The same Rainbow

LOVE DREAM HAPPINESS を追いかけて

【雑記】人生をかけて物語を紡ぎ出す:K-POPアイドルに魅了される理由とは

GW入ってなんだか暑い日が続きますね。皆さんいかがお過ごしですか?
いくつか前の記事でK-POPにドハマりしていると書きましたが、あまりの沼の深さにもう這い上がってこれないほどになってまして。絶賛韓国語勉強中です。語学の勉強なんて久しぶりです…笑
いろいろなグループの曲を聞いてみて、K-POPってめちゃくちゃ曲がいいなぁ(好みだなぁ)となりつつ、やっぱり一番はダントツでStray Kids(以降、スキズ)で固まった感じです。

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日本ファーストシングルとなる「TOP」のビジュアル!カッコいい!(公式サイトより)

と言いつつTXTも5月のカムバに向けて情報がバンバン解禁されていて、その中でもこのコンセプトトレーラーがすごくインパクトあってですね…

映像美と5人のビジュアルのよさと、不思議なBGMで彩られる独特な世界観が…もう、たまらん…!きっとものすごくコンセプチュアルな作品になっているんだろうなと今からめちゃくちゃ楽しみです。
そしてTikTokでひたすらK-POPの動画を見ていたらおすすめがBTS一色になってしまい、見ながらもう泣いたり笑ったり大変で。まさかつい先日まで明らかなアンチだったのが一転して彼らの壮絶な…いや、そんな言葉じゃ表せないな…伝説的な軌跡に魅せられて虜になってしまいました。ほんと『MIC Drop』の歌詞が刺さる刺さる😂
てか、このアンチからファンになるってハマり方……完全にLDHじゃないですか!!笑 危険だ、二度と上がってこれないぞ…
さて、今日はこの数ヶ月(どっぷりはここ2週間くらい)感じた「K-POPアイドルはなぜこんなにも世界中の人々を虜にするのか?」という壮大なテーマに対する自分の勝手な感想を書き散らかしたいと思います。

 

K-POPアイドルはファンを“感情移入”で虜にしていく

直球なタイトルですけど、何がこんなに沼なのかなぁと考えていて。ひとつ思い当たったのが、このツイートに書いてることなんですけど。(ツリーで4ツイートくらいつらつら語ってますw K-POP語るためだけのアカウントを作りました…笑)

公開オーディションとかリアリティショーとかそういうのからデビューする形って結構多くて。そこから応援してた人はもう、なんなら自分がメンバーの一員(は言いすぎだけど、隣で見守ってる)くらいの感覚で感情移入したり共感したりしてる人も多いと思うんです。10代~20代前半の若い子たちが努力して、勝ち上がったり挫折したり、仲間たちと笑って泣いて…ドラマ性が高いですよね。
じゃあ私みたいに「あとからハマった人はなんで沼に落ちてるの?」っていうと、プライベートがまったくないんじゃないかってくらい写真や動画がたくさんあふれてて、MVはもちろん、キレッキレのダンスを堪能できるパフォーマンス映像、ダンス練習の映像、楽屋や舞台裏、オフのときにメンバーと一緒にいる姿や食事の姿…もうとにかくなんでも見れちゃうんです。韓国の歌番組に出たときの映像もたくさん見れます。日本では考えられませんが、番組の公式がYouTubeに出演部分の動画を速攻上げてくれるんですよ。被せのときもありますが、生歌がうまいグループもいっぱいいます。
K-POPにハマったら必須のアプリ「VLIVE」での配信もマメで、ひとりでコメント読みながら質問に答えたり、途中でメンバーがやってきて会話したり、ご飯食べてる姿だったり…そういうのを自発的に(思える)配信してくれます。リアルタイムの配信だけでなくメンバーだけのトーク番組やバラエティ番組も定期更新されていて、BTSくらいの大きなグループでもそれは変わらないみたいです。
そして公式YouTubeで見れる動画がとにかく多い。MVやダンスはもちろんですが、個人にフューチャーされた動画(自撮りの1日密着とか)もあったり。ライブも撮影OKが多いし、出待ち入待ちの写真なんかもたくさんあります。得られる情報量が圧倒的なんですよ。毎日驚いてばっかりいます。まったく追いきれない。笑

