The same Rainbow

LOVE DREAM HAPPINESS を追いかけて

【感想】Kingdom延期によせて:Road to Kingdom通称“ロトゥキン”とはなんだったのか -Part.1-

2020/12/12 追記:

MAMA 2020でKingdomに続報がありました!
Road to Kingdomの優勝者THE BOYZに加え、ATEEZ、Stray Kidsの参加が決定。この2組は事前の噂でも有力候補として挙がっていたのでやはりかと思いました。3組ともMAMAでのステージが素晴らしかったのでぜひごらんください。特にTHE BOYZのステージはロトゥキンを見ていた人には嬉しい演出でした…!

[2020 MAMA] THE BOYZ_Open the gate of hell + The Beginning of the End(REVEAL + CHECKMATE) - YouTube

[2020 MAMA] ATEEZ_Dona Eis Requiem(INCEPTION + Answer) - YouTube

[2020 MAMA] Stray Kids_Victory Song(MAMA Ver.) - YouTube

[2020 MAMA] THE BOYZ X ATEEZ X Stray Kids_Triangular Fight - YouTube

スキズが出るということでロトゥキンを見たい方も多いと思います。現時点、日本語字幕つきは正規にはMnet Smartでしか見ることができません。ただ、動画自体はほとんどぶつ切りでMnetのYouTubeチャンネルにアップされているため(ただし英語字幕のみ)時系列順に並べたリストを作成しました。※公式動画なので再生しても私には何も利益は発生しません。安心して見てください!

対面式~90秒パフォーマンス第1回バトル(カバー)第2回バトル(自曲)第3回バトル前半(コラボカバー)第3回バトル後半(単独カバー)ファイナルバトル(新曲+ボーカルSPステージ)

↑ 追記ここまで ↑

 

以前からキャスティングが難航していると情報が出ていた「Kingdom」本戦ですが、7/29(水)ついに公式から年内放送は断念とのお知らせが出ました。
リンク先の右上の地球マークから「あ」を選ぶと(若干違和感ありますが)日本語化できます。K-Styleさんからも記事が出ていました。

news.kstyle.com

この「Kingdom」に出演する権利をかけた予選をサバイバル形式で繰り広げたのが、本記事の主題である「Road to Kingdom」通称ロトゥキンです。

簡単に説明すると、デビューしている7つのボーイズグループがテーマに沿ってパフォーマンスをして、さまざまな投票により評価され勝ち残ったものがキングダムという本戦へ出場するというサバイバル番組です。
詳しくはReal Soundさんのこちらの記事にて。

このロトゥキンについては、過去ブログでも何度か触れており、また、Twitterでは毎週感想をつぶやきまくっており、ひとりでそれはそれは盛り上がっていました。
日本ではMnet(とネット配信のMnet Smart)で放送され、私はMnet Smart会員なので毎週木曜に本放送を見て、そのあと遅れて配信が始まった日本語字幕版も見ました。ちなみにMnet Smartではアーカイブ化もされているので、好きなシーンはそれでも何度か見ています。

この記事では、なぜ私がそこまでロトゥキンにハマったのかをお伝えするとともに、キャスティングが難航する理由を(個人的見解で)解き明かしつつ、結果的には「ぜひともK-POPの男性グループ沼にハマっていただきたい!!!」という熱い思いを受け取っていただければと思います。ロトゥキンはむしろK-POPファンじゃない人、もしくはハマりたてでまだよく分からんという人こそ楽しめるんじゃないかと感じています。
なお、毎度のことですが、私は今年に入ってからK-POPのファンになり、韓国語も理解できない超絶新規ファンです。しかも、今回大前提となるのがロトゥキンに出演したグループに普段熱心に追いかけているいわゆる推しグループがいなかった人間です。ここがすごく重要なんで太字にしました。これを踏まえて読んでいただければ幸いです。

※紹介している動画はすべてMnetの公式YouTubeにアップロードされているものです。
※私がメンバーのセリフなどを抜粋して書いているところはMnet Smartで配信されている日本語字幕版を参考にしています。パフォーマンス以外も再生リストにほとんど上がっているのでよければ動画(英語字幕のみですが…)も探して見てみてください。

そしてあまりにもお気持ちが溢れて1記事にまとめられなかったので、本記事では顔合わせ~90秒パフォーマンス~第1回バトル~第2回バトルまでを書いています。

 

 

“外から見た”ロトゥキン出演グループ

外から見たというのは、そのグループのファンダムに属さない、ただのいちK-POPファン(しかもド新規)から見たという意味だと思ってください。
ロトゥキンに出演した7組のうち、私がグループ名を知っていたのは実はONEUSだけでした。とは言えメンバー全員の名前は覚えておらず、もうほんとただ通りすがりに「Mnet Smartに月2,300円も払ってるのにエムカしか見てないのもったいないな~」と思ってたまたま見たのがロトゥキンだったというだけです。
K-POP好きな方なら今年4月にデビューしたばかりのTOOを除いて、6組の名前はひとまず聞いたことがあるのではないでしょうか。まずは番組が始まる前の事前評価用の短い動画と合わせて軽くグループの紹介をします。紹介は公式の動画掲載順になっています。再生数は7/29の21時頃の時点です。

