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【ライブ】GENERATIONS 5大ドームツアー「少年クロニクル」ファイナル(LV)で感じたこと

今日は福岡のヤフオクドームで開催されたGENERATIONS(以下、ジェネ)のツアー「少年クロニクル」のファイナル公演をライブビューイングで見てきた。

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過去の記事を読んでくださったことがある方は「あれ?ジェネも好きだったの?」と不思議に思うかもしれない。というのも私がこれまで行ったLDHグループの単独ライブは三代目から始まり、三人兼任メンバーがいることからEXILE、楽曲にどハマりしたEXILE THE SECOND、同じく楽曲と登坂くんソロでのオープニングアクトのパフォーマンスに引き込まれたTHE RAMPAGE、そして初のホールツアーを先日終えたFANTASTICS…と、GENERATIONSは入っていない。
単独ツアーをまだおこなっていない(来年に控えた)BALLISTIK BOYZを除いて、唯一単独ライブに行ったことがなかったのがGENERATIONSだった。
これはいろいろな先入観と事象が重なり避けていたというのがひとつ、そしてジェネ高(AbemaTVの番組)やじぇねちゃん(LDH TVの番組)から感じていた、あえて悪い言葉を選ぶとすると「悪ふざけが過ぎる」という印象があったというのがひとつ。
ただ、BOTやフェスでジェネのパフォーマンスを見たことはもちろんあり、もう少し見てみたいような…単独も少し気になるような…という気持ちはずっとくすぶっていた。(前回のドームツアー「UNITED JOURNEY」にも申し込もうか悩んだことがあった)

そんなときファイナル公演をライブビューイングとLDH TVで上映するという情報を得て、さらにナイスタイミング過ぎることに週刊EXILEで4週にわたってGENERATIONSの過去を振り返る特集をしていたのだ。現ランペのサポメン目当てに見ていたはずが、すっかりジェネの過去を振り返り目頭を熱くしていた。
そしてTLに流れる「少年クロニクル」のライブレポ、何よりジェネファンのフォロワーさんの言葉もあり、LDH TVではなく映画館で見ようと決意したのであった…(導入長いよ)

以下、ライブツアー「少年クロニクル」はもちろんのことジェネの単独ライブ初見、メンバー全員の顔と名前は分かるものの楽曲も半分くらいしか分からない、インタビューや雑誌、モバイルのブログも追っていないという完全なる“にわか”が感じたこと(レポではない!)をつらつらと綴っていこうと思う。おそらく順番バラバラ。

 

まず、初めて「少年クロニクル」というツアータイトルを聞いたとき、「うーん…」と思ったのが正直なところだ。(情報はTLに流れてくるので解禁と同時には知っていた)LDHのライブは三代目でいうと「METROPOLIZ」「RAISE THE FLAG」、EXILEでいうと「STAR OF WISH」、ランペでいうと「THROW YA FIST」と英単語でカッコいい感じがセオリーっぽい。そんな中「少年クロニクル」……という気持ちは今日LVを見たことによりしっかり昇華された。
最初に全体的な感想を述べてしまうと、「なるほど、これがGENERATIONSというグループの魅力か」と腹落ちし、そしてとても楽しく、幸福感で満たされたということに尽きる。
彼らのことを誤解していた…というと大げさなのだが、「お客さんを楽しませよう」と「自分たちも楽しもう」が同じくらいのバランスで存在している(と見ている側が感じる)ということに少し驚いた。これが他のグループとは違う。「自分たちも楽しもう」はもちろんそう言っているグループばかりだが、ジェネの7人の表情とパフォーマンス、歌声はそれがものすごく伝わってくるものだった。みんな笑顔がとにかく素敵で、特に中務くんがあんなに笑顔が多いとは思ってもみなかった。
私は今日ですっかり数原くんの虜になってしまったのだが、満面の笑みというのではないけど、微笑むような、はにかむような笑顔がとっっっても可愛くて…いかつめの容姿と澄んだ歌声だけでもギャップがあってズルいのに、さらにいろいろズルい人だった…!
しかもMCがめちゃくちゃうまい。聞いててハラハラしないというのはBOTのときも感じたが、安定感があるのは歌声だけじゃなくMCもだったのかと虜になった。ちなみに片寄くんも落ち着いて話す人なので、メンバーのおふざけにいい感じに突っ込むし、ジェネは二人ともトークが安定していていいなぁと感じた。