↑たとえばこれ、スキズのI.Nくんが塗り絵するところをVLIVEで配信してたら、ヒョンジンくんが来て一緒にやるっていうめちゃくちゃ可愛い癒やし配信でした。

そういうのを見てると彼らがどんな大変な経験をしてデビューにこぎつけて、デビュー後もどんな苦労があってここまできてっていうのと、彼らのパーソナリティもどんどん分かってきて(もちろん「こういうキャラづけをしてグループでの立ち位置はこれで売っていく」という姿込みで)すっかり好きになっちゃってて…やっぱ人となりを知って、そしてメンバーの関係性を知るとハマり方が全然違います。基本的に宿舎での共同生活なのでそこもハマる一因なんです…!しかも強いのが本人たちの口から語られる場面が圧倒的に多いということ。まさに「尊い…」という感情がわく土台が作られるというか。
話の内容的に日本だったらカットされちゃいそうだな~っていう話もわりとそのまま映像に乗っていて、それをあとからファンになった人も公式の動画として見れるのもファン拡大に一役かってると思います。
スキズでいうと「Two Kids Room」っていう、名前のとおり二人ペアで短いトークをしてる動画がたくさん公式にあるんですけど…新規ファンが見ると多分「この子たちどんな壮絶な経験をしてきたんや…」とずっと涙溜めながら見る羽目になる動画があります。前述の通り“本人たちの口から語られるリアルな言葉”が満載です。

あと、デビューしてから売上のランキングだけでなく、パフォーマンスだったり、ダンスだったり総合で競わせてランクづけする番組もありますし、Web投票での「ダンスが上手いメンバーランキング」とか「ラップがうまいメンバーランキング」とかがあって、1位になると地下鉄に広告が出るとか、すごいのだとNYのタイムズスクエアに広告が出るってのもありました。
調査会社(?)から「市場に影響を与えているK-POPグループのメンバーランキング」とかいう指標が毎月発表されてて、それを元にCMや商品タイアップにつながってるらしく、もうとにかくめっちゃランキングが多いんです…!日本でもオリコンはありますけどK-POPは本当に比べものにならないくらい多い。実力主義かつ熱烈なファンが多いから成り立つのかなーと思うのですが。で、ファンは「頑張って○○を1位にしよう!」っていう団結力がすごい。やり方とか超丁寧にSNSに上げてくれてる人も多いです。韓国語から英語や日本語への翻訳もとても早いですし(公式も早いけど有志の方の字幕が本当に早くてめちゃくちゃありがたいです…)熱量がとにかく高い。

で、その根底には彼らにものすごいダンススキルと歌で魅せるパフォーマンス力の高さがあるっていうのが大きいポイントです。これなしにはK-POPがここまで世界的な人気にはならなかったと思うので。
MV再生数の操作が疑われたりすることもあるみたいですが、クオリティの高さに(特に世界で人気のあるグループは)正直かなりビビりました。ライブもまだ映像しか見れてないんですが、すっごいんですよ…私の語彙がなさすぎるけど、とにかく目が奪われる。こんなにも魅せるパフォーマンスをするのか…と何回も見たくなる感じです。私これを知らないで音楽好きとかライブ好きとか言ってたんだ!?!?って恥ずかしくなりました。
しかも超絶クオリティなのに「アイドル」だからファンサもすごいんだな~~~!!ギャップの宝庫すぎます。これもびっくりしたことのひとつですが、世界チャートで11冠(?)とか取ってもCD発売のたびにサイン会・チェキ会・ハイタッチ会やるんですよ…(これはスキズの話)接触イベの有無は売上に大きな影響を与えますよね。いやぁ何もかもがうまい。
ということでまんまとK-POP沼にずるずると引き込まれています。まだまだにわかなのでこれからもっともっと勉強していきたいと思います😊

生ける伝説、防弾少年団BTS)とは何者なのか

私が彼らを語るにはまだ爪の先ほどの情報しか得られていないので時期尚早だとは思うのですが、あまりにも感じることが多かったのでここで書かせてください。
ちなみに得た情報としては楽曲のMVや歌詞は前提として、先日YouTubeで2日連続配信があったBANG BANG CON(ライブどんな感じなんだろってチラ見するつもりが結構ガチで2日間見続けてました)、Huluで配信されている「We Love BTS 2019」、ファンのブログ、そして冒頭に書いたとおり大量のTikTokの動画です。VLIVEもさかのぼりたいところですがまだそこまでいけてない…。

↑ BANG BANG CONのときの公式のツイート。アミボム(公式ペンライトのこと)の被り物……😂BTSのツイート、一瞬で何万、気づいたら100万いいねとか超えてて桁が違います。最新のツイートなんて、いいね「212.1万」、リプライ「56.4万」て表示されてて「リプライってそんなにつけられるんや!?!?」ってビックリしました。