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画像はこちらの記事からお借りしました。

골든차일드(Golden Child) 約93.4万再生:Woollim所属、2017年8月28日デビュー、現在メンバーは10人、最年長は27歳、最年少は19歳、2019年12月26日にエムカにて『WANNABE』で初の1位を獲得。
더보이즈(THE BOYZ) 約64.7万再生:Cre.ker所属、2017年12月6日デビュー、現在メンバーは11人、最年長は23歳、最年少は19歳、2019年5月7日にTHE SHOWにて『Bloom Bloom』で初1位を獲得。
베리베리(VERIVERY) 約23.3万再生: Jellyfish所属、2019年1月9日デビュー、メンバーは7人、最年長は24歳、最年少は17歳。
온앤오프(ONF) 約20.6万再生: WM所属、2017年8月2日デビュー、現在メンバーは6人、最年長は26歳、最年少は21歳。
원어스(ONEUS) 約31.3万再生:RBW所属、2019年1月9日デビュー、メンバーは6人、最年長は24歳、最年少は20歳。
펜타곤 (PENTAGON)
 約43万再生:CUBE所属、2016年10月10日デビュー、現在メンバーは9人(うち1名活動休止中、もう1名は番組途中で兵役へ)、最年長は28歳、最年少は22歳。『빛나리(Shine)』のMVは1.9億再生を超えている。
티오오(TOO) 約19.5万再生:n.CH所属、2020年4月1日デビュー、メンバーは10人、最年長は21歳、最年少は18歳。

この動画の再生数っておそらくロトゥキンが始まる前の各グループの人気度と言ってもいいと思うんですよね。(もちろん番組終わったあとでファンになって見た人もいるでしょうし、一概には言えないのですが…なんとなくの目安にはできるかなと。500本ある再生リストの中の一番下にある動画なのでたまたま見るっていうのもあまりなさそう…)
結果を知っている人が今この再生数を見るとちょっとビックリするんじゃないでしょうか。それについては以降で触れます。
紹介のところにも書いたとおり、PENTAGONは活動歴が4年弱あり、代表曲も持っています。顔合わせ時は最後に登場し他のグループの子たちが「マジか……!」という反応をしていたのを覚えています。
対するTOOはデビューから間もない参戦。みんな「誰だ…?新人?」となっていましたね。デビュー活動とロトゥキンを同時進行していたという恐ろしいスケジュール。相当大変だったようです…。もちろん他のグループもカムバこそしていないもののカムバ準備や本来のグループ活動があるので苦労したとのちに語っています。

私はいずれのグループへも番組当初はほとんど思い入れがなく(ONEUSは『LIT』という曲が大好きでMVだけ見ていましたが)本当にフラットな目線で見れたと思っています。グループのたどってきた道のりも、メンバー同士の関係も、どんな楽曲があってどんなパフォーマンスをしてどんなイメージを持つのかも、本当に何も知りませんでした。それが彼らの言葉やパフォーマンスに触れてダバダバ涙を流すほど感情移入してしまうなど、番組を見始めたころは微塵も思っていなかったのでした……

 

ボーイズグループが“音楽番組で1位を取る”ということ

ここはただのお気持ちなので飛ばしていただいて大丈夫なのですが、どうしても書きたかったのでこんな上に置いておきます。笑
ロトゥキン出演グループには、さきほど紹介したとおり音楽番組で1位を取ったことのあるグループもいます。しかし、この動画に込められているとおり… 

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「ボーイズグループがいったいどれほど存在しているか知っていますか?」
1位を取ってインタビューを受けている人気グループのうしろに映る自分たち。街頭インタビューで名前の挙がるグループに自分たちはいない。記憶に残るアイドル、歌手になりたい……この1分の動画は一部の華々しいグループを除いて、K-POPのボーイズグループの苦しさが現れているなと思いました。
私はまだK-POPファンになって浅いので知識が偏っているかもしれませんが、ランキングでは大衆人気が高いガールズグループが圧倒的に強いイメージがあります。次点で女性のソロ歌手(アイドルのソロ活動も含む)でしょうか。ボーイズグループが1位候補に挙がるのすら苦労しているのを何度も見てきました。もちろんBTSやEXOといった巨大なファンダムを持っているボーイズグループはまた話が別なんですが…。
これは番組を演出するためのただの1つの動画に過ぎません。でも、どれだけいい曲を出しても、どれだけダンスがうまくても、MVが再生されても評価されないという現実があります。私がこう言い切るのはロトゥキンだけでなく、韓国の音楽番組(週に6つある)をここ3ヶ月ほぼ欠かさず見て「7組のグループ、いや、ステージに立っているすべてのグループは何かが劣っているわけではない」と思ったからです。
これは私が30年余りJ-POP一筋だったからこその意見なのですが、日本のアイドルやデビューしたてのグループにある「ちょっと足りていないけど一生懸命で応援したくなるな」っていう気持ちをK-POPでは感じたことがないんです。デビューしてステージに立っているグループのパフォーマンスの完成度は本当にすごい。
それでも優劣をつけられる。ロトゥキンもまさに投票で生き残るか、脱落するかが決まる番組でした。活動歴が長いPENTAGONはきっと出演することに迷ったと思うんです。どう考えても自分たちが一番経験値が高い、もし後輩グループに負けたら…そう考えなかったはずがない。Golden ChildやTHE BOYZ、ONEUSもすでにある程度ファンを掴んでいて番組に出ることでプラスになればいいですが、マイナスになる可能性だってある。スキルがあっても知名度がついてきていないVERIVERYやONFはファン投票があったら不利なのではないかと思ったはずですし、そもそもTOOは圧倒的にファンの数が少なく動画の再生回数が評価に影響するというシステムは不利だった。でもどのグループも本当に真剣に取り組んでいて、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
だからロトゥキンで見たすべてのステージがすごく心に残って、パフォーマンスを見るのって最高だな~~~!!!と叫びたくなったのでした。

 