オープニングで子ども(キッズダンサーかな?)が出てきて、幼少期にありがちな「ちょっと男子~」とか「好きな子いる?」みたいなやり取りをしている。どうやら名前からするにメンバー7人の子供時代(?)ということらしい。オープニングムービーも子どもたちが河原に集まって遊んでいる…とこれも他のグループにはない感じの雰囲気だった。もちろん、ストーリー調というのはよくあるのだが、ノスタルジックというか…近未来でもない、サイバーでもない、宇宙でもない、というのは珍しい。
このライブ、大きな目のモチーフが印象的で、ツアータイトルと同名のアルバムのジャケットもそうなのだがメンバー紹介の際にモニターに映った映像の色合いと最初の衣装の色合いのインパクトはすごかった。奇抜…というか、カラフルとも違う、不思議な印象だった。モチーフは「20世紀少年」からも影響を受けているのだろうか。
聞いたことのない曲も含めて、ほんとなぜ今まで聞いてこなかったんだろうと思うほど好みの曲ばかりだった。もともと数原くんの歌声にものすごく惹かれる部分があり、テレビ歌唱はもちろん、直近で言うとハイロープレミアムライブのシークレットゲストで歌ってくれた「Nostalgie」を聞いたときに、彼も人の心にしみる歌をうたう人だなと認識した。
今日さらにその認識を強くした。というのもドーム公演、しかも3時間近く(パフォーマータイムがあるとはいえ)歌いっぱなしで3日連続とは思えないほどの安定感、ほんとに外さない…すごい……正確さの上に感情が乗るから、今日何回「数原くんの歌ってすごいな…」って心の中で言ったか分からない。
片寄くんははっきり言ってめちゃくちゃうまい・正確であるというタイプのボーカルではない、と私は思う。でも数原くんとツインボーカルであることのよさだったり、二人の声が重なったときの魅力だったり、そういうのを引き出すには片寄くんの声じゃないと駄目なんだろうなと思う瞬間がいくつもあった。声の相性がいいのだろうか…?掛け合いも、ハモリもそんなに回数が多いわけではないけれど、これは単独ライブに来なければきっと気づけなかったと思う。
ライブの中でいくつも書き起こしたいところはあったのだが、やはり1回だけでは覚えきれず…Twitterでも書いていたのだが、東京公演を見に行けばよかった…と後悔しているがあとの祭りである。
その中でも一番私が盛り上がったのは『SNAKE PIT』である。これは映画「HiGH&LOW THE WORST」のオロチ兄弟(中務くん・小森くん)のテーマだ。二人のアクションシーンがかなり熱くて、オロチ兄弟やん!!!って叫びたかった。笑 この曲はとにかく片寄くんの表情がめちゃくちゃにかっこよくて、「これ…片寄くん推しやったら死んでたわ…」と10回くらい思った。彼はいつも王子スマイルで物腰柔らかなイメージなので、『SNAKE PIT』で見せた悪い表情はギャップがすさまじかった。表の顔と裏の顔があるマフィア役とかやってほしい…。
関係ないが、今思い出したので書いておくと、あとのほうのデニムっぽい衣装で片寄くんの脚が長すぎてビビった。スタイルが良すぎる。

