンもそういう心持ちだ。
なお、16人全員上裸は事前に示し合わせていたわけでなく流れでああなったとのことで、本当に体一つでぶつかってくれたんだなと思うと同時に、全員で減量を頑張って肉体改造したという記事が出ていたことも思い出し、どこまでもストイックな男たちだぜ……!と誇らしくなった(自分の贅肉は一旦忘れて)

全員が上裸で力の限り歌い踊り、ファンも喉が壊れるかと思うほど叫び、大歓声で音楽が聞こえないほどの熱気に包まれた東京ドーム公演は、TYFのイントロとともに全員で拳を突き上げ、幕を下ろした。

この2日間は、間違いなく最高の東京ドーム公演だった。今彼らが持てる限りのものすべてを出し切ってくれた。胸がいっぱいになり翌日も余韻がなかなか醒めなかった。

 

最後に触れておきたいことがある。「前回の東京ドーム公演が心残りだった」メンバーたちのその言葉が、当時の出来事も思い出として大切にしているファンにとっては若干引っかかりがあった。
それを払拭してくれたのは、他でもない、MCでの壱馬くんの言葉だった。(勝手にリンク貼って引用させていただきすみません)

一連のツリーをすべて読むと、壱馬くんが伝えたかったことがよく理解できる。決して現状に満足しない男たち。だからこそ一度は他ジャンルに浮気をしても「戻るならランペしかない」と思わせてくれた。
不器用で無骨で妙に真面目で、小細工ができない、16人の男たち。楽しいばかりじゃない人生を一緒に乗り越えていきたいと思わせてくれる存在。ランペのライブを見ると「もう少し頑張ってみようかな」と前を向くことができる。

今回、フォロワーさんたちとお会いしてトレカを譲っていただいたり、仕事を早上がりで向かうわたしにグッズを代行してくださったりとありがたいことだらけだった。いろいろとお話しすることもできて、それもまた楽しい思い出となった。

f:id:kuraxkura:20240915051110j:image

 

たくさんメディアの記事も出ていたのでいくつか貼っておく。

fan.books.rakuten.co.jp

↑こちらのレポート、詳細に書かれており、MCの書き起こしもあってかなり見応えあり!

natalie.mu

realsound.jp

nordot.app

mdpr.jp

www.tokyoheadline.com

↑翔平くんが語る東京ドーム2DAYS。肉体的にも精神的にもキツい部分いっぱいあったんだろうなぁと……。あとやっぱ推しが日本人だとエゴサで傷つけてしまう可能性がグッと高まるので言葉には気をつけていきたいと自戒。。

 

改めて結成10周年おめでとう。メンバーも言っていたが、ファンから見ても、16人の個性的なメンバーが誰ひとり欠けることなく、ここまでたどり着いたことは本当に当たり前ではないと思う。歩みを止めず、着実に積み重ね、磨き上げ、あのライブをあの景色をあの瞬間をわたしたちに届けてくれた16人に心からありがとうと言いたい。

満員の東京ドームを見て、16人は何を思ったかな。またドームでライブしたいって思ったかな。ステージに立ち続けてくれる限り、これからもランペについていくからね!!!

f:id:kuraxkura:20240915051103j:image

*1:もちろん日本人でもプロモーション時に限らず、本当に本人の言葉かどうかなんてファン側はわかりようがない。ただ、その言葉や思いがライブに足を運んだときに「本物だ」と感じられるかどうか、それを求めているという意味だと捉えていただければありがたい。