ロトゥキンにハマる3つの魅力

本題に入る前に、私はロトゥキンの魅力は大きく3つあると思っていて…

魅力1:豪華なセットと演出で見せる楽曲のよさと圧倒的なパフォーマンス
魅力2:グループ間の交流と他グループへのリスペクト&リアクション
魅力3:各グループの背景にあるドラマティックなストーリー

そのあたりをちょっと意識しながら説明できればなと思います。

 

各バトルの動画で見るロトゥキンの魅力

さてようやく本題です。ここではロトゥキンの動画を時系列で見ながらおすすめポイントなんかを紹介したいと思います。その前に全グループの顔合わせ動画を見て、なんとなくメンバーの顔と雰囲気を掴んでおくとあとが楽しいので見ておきましょう。

 

全グループ顔合わせ

はじめに入場してきたのはTHE BOYZ。11人という人数の多さからミュージカルのような華やかなパフォーマンスが魅力で、何より全員センター張れるほど顔がいいと言われています!
続いてはVERIVERY。このときはまだみんなわいわい笑顔が……😂VERIVERYといえばやっぱり「칼군무(カルグンム)」。これはのちほどパフォーマンス動画でたっぷり見ましょう。
次はONEUS、白い衣装が眩しい!実はVERIVERYとデビュー日が同じなんですよね。しかもONEUSのレイブンくんとVERIVERYのドンホンくんは練習生の同期だったとか。
Golden Childは他のグループと違って入場時めちゃくちゃ明るい…w テロップでMCみたいと書かれてます。笑 Golden Childもビジュアルいいですよね~。
ONFは他グループが立ち上がって喜んで迎えているのが印象的です。特にVERIVERYと交流があるみたいです。VERIVERY人脈広い…?w
続いてのTOOは上にも書きましたが他グループの戸惑い方がすごい。。笑 新人らしく元気いっぱいに挨拶してるのが眩しいですね。
最後に登場したのはもちろん…PENTAGONです。全グループ驚いて口を開けています。「最後に登場するグループには理由がある…」と言っている子も。グループインタビューで「競いたくないグループは?」で複数のグループから名前が挙がっていたほど。リアクションを見ると、いかにPENTAGONが他のグループとは一線を画していたかが分かります。

 

90秒パフォーマンス

まずは顔合わせの90秒パフォーマンスです。パフォーマンスを見てる側のグループのリアクションも面白いのでぜひ見てみてください。以降、曲名を書くときは英語表記を使います。

TOO:一番手は新人のTOO。「僕らが出演すると聞いた人々の反応はよくはなかったと思うので一生懸命準備しました」というセリフから読み取れるのは、おそらく彼らがロトゥキンの主催であるMnetのサバイバル番組からデビューしたグループで、Mnetが彼らを推すために出演させたという噂があったからです。デビュー1ヶ月の新人にこんな思いをさせるなんて……!と思う面もありますが、TOOを知ることができたのはよかったなと。パフォーマンスはとてもデビュー1ヶ月とは思えない迫力です。

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THE BOYZ:とにかく雰囲気作りがうまい。うますぎる。花郞のコンセプトを剣舞で見せているのですが、パフォーマンスがうますぎて見てる全員「うぁあああ」とか「うぉおお」とか声がめっちゃ出てます。笑 人数が多いのでフォーメーションも多彩で、こうしてみるとやはり頭一つ飛び抜けていたのかなと思わされます。90万再生超えてる…。

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PENTAGON:『Shine』のイントロで始まるんですが、演出がかなりダークで驚きます。かなりガチです。他グループ全員後輩ですが手加減などしていません。「Pentagon is the king」というセリフからも伺えるとおり完全に威嚇してます。覇気がすさまじすぎて時が止まったようでした。経験値の高さを見せつけた90秒となりました。

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ONF:上にも書きましたがONFは業界内でファンが多いのか…?この『We Must Love』が始まったとき喜んでる子が多くて「この曲好き!」と言ってる子もいます。「愛することになるよ」という歌詞は印象に残りますよね。いや、ほんとにいい曲が多くてですね…なんでこんなに知名度があまりない(なかった)のか不思議過ぎます。もちろんパフォーマンスもうまい。PENTAGONのフイさんが「うますぎる…!」と思わず声を出すほど。

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Golden Child:自分たちの世界観に観客を引っ張り込むのがうまいGolden Child。開始から惹きつけられます。動きに統一感があって人数が多いのにバタバタしてないのがすごい。「一番バトルっぽい!」と声が挙がっていたとおりめちゃくちゃカッコいいパフォーマンスでした。

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VERIVERY:ボーカル担当もいるはずなのに…なんだこのダンスのうまさは……とこのあと何回も言うことになると思うんですが、ほんとに揃い方が尋常じゃない。もしロトゥキンが派手な演出や小道具禁止の素のパフォーマンスだけの評価だったらまた全然違った結果になった可能性もあるのかなと一瞬思うほどです。このときカンミンくんが足をくじいてしまうんですよね。。最後まで踊りきったプロ根性に脱帽です。

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ONEUS:しなやかさと優雅さを持つONEUSのダンス、強めの世界観をしっかり消化できるグループとしての個性の強さ…!強烈なインパクトや力強さこそ若干欠けるかもしれません、でもONEUSにしか出せない雰囲気のあるパフォーマンスにいつも私は心奪われてしまうのです……(思わずポエムになる)

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さて全員の90秒パフォーマンスが終わりました。顔合わせでしたしこれで一旦終わって……と思いきや、このあとMCから「自分たちを除く6つのグループを順位付けしてください」と言い渡されます。ただし、順位で点を獲得しますが、バトルとは無関係だとも言われます。そう…これは同じプロとしてどう評価されたかという名誉のための順位付けだったんです。残酷だ……
ここでの順位は1位:THE BOYZ、2位:PENTAGON、3位:VERIVERY、4位:Golden Child、5位:ONF、6位:ONEUS、7位:TOOとなりました。
そしてロトゥキンでは途中で“2組が脱落する”とMCから告げられました。