さて。BTSの名前はもちろんずっと前から聞いたことはあって、こちらの記事に書いたとおり、2018年のMステ出演が取りやめになったあの件で本格的に嫌いになって、彼らの楽曲もパフォーマンスも一度も見たことはありませんでした。
なんと私Twitterのミュートワードに「韓国」という単語を登録してるくらい嫌韓だったようで…ツイートをブラウザで表示しようとして警告が出てビックリしました。解除しとくかと思って設定見て再度ビビったんですけど、「BTS」もミュートにしてるやん…… 当時の私からしたら数年後にファンになってるなんて、つゆほども思わなかっただろうな。人生何があるか分からない。。思わずスクショ撮りました。(このスクショのあと上2つは解除しました。3つ目は全然関係ないやつです。笑)

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そんな人間が、ですよ。彼らの音楽を聞いて、パフォーマンスを見て、そしてファンや仲間を思う気持ちが強い彼らのパーソナリティを見て…正直ものすごく素敵だなと思ってしまったんですよ。しまったって言うのもアレなんですけど、私は随分長いあいだ損をしていたのだなと後悔しました。
歴史や文化から思想についてはお互い歩み寄れない部分は多分、きっと、あるんだと思います。でも彼らが世に送り出してきたものは素晴らしく、「ああ、なるほど、だから世界中をこんなにも熱狂させるのか」と合点がいきました。
今やBillboardに3年連続受賞式に呼ばれて、誰でも知ってる世界的なアーティストと肩を並べるグループですけど、その道が平坦ではなかったことを少しだけ調べたりして知って、雲の上の存在であるはずの彼らもまだ全員20代の若者なんだなと、本当に変な意味ではなく愛しく思いました。ちょっと話逸れますけど、リーダーのRMさん、喋ってるところを見てあまりにも落ち着いていて、雰囲気があるので同じ歳くらいかと思ってました…ごめんなさい、7つも年下だったわ…😂

こんな知ってからたった1ヶ月も経たないような、にわか中のにわかの人間がここまで心惹かれるってなんなんでしょうね。
いろいろな理由があるとは思いますが、ひとつは彼らの語る言葉やライブパフォーマンスから感じる凄まじい気迫、もっと言えば命をかけてこの仕事をやっているんだという覚悟がひしひしと伝わってくるところでしょうか。7人ともその意識がすごく確かで、日本語で表すなら「プロ意識」と言えばいいのか…なんかその単語では表すことができない、それ以上のものを彼らからは感じますが。
というかBTSだけでなく、K-POPのグループって言葉で伝えることがうまい人がとても多いですよね。言葉選び(もちろん私は翻訳を見てるので彼らの言葉そのものではないんですが…)とか、言い方とか…考え方がすごく深い。私は30代ですけど、歳だけ重ねてもああいう思考の深さにはならなくて、経験からくる言葉なんだなと改めて思いました。
ちょうどHuluのロングインタビューは今日見たんですけど、BTSのてっぺんまで上り詰めたがゆえの苦悩が感じられて心苦しくなる部分もありました。
1位を取るとか賞を取るとか、ドームやスタジアムでライブをしたいとか、ワールドツアーをしたいとか…そういう明確な目標があったときよりもずっと、今を維持していく(維持しながらも何かは更新していかなければならない)ことがいかに難しいか、彼らは知っているんでしょうね。そしてBTSというものがあまりにも大きくなりすぎて、個としての自分は何なのかと考え込むこともあるのかなというのも感じられました。
そんなシリアスなシーンも見せつつ、結構バラエティ色強めのこともやってたりして、もっとカッコつけたスマートなグループかと思ってたのでいい意味で驚きました。メンバー同士とても仲がよくて…絆を感じられる場面がすごく多いのも印象的でしたね。
これはBANG BANG CONのライブのMC見てても感じたことで、それを見てたとき私はまだメンバーの顔と名前が一致してなかったんですけど、MCの彼らの言葉と涙を見てダーダー泣いたんですよね。思い入れとかそういうのはまだなにもないはずなのに、なんて壮絶な人生なんだろうと、地球上で生きてる99%の人が一生経験できないような輝かしい道を歩んできてトップに立っている人たちなのに、なんでこんなに苦しそうに見えるんだろうと…ヤバい、思い出しても泣けてきた。。笑
ライブのMCはたしか過去の苦労を思い出して涙してたんだと思うんですけど(英語字幕しかなかったので100%は理解できてない)別のなにかのドキュメンタリーかインタビューで「人々から嫌われていることが怖かった」と語っているシーンがあって、すごく印象に残ったんです。嫌っている側だったからこそ、華やかに見えるけど、彼らもまた人間なのだと…深く傷つくこともあるのだと…当たり前なんですけど、理解できた部分がありました。そういう弱さや人間らしい部分が垣間見えるところもファンの心を掴むひとつの理由でしょう。