そしてもうひとつ心に残っているのは、レオくんから始まるパフォーマーのソロダンスだ。昨日見た12/14のレポで「レオくんの煽りがめちゃくちゃ熱くて、いつもはパフォーマータイムは見守るタイプの人が多いのだが本当のダンスのショーケースみたいに歓声で溢れた」とあり、ぜひ体感したいと思っていた。
今日その熱を目の当たりにした。ファイナルに込める思い、ここまで、ファイナルまで来た思い、ファンへの期待、俺のダンスを見ろという情熱を浴びて、映画館は熱狂に包まれた。それまで静かに見ていた人も抑えきれず声を出していた。レオくんについては朗読劇「もう一度君と踊りたい」でこんなに感情を出せる人なのかと驚いたことがあったので、今日はそれとは方向性は違うがまた感じることができて嬉しかった。
私の中でダンスは中務くんの圧勝だった。ソロパフォーマンスの初っ端からグッと惹きつけられて、「この人、すごい」と終始まばたきも忘れて見入った。

何の曲のときだったか忘れてしまったが、メンディーのコーナー(TAKAHIROさん面白すぎた…w)のあと6人の元へメンディーが合流したとき、メンディーと並ぶと数原くんが小柄に見えてめちゃくちゃ可愛くてヤバかった。表情も柔らかくて…。
あとここの記憶と若干混同しているが、楽器の演奏をする7人もとてもよかった。木琴と鉄琴はまだ分かるとして、リコーダー…笑 というかそうだ!!!ドラム!!!ほんとに!!!ドラム姿は反則です!!!絶対好きになってしまう~~~めっちゃカッコよかったな……てかドラム叩けるとか聞いてない…(下調べ不足)
One in a Million』はテレビで聞いてすごく好きな曲調で楽しみにしていたのだが、女性ダンサーさんとの絡みがある曲で残念ながらあまり聞こえなかった…これは三代目の『君となら』も同様で、ファンを過信しすぎているというか、、、せっかくいい曲なのでもう少し落ち着いて聞けたらなと思った。ただ、私から見たらジェネも全員年下で可愛い男の子たちとしか思ってなかったのが、女性をうしろからハグしたり、手を引いたり、肩を抱いたりするシーンを見て、ちょっとドキッとしてしまったのでいい発見だった。

アンコール前の小芝居で、「3年A組」のパロディー(の他にもなんかいろいろ要素があった気がするがw)をしていたのがめちゃくちゃおもしろかった。初見だったのでほんとに爆笑してしまった…メンバーがちょいちょい笑いを堪えられてなかったのも面白かった😂
最後は大好きな『AGEHA』をやってくれて、今日ライブビューイングだけど見に来てよかったなと心から思った。やっぱり現場に行かないと分からないことだらけだ。ジェネのことをイメージやライブ以外の部分で判断して、危うくこの素晴らしいエンターテインメントを受け取れないままだった。
もちろん初見の新鮮さ、これまでの単独ライブを1度も見たことがない状態であること、なにより彼らについてほとんど知識がないことから単純に楽しめる条件がそろっていたのも事実だ。(三代目のRTF初日を見たときの物足りなさは、彼らへの期待が肥大化していたがゆえだった)
ただ、それらを差し引いても楽しかった。本当に楽しかった。楽曲が全部分からなくてもこんなに楽しいのかと驚いた。
「メンバーのわちゃわちゃ」というのはどのグループでも聞く単語だが、ジェネを見てこれが本物だな……という気持ちになった。なんというか、わざとらしくなく、本当にいい関係なんだなというのが伝わってきた。自然と距離が近い。
これを書きながらアルバム『少年クロニクル』を聞いていた。ライブ直前にダウンロードして1周だけした、このアルバムを今聞くとまた全然違った気持ちになれる。
少年時代に思い描いた“夢”とは違うかもしれないけれど、自分たちは今“夢”を叶えているよと全力で伝えてくれた気がする。そんなライブだった。

 

(余談)見終えた直後に気持ちだけでツイートしたツリーも載せておく。似たようなことを書いているが、こっちのほうがパッションは伝わるかもw