 

ロトゥキンの評価方式

バトルに入る前にルールを軽く説明しておきます。
ロトゥキンは全4回のバトルがあり、第1~3回バトルまでに獲得した点数、ファイナル前に同時発売される音源点数、生放送での投票点数の3種類の点数が合算されます。そしてオンエア後のネット上での動画再生回数も加点対象でした。それぞれの最大点数を整理すると…

・第1回バトルの最大点数:10,000点
・第2回バトルの最大点数:10,000点
・第3回バトルの最大点数:15,000点
・動画再生回数の最大点数:15,000点
・ファイナル前に同時発売される音源の最大点数:15,000点
・生放送での投票点数:35,000点

動画はフル映像のみが対象で、集計期間は7組とも同一、ファイナルに進出する5組の最終点数に加算されるというものでした。本来は客入れをしての評価を考えていたみたいですが、こういった状況なので動画再生回数にしたみたいです。結果的に海外からも参加できてよかったなと思います。各バトルでの評価方法の詳細は以降で記述します。

第1回バトル:SONG OF KING

K-POPグループのボーイズグループで「王だと思う方々の曲」でパフォーマンスする、1回戦はカバーパフォーマンスです。楽曲選び、アレンジ、振り付け…ここから数回それらを実施するわけですが…大変な道のりのスタートです。
曲をどのように選んだか、どうステージを作り上げていったかの過程も一部動画が上がっているのでのちほど紹介しますが、さきにパフォーマンス動画を見てみましょう。こちらも見てるグループの反応も面白いのでリアクションありバージョンを載せます。
パフォーマンスの順番は対面式で1位になったTHE BOYZに決定権がありました。(他のグループは希望の順位にしてもらうためTHE BOYZにアピールしてましたw)
第1回バトルの評価方法は対面式同様、「100%7組のセルフ評価」でした。ただし、今回はグループではなく個人投票で、人数が少ない6人のグループに合わせて、それより多いグループは6人を選出して投票しました。1位を10,000点とし、以下の点数が決められます。セルフ評価と聞いて対面式で7位だったTOOはかなり気が重かったようで暗い表情が切なかったです…。

ONEUS『전사의 후예 (Warrior's Descendant)』原曲:H.O.T.

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得意とする耽美な雰囲気ではなく、制服衣装に身を包んだONEUS。曲決めでは、インパクトがある曲をということでこの曲が挙がりました。曲のテーマは「校内暴力」。メッセージを積極的に伝えて、機先を制すると意気込んでいました。ストーリーがあり、メッセージ性が強く、演技も必要な内容…放送時の映像ではファヌンくんが特に悩んでた様子が映っていました。
ONEUSは6人なのでダンサーさんをたくさん起用していて、この曲は個々人で見せるパートが多い演出となっていました。
彼らの持つイメージとは違ったこの選曲は新鮮で、他の出演者が言うとおりストーリーがあって面白かった、そう…決して悪くなかった…と個人的には思うのですが、ロトゥキンの全体的な傾向としてダークでゴシックな雰囲気の評価が高いんですよね。もちろんそれを選んだグループのスキルの高さはあるのですが。ただ、ここでこういったテーマに挑戦したからこそこれ以降のONEUSの良さも引き立ったのではないかと思います。

TOO『Rising Sun』 原曲:東方神起

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長時間の選曲会議でもなかなか決まらず、焦りと不安が募るTOO。みんなで屋上でリフレッシュしようと外に出てみると…まさかの早朝!徹夜で考えていたのかな。。ここで朝日を見て「ライジングサン」が出てきます。新人らしく“昇る太陽”になぞらえようと。
リハーサルでミスをし、マンネのウンギくんが泣いてしまうシーンも…。チャンくんが厳しく指摘する場面もありかなり大変だったのが伝わってきました。PENTAGONがデビュー曲の準備と並行してやってきたことを称えていたのが印象的でもありました。
ただ、これはかなり大正解な選曲だったなと。フォーメーションがすごいんですよね。原曲は東方神起なので人数は倍ほど、振り付けもかなりアレンジしたようです。対面式で7位にはなりましたが、彼らの魅力をしっかり引き出せていました。先輩グループも「これがデビューしたての新人なのか…」と恐怖を感じたのでは。
とにかく全力、渾身のステージでした。「楽しかった」「悔いはない」と笑顔がこぼれていてぐっときました😭のちにKCONでも披露したのですがめっちゃくちゃにカッコよかったです…!

VERIVERY『만세 (Mansae)』原曲:SEVENTEEN

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ベリベリは普段は仲良しで友達同士みたいな雰囲気が可愛いですね。選曲会議でもわいわい始まり、わりとあっさり(?)ステージがエネルギッシュかつ爽やかさもあり、何より揃ったダンスの王だということでSEVENTEENの『Mansae』になりました。海軍コンセプトにしてキレのある爽快感を出そうということで決定!
これが練習になると……リーダーのドンホンくんの“鬼軍曹”っぷりが…笑 椅子の上に立ってひとりひとりを見て的確な指摘と指示を出します。メンバーは「よく怒られる」と言いますが、、、笑 ベリベリのダンススキルの高さは間違いなく彼の指導の賜物でしょうね…!!このあとのバトルでも見られますが、彼のリーダーシップは本当に尊敬します。厳しいですが、士気の上げ方もしっかり分かっているのが素晴らしい。
パフォーマンスはかっこよさに可愛さもあり、マンネのカンミンくんのセリフ「一緒に歩く?」が視聴者と全グループを虜にしました。笑 水が噴出する演出もあって豪華なステージに。ベリベリはダークコンセプトも好きですが、爽やかで可愛いのもうまいんですよねぇ。