そしてなんといっても楽曲ですよね。MVの世界観や歌詞から何をコンセプトとしていて、何を伝えたいのかが結構ハッキリしていて、考察を見るのがとても面白い。風刺っぽいのも意外にあって、知る前とは印象がだいぶ変わりました。 
楽曲とMVのビジュアルで一番好きなのは『DNA』(もうすぐ10億再生!)なんですけど…ってここに貼るまでもないけど貼ってみます。

鮮烈な色遣いが印象的な『DNA』。これ多分日本の歌番組でも歌ったりしてるはず…当時の私はもちろんまったく知らなかったわけですが…。
MVは『Blood Sweat & Tears』も大好きです。これすごーーーく惹かれるんですよね。なんなんだろ…宗教モチーフだから?絵が美しいから?何回も見てます。

そしてK-POP共通のすごい点、ダンスです。練習動画ですらダンスのクオリティがものすごい。衣装でもないしメイクもしてないのにこんなに惹きつけられるって…どういうことだ……すごい…(すごいしか言ってない)

この『IDOL』もめっちゃ好きな曲です。彼らの作品のひとつのテーマになっている「自分を愛すること(自分を肯定すること)」が分かりやすく現れている歌詞で、メッセージ性がとても強いです。解釈についてはこちらの記事がとても丁寧に書かれていて読み応えがあったのでぜひ。

koke53.com

BANG BANG CONのときにツイートを漁っていたらファンの方は『花様年華』が好きな方が多いみたいで、『LOVE YOURSELF』もそうですけど、アルバムが連作になっていて、受け取る側に物語性を感じさせる作品が多いのが素敵だなと思いました。初期のかなりダークなHIPHOP色強めの楽曲が好きな方はのちの路線変更に戸惑う方もいるみたいですが、こういうのは結構どんなグループもぶち当たる壁なんだな(BTSほどのグループでもそうなんだな)と思ったりもしました。
「人生で最も美しい瞬間。青春」を意味する言葉をコンセプトにしたアルバム、本当に素敵ですよね……オタクこういうの大好きじゃん…。
とか呑気に思っていたら、韓国には兵役があるので、BTSのメンバーもそろそろ行かないといけないらしく、それ関連のファンの方のツイートを見てると本当に心が痛いです。日本人にはなかなか理解が難しいところですし、20代の貴重な約2年間ほどが活動できないというのはグループにとっては辛いところだと思います。
それに……これは多分噂されてるだけかと思いますが、ここまでトップにのぼりつめたBTSはもうそろそろ幕引きを考えているのではというのも見かけます。
K-POPアイドルってだいたい7年くらいが寿命だって言われてるらしくて、「えっそんな短いの!?」と驚きましたが、次々に若いグループも出てくるし、あれだけ激しいダンスをしないといけないので無理も出てくるんですかね…(もちろん30歳超えても活躍しているグループもたくさんいると思いますが!)とにかくグループが多いから1年経たずに消えていくのも普通だと聞いて…日本も似たようなところはあるにせよ、やっぱり厳しい世界だ…そういう競争にさらされながらも生き抜く姿にまた惹かれるんでしょうけど。

いろいろ書いてきましたが…ファンの方からしたら、ミュートワードに設定するほど嫌ってた人間が今さら彼らのよさを知ったふうに語るなって絶対思いますよね…本当にすみません。でもほんの短期間でも彼らから受けた衝撃が大きくて、どうしても書き留めずにはいられませんでした。
今回こうしてブログにしましたけど、思ったことをババっと書いたツイート(一部内容は重複)もしてたので載せておきます。あとで見返したとき、K-POPに初めてハマったときの新鮮な気持ちを見るのも面白いと思うのでこういうのはどんどん残していこう。

 

やばい…BTSだけで長くなりすぎた。。笑 ほんとはこの記事に以下の2つも書こうと思ってたんですけど
「コンセプトトレーラーから見るカムバを控えたTXTの新たな挑戦」
「Stray Kids公式動画「Two Kids Room」から見えるK-POPという世界の厳しさ」
また次に書きたいと思います!書きたいことがたくさんだ~!笑

最後に…これを書くかどうかちょっと迷ったんですが、スキズがベルリン公演でパフォーマンスしてる映像を見たとき、(あえてすごく差別的な表現をしますが)アジア人のステージを欧州の(白人の)方々が熱狂して見ていて…なんというか、すごく不思議な感覚がしたんです。特にスキズは小柄な子が多いのもあって、客席との対比もすごいなと思ったんですけど。
欧州の人がここまでアジア人に熱狂することってあるんだ…って、K-POPってすごいな…って、ちょっと大げさかもしれませんが感動しました。なんかやっぱり音楽ってアメリカだったりUSだったりが上にいて、Billboardチャートに載ることがステータスだったりもするし、だからすごく嬉しいなぁって思いました。