Golden Child『T.O.P.』原曲:神話

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「神話を見て育ったから」と満場一致で決まったこの曲。真っ白な衣装に羽根やスパンコールをあしらった優雅な姿で、対面式のステージとはガラッと印象を変えてきたGolden Child。他のグループはパワフルだろうからとクラシックの見せ方をみんなで話し合い、現代舞踊を取り入れようとなりました。
開始からのインパクト、思わず見惚れる美しい演出と繊細なパフォーマンス…Golden Childも人数が多いグループですが揃ったダンスで統一感が半端ない。合間にややダークなラップが入るのもアクセントになってていい!白と黒の羽根が舞い落ちるクライマックスは本当に綺麗でした。

ONF『Everybody』原曲:SHINee

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実はロトゥキン見てるときには気づかなかったのですが、日本人メンバーがいるんですよ…!やはり無意識に応援しちゃいますよね。対面式で5位になったことがかなり悔しかったようで、闘志をメラメラ燃やすONF。このあとの快進撃の火付けは対面式での悔しさだったのかもしれませんね。
パワフルなパフォーマンスとボーカルを発揮できるということで「Everybody」を選曲。オリジナルは海軍イメージですが、ここで「悪魔や魔王のコンセプトにしよう」という案が出ます。元のイメージからガラッと変えるのはうまくいけばかなりインパクトを残せますよね。
おそらくこれまでONFを知らなかった人(私含め)はこのパフォーマンスに度肝を抜かれたんじゃないでしょうか。「ONF……なんでこんな凄まじいグループを今まで知らなかったんだ…」と。コンセプトと編曲がバッチリハマって、しかもいいところで原曲の曲調に戻ってくるのがうまい。とても引き込まれるステージでした。歌もうまいからズルいんだよなぁ…。そうそう、ワイアットくんがKRUMPを披露してわきました。K-POPってあんまりKRUMPやらないなと思うので。あ、ワイアットくんの腹筋にもいろんな意味でご注目ください。笑

PENTAGON『Very Good』原曲:Block B

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「1位になるつもりで準備してきたが他のグループも同じだったようだ」とこぼすメンバー。勝つのは楽しんだ者だと奮い立たせます。歴が長く経験値が高いPENTAGON、他グループそして視聴者の期待もかなり高かったはず。
個人的に第1回バトルで一番好きなのはPENTAGONのステージです。Block Bの『Very Good』を妹にオススメされて聞いたことがあって好きだったというのも多少ありますが、とにかくパワフルかつ強烈なパフォーマンスに圧倒されました。歌唱、表情管理、小道具の使い方、カメラアピール…とにかく満遍なくうまい。クライマックスに向けた盛り上がりがカッコよすぎます…!これはもう言葉では語り尽くせないのでぜひとも動画を見てください。
曲決め会議では「自由奔放で強烈」ということですぐにこの曲が挙がります。PENTAGONは皆さんご存知のとおり自主制作アイドルなので編曲はフイさんがおこないます。この先も本当に本当にすごいとしか言えない神編曲をスケジュールに苦しみながらも続けます。第1回バトルの編曲はわりとすぐアイディアが浮かんだみたいで作業は順調そうに見えました。(とはいえ昼夜を通して…とあったのですが…)レコーディングのディレクションももちろん自ら。「完璧主義者」とテロップが出るほど。このときのフイさんは完全にアイドルではない……
ダンスはキノさんがリード。緩急のつけ方や演技の入れ方、さすがとしか言えませんね。こればっかりは経験したステージ数がものを言うでしょう。
ちなみにホンソクさんの腹筋がすごすぎて、ワイアットくんが「脱がなきゃよかった…」と言ってますw

THE BOYZ『괴도 (Danger)』原曲:テミン(SHINee)

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最後はTHE BOYZです。THE BOYZは最初から最後までとにかくこのロトゥキンの特徴をよく理解し、視聴者を虜にするステージをしっかり見せることに長けていました。上位を守り抜くプレッシャーにも打ち勝ち、難易度が高くストーリー性のあるパフォーマンスにこの先何度も引き込まれます。
原曲を振り付けした振り付け師の方に入ってもらい、ソロの曲を11人でパフォーマンスします。ここで「制作費が……」と言葉が出てきますが、事務所持ち出し分があったので、事務所によってはかなり厳しかったのではと言われています。これがキングダムに出演グループが集まらなかったひとつの要因だったことは想像に難くありません。
彼らがうまいというのはもちろんありますが、やはり人数が多いグループはダンサーに頼らずメンバーだけで派手なパフォーマンスができるので強いですねぇ。
見てる側のグループから「アイディアが…(すごい)」と感嘆のため息が出てきますが、そのとおりで本当にミュージカルを見てるみたいなんですよ。THE BOYZのパフォーマンスが終わったあと他のグループの「これは敵わない…」と言いたげな表情が印象的でした。

第1回バトルの順位と点数は以下の通りです。上にも書きましたが今回は100%セルフ評価です。
1位:THE BOYZ(10,000点)
2位:PENTAGON(9,467点)
3位:ONF(8,633点)
4位:TOO(5,033点)
5位:Golden Child(4,033点)
6位:VERIVERY(3,117点)
7位:ONEUS(2,417点)
順位を上げて4位になったTOOが喜びに泣いているのがこちらも嬉しかったですね。もっと上でも良いと言われ、なんとPENTAGONのふたりがTOOを1位に選んでいます。
PENTAGONはここでも2位。決して悪い順位ではないのですが…。なかなか1位になれないもどかしさはロトゥキンでだけ感じたものではないので悔しさが滲んでいました。デビューから3年半、音楽番組で1位を1度も取っていないとメンバーの言葉が。
7位のONEUSは「次が最後になるかも…」と心配しながらも次に向けて準備したいと言っていました。ただ、上記を見ていただくと分かるのですがこの時点で1位との点差がかなりあって、あとに響いていきます。
6位のベリベリはセルフ評価でこの順位でプライドが傷ついたと。。同じプロ同士の評価の結果、ファン投票よりずっとつらいですよね……。そうこう言ってるうちにすぐ次のバトルのテーマが発表されました。 

 

第2回バトル:MY SONG

テーマは「僕の歌」、第2回バトルは自分たちの楽曲で勝負することになります。「自分たちの物語が詰まった歌でステージを飾ってください」とMCが伝えます。TOOは曲が少ないので選ぶ余地はなかったですが……😂
第1回バトル後の各グループの様子、表情が明るい上位グループ、TOOにも笑顔が戻ってよかったです。ONFのところには先輩グループでクイーンダム準優勝のOH MY GIRLが訪ねてきます。私は今でこそオマゴルちゃんにハマってるんですが、このころはまだ知らずに見てたので驚きました。奮い立たせるようなメッセージ、いい先輩だ~!しかも次のONFのステージのキーパーソンにもなってます。
順位を上げようと意気込むPENTAGON、あまりここで長く映さなかったのは意味があったんだなとステージを見て分かりました。
第2回バトルの出演順もTHE BOYZが決めましたが、当日に分かるということで各グループわいわい…笑 第1回バトル・第2回バトルの合計点数が一番低いグループが脱落となります。
評価方法はセルフ評価が30%、オンライン評価団の投票が70%と変わりました。オンライン評価団というのは各グループのファン20人ずつ合計140人に7組の動画を見せて上位3組を選んでもらうというものです。
私は今振り返ってもこの第2回バトルのステージはとても印象深く、一番記憶に残っているような気がします。

PENTAGON:『Shine』+『Spring Snow』

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曲名を見てピンときた方もいるかも知れません。そうです、今回PENTAGONは力強さのある強烈なパフォーマンスとは方向性を変えてきました。私はロトゥキンで彼らを知ったのですが、もともとは明るいイメージのほうが強いグループのようです。
多くの曲を持つPENTAGONは選曲会議でも候補がたくさん挙がり…その中で最年長メンバーであるジノ(ジンホ)さんが「もう僕のグッバイステージ?」と笑顔でありながらどこか寂しげに言います。実はこの第2回バトルはジノさんが入隊する前の最後のステージでした。リアルタイムで見ているとき、なんとなくは把握していたものの話している内容などは分からず、字幕版が放送されたときに初めてすべてを知りました。「除隊後にどうなるか今は分からないので一番大切なステージになるはずです」と語ったジノさんがメンバーに言ったのは「何があっても『Shine』にすべき」という言葉でした。
あとで調べて知ったのですが、『Shine』は脱退メンバーがメインのパートが多く、「僕らの楽しかった思い出が詰まってるけどより幸せなステージにできれば意味深いと思う」という言葉からは…言葉通りの意味よりもっと深いものを感じました。代表曲であり、チャートに返り咲いた伝説の曲、しかしこの曲に呪縛のようなものを感じていたのではと思います。
ここでステージに遊びに行くというアイディアが出て、『Spring Snow』とのマッシュアップになります。フイさんの編曲技術が火を吹くぜ…!!
メンバーを集めたフイさんはジノさんにステージでサプライズをと提案します。「ジンホは20代をグループに捧げました」と話すフイさん。「バトルとしてはインパクトにかけるかもしれません。でも今しかできないステージなので…」と。
旅行がコンセプトのこのステージはスーツケースを使った楽しくてワクワクするものでした。みんな大好き『Shine』最初は笑顔で踊りながら見ていた他のグループでしたが……メンバーからジノさんへのメッセージが流れ、泣いてるメンバーが映し出されるともう…(この記事書きながらまた見て号泣してしまった…)他のグループもまだ若い子も多いですが、決して他人事じゃない、涙を流しながら見ていました。

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ステージをなかなか去れずにいるPENTAGON、ジノさんがメンバーに向かって「言いたいことがあるんだ。みんなと5年以上一緒にいて不幸な瞬間は一度もなかった。だから僕らは最後まで幸せなはずだ。すぐ戻ってくるから。怪我に気をつけて頑張って。そうすればみんなの努力は伝わるよ」と言ってもうほんとに…こんなにいいグループがなかなか報われないのも辛いなという思いもありながら、素敵だなと心から思いました。
正直このステージを「お涙頂戴だ」と言う方も見かけました。私はまだK-POPファン歴が浅くて、何も知らないだけかもしれません。でもこのステージには素直に感動しましたし、PENTAGONというグループがとても好きになりました。彼らよりずっと年上だからこそ、彼らが「今、この瞬間にしかできないこと」を大切にしたことを讃えたいですね。

ONF:『We Must Love』

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このあとめちゃくちゃやりづらかっただろうONF…「1時間後じゃダメ?」「心を落ち着かせたい」とメンバーから抗議が😂控室でスクワットをして気を紛らわせます。
『We Must Love』は90秒パフォーマンスでもやった曲ですが、『Moscow Moscow』とのマッシュアップで編曲を相当凝っていて違う曲のようにガラリと変わっています。この動画130万回以上再生されてるんですよ!開始前の動画からは想像もできないほどの伸びです。
内容は歌詞からヒントを得て、記憶を奪われ操り人形になったメンバーが人間である主人を愛してしまう悲恋を表現するというストーリーになっています。オマゴルちゃんたちからアイディアをもらい、そしてスンヒちゃんが“最高のスパイス”と言った助っ人の投入もありかなりインパクトのあるステージになりました。他のグループから「雰囲気が半端ない」「もう嫌だー」と泣き言が漏れるほど。
スンジュンくんとユアさんとのペアダンスは必見!!そのあともダンサーさんを使った演出がとても凝っていて目を引くシーンがたくさんあります。メンバー6人とはまったく違った動きをさせることで、メンバー自身は埋もれることなく引き立たせることに成功しています。
このパフォーマンスの完成度の高さは私たち見てる側はもちろん、他グループを十分ビビらせ、ONFの本領を見せつけた回となりました。ONEUSのファヌンくんが「ママム先輩助けて~」と言うシーンが可愛い…笑(MAMAMOOは彼らの事務所の先輩でクイーンダム優勝者) 
8/10にカムバックが発表され、順次情報解禁されているONF。ロトゥキンでONFを知った人たちは大歓喜!今回音盤も音源も前回とは比べものにならないのではと期待されています。

Golden Child:『WANNABE』

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第1回バトル(5位)のあと、年上メンバー3人が集まって話し合うシーンがあります。リーダーが「メンバーが落ち込まないよう協力してくれ」と2人に告げ、のちの会議に臨みます。ここで『WANNABE』で初めて音楽番組(Mnetで放送されているエムカ)で1位を取ったときのトロフィーを出してメンバーの士気を上げます。
ということで楽曲は『WANNABE』に決まり、オーケストラアレンジにし、ジュチャンくんがバイオリンを弾くことになります。相当な練習を積み、ステージでは実際に演奏しました。本物のオーケストラをバックにしたパフォーマンスで重厚な音が印象的です。助っ人ではなくメンバー自らが中央に立ち、他のメンバーを従えるようにバイオリンを演奏するシーンは鳥肌が立つほど。
やはり何回見てもGolden Childが下位になる理由が見当たりませんね…。第2回バトルはあまりにもレベルが高すぎました。

ONEUS:『LIT』

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とにかく動画を見てくださいとしか言えない最高の編曲とド派手な演出!ONEUSの魅力をこれでもかと詰め込んだパフォーマンスに釘付けでした。メンバー全員ビジュアルがよくいい顔をするんですが、特にファヌンくんは本当に表情を作るのがうまい…!!
第1回バトルで最下位となってしまったONEUS。ONFのパフォーマンスのあと「自分たちもしっかり準備してきたけど、どこのグループもファイナルのようなステージで誰もが脱落の危機を感じていた」と言っていたメンバーも。
第2回バトルに向けての会議では、THE BOYZの多彩なステージの使い方&カメラワークから学び、どうステージをうまく使い惹きつけるかを図面を描いて話し合います。そうなんですよね、今回無観客なのでカメラにどう映るかだけを意識して、一方を映してるあいだにもう一方で別の展開をするといった使い方を使っていったほうが動画で評価する視聴者にもインパクトを与えられるんです。
選曲したのはONEUSの代表曲と言える『LIT』。「カジャー!」「タリッチョクナー!」と頭に残る歌詞が多くインパクト大。個人の見せ場を長くして個々のスキルを引き立たせることにしました。ロトゥキンで学んだことが多く、パフォーマンスの幅が広がったと言うメンバーたち。カムバックが8/17に決まったので今から本当に楽しみです。
ステージは文句なしの完成度&迫力で他グループのリアクションも超盛り上がってました。「まるでオリンピックの閉幕式みたいだった」と言われるのも納得。ONEUS自身も大満足で「すっきりしました」「幸せな気持ちがあふれる」と口々に言っていました。

VERIVERY:『PHOTO』

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第1回バトルで6位だったVERIVERY。ONEUSのパフォーマンスを見て、次にステージに上がる彼らは絶句、リーダーが「家に帰る準備をしよう……」とこぼすほど…。
どれだけ練習しても心が休まらず、リーダーのドンホンくんがメンバーを心配する様子も。そんな中!先輩グループVIXXのラビさんが登場!!「こういうときこそエネルギッシュなステージを見せるべき」「怒りを込めるんだ」「なんとしてでも勝つんだという負けん気がいい結果を生むだろう」「優勝しなくてもファンはきっと増えるから楽しんで勝ってほしい」と…!!ここのアドバイスがすっごくいいのでぜひ動画を見てください。どこのグループもいい先輩がいらっしゃって素敵だなぁ。

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第1回バトルでは爽やか路線だったので、今回は『PHOTO』を強烈にアレンジしてダークコンセプトで臨みました。「悪夢に悩まされる」というのを聞いて、ラビさんは「説明しないと理解できないのでは意味がない。見てる人がパフォーマンスでコンセプトを理解できないと」と言っていて…やはり経験値が高い先輩の言葉は的確だ…!1度パフォーマンスを見て、褒めつつも気になった箇所を細かくアドバイスしていました。
そして完成したステージは初っ端から見てるものの度肝を抜きました。恐怖を感じるほどの表情と表現力。ダンスの緩急の付け方と、演技のシーンの入れ込み方がすっごくうまいんですよね。終わりの余韻の残し方もすごい。
私はこのステージですっかりVERIVERYのファンになり、SNSをフォローし、先日まで『Thunder』という楽曲で活動してるあいだ音楽番組をすべて見て(投票もしました)パフォーマンス動画も見て……本当に楽しめました。これもロトゥキンのおかげだなぁと。

TOO:『Magnolia』

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選曲会議では曲数が少ないと悩む中やはりタイトル曲の『Magnolia』を選びました。メンバーを2つに分け悪魔と天使が戦うというコンセプトで大幅にアレンジ、振り付けも再考、演技も盛り込んでいます。チャンくんのアイディアが詰め込まれた内容に。
VERIVERYと同じくダークコンセプト寄りではありますが、毛色が違うので差別化はできていたかなと思います。「天使と悪魔が対立しているのか!」「あの人は審判者か!」とパフォーマンスを見ながら理解できる過程が面白く、惹きつけられました。
先輩方も大絶賛。コンセプトやアイディアがいい、ダンスがうまいと口々に言っていました。しかし……見せ場として盛り込んだパートでミスがあったチャンくんは浮かない顔…。悔しさを滲ませていました。

THE BOYZ:『REVEAL』

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規模が桁違い……!小道具(もはや大道具)の使い方が半端ないんです。そしてステージの使い方がうますぎる…リハまでこの会場は使えないはずなのに、複雑な導線を見事にこなしています。
連続1位のTHE BOYZ、大きすぎる期待を背負っての第2回バトルとなりました。会議では前回を超えるステージを見せなければならないと悩みます。「斬新なステージを見せたい」「演技にポイントを置こう」と切ない雰囲気を出すためバラード風にアレンジするアイディアが出ます。今回もミュージカルのようなストーリー性を持つことにし、第2回バトルを続編と位置づけ、第1回バトルで使った“王冠”をキーアイテムに使い、一貫したストーリーを見せました。この発想はすごい…。
フラッグを掲げるシーンはすごすぎて見てるグループがもはや笑うしかない状況に😂私もリアルタイムで見ながら衝撃的すぎて「わーーー」とかなんとか叫んだ気がしますw まさに見るものの心を奪うTHE BOYZのステージ……緩急の付け方もうまくて、見てて飽きないんですよね。クライマックスのダンスパートではしっかりダンススキルの高さも見せつけてくれました。TOOの子が「帰ったらファンクラブに加入します」と…笑
そしてこれで終わらないのがTHE BOYZ、重い期待をそれ以上に返すことができるグループ、本当にすごいです。

第2回バトルは思い入れがあるので、ここでリアクションの入っていないFull ver.の動画も全グループ分残しておきます。これを見るとよりパフォーマンスの世界観に浸れると思います。ぜひ高画質にしてお楽しみください。

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第2回バトルの順位と点数は以下の通りです。上にも書きましたが今回は30%セルフ評価、70%がオンライン評価団の評価です。
1位:THE BOYZ(10,000点)
2位:ONEUS(8,501点)
3位:ONF(8,257点)
4位:VERIVERY(7,609点)
5位:PENTAGON(6,740点)
6位:TOO(5,207点)
7位:Golden Child(4,394点)

第1回バトルと第2回バトルの点数を合計した順位は以下の通りです。
1位:THE BOYZ(20,000点)
2位:ONF(16,890点)
3位:PENTAGON(16,207点)
4位:ONEUS(10,918点)
5位:VERIVERY(10,726点)
6位:TOO(10,240点)
7位:Golden Child(8,427点)

PENTAGONの第2回バトルのステージを他グループの子が「何気なく過ぎ去る日々をステージで表現し多くの人々の共感を呼び起こせるなんてすばらしいと思います」と言っていました。また、Golden Childは最年長のデヨルくんはジノさんと1歳差、身近に感じる部分もあったのでしょう。ジノさんは「たかが入隊でお騒がせしてしまって申し訳ない気持ちも…」と。最後は敬礼でカッコいい姿を見せてくれました。
第2回バトルでは2位に躍り出たONEUS!!第1回バトルの点数が響きましたが、なんとか4位に浮上してひと安心しました。
今回Golden Childが残念ながら脱落となりました。結果発表でバイオリン演奏をしたジュチャンくんが涙を流すシーン、本当につらい…。そのあとのグループインタビューでもマンネのボミンくん、リーダーのデヨルくんも泣いてるし。。メンバーがそれを受けて個別インタビューで「リーダーはみんなに『よくやったよ』と言ってくれたけど、彼にそんな言葉をかけてくれる人はいません。それが…」と言葉を詰まらせます。最年長かつリーダーのデヨルくんにこそ「よくやった」と言いたいと。なんでこんな制度にしたんだ…!!!キングダムやらないなら全員ファイナル行けばよかったやん…と今になって憤ってるんですが。。😭
ちなみに7組とも今年のKCON(オンラインで開催)に出演していたのですが、6組がロトゥキンについて触れ、ロトゥキンで披露したのと同じステージをパフォーマンスしたのですが…Golden Childだけはロトゥキンに触れていなかったのですごく心が痛くなりました。彼らのパフォーマンスが素晴らしかったことは動画を見ていただければ分かると思いますが、この番組を通して私のように彼らの良さを知った人もいると思うので、音楽番組で見かけたら応援していきたいですね。(ちょうどVERIVERYとカムバ時期が被っていてすでに見ていましたが)

ここまで文章も読みながら来てくださった方がいるか分かりませんが、ひとまず第2回バトルまで終わりました。第3回バトルはコラボステージ、単独ステージの2部構成です。そして新曲をパフォーマンスするファイナルステージとなります。

ちなみにロトゥキンアレンジの楽曲は各種配信サイトでサブスクで聞くことができます!!(コラボ3曲を除く)いい時代だ~!!ぜひ「Road to Kingdom」で検索してみてください。

→そしてPart.2へつづく…