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【感想】4年越しの実現!Stray Kids『TOP -Japanese ver.-』ハイタッチ会に行ってきたよ

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東京ビッグサイトにて。暑かったが良い天気で風が吹くと気持ちがよかった。

2024年5月2日、コロナの影響で2020年6月3日の発売日から4年近く延期に延期を重ねていた『TOP -Japanese ver.-』リリース記念特典のハイタッチ会(CDにランダムで参加券が封入されていた)が実施されると公式からお知らせが出た。

このハイタッチ会を闇に葬ったまま、何度も開催されるオフラインイベントを横目に「もうやらないんだろうな〜」と思いながら、頭の片隅で「いやでも…いつか実施されるかも……」を繰り返し、気づいたら4年も経過してしまった。途中、他事務所のグループが類似イベントを“キーホルダー配布”に代替したことを知り、震えたこともあった。

ただ、1日を終えてみた今、よくぞ4年の時を経て開催を決断してくれたと運営に拍手を送りたい。あの人数と内容を大きなトラブルなく捌き切った(最後までは見届けていないが)のは、本当にすごいと思う。諦めかけていた“いつか”を実現してくれたことに感謝したい。

この記事は、2024年6月8日に東京ビッグサイトで開催された、ハイタッチ会初日に行ってきたしがないオタクの感想記事だ。ソロハイタッチ券3枚(リノ2枚とヒョンジン1枚)を携え、あっという間に過ぎ去った夢のような時間について少し書き残しておきたいと思う。

前置き:2020年6月を思い起こす

わたしはStray Kids(以降スキズ)がイルデしたあたり*1にSTAYになったので、リアルタイムにスキズのCDリリース、CD購入を経験したのはTOPが初めてだった。今でもネットで注文したCDたちが家に届いた日のことを覚えている。ベッドの上に広げて写真を撮った。コロナ禍でリリイベなどもなかったので、タワレコのパネル展を撮影しに行ったのが精一杯のオタ活だった。

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当時は、CDを数枚買えば特典券が入っているような感じで、少し時が経ってからは何枚買ってもなかなか出なかったことや、メルカリなどで相場が爆上がりしたことを思うと、信じられないような状況だ。
現在7冊目に突入した、この無印のトレカホルダーの記念すべき1冊目1ページ目にハイタッチ券を収めていた。(このあとピリちゃんはお譲りした)

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コロナで文字通り世界は一変し、スキズを取り巻く環境も大きく変わった。
今や彼らは何百万枚もCDを売り、ドームツアーを完売するアーティストになり、合同コンサートでは観客の多くが彼らを目当てに訪れ、セットリストのトリを飾り、授賞式では大賞を取るようになった。世界中に名を馳せ、高級ブランドのアンバサダーになり、ファッションショーのゲストに呼ばれ…“第四世代のリーダー”と表現されることになんの違和感もない、大きなファンダムを形成するグループになった。

Xを見ていると、2020年~2021年に知り合ったフォロワーさんの多くはTLからいなくなり、寂しい気持ちもあった。この間にハイタッチ券を手放した方々もお見かけした。しかしこの開催の知らせを聞いて、久しぶりに呟いていたり参加した感想を書いていたりした方も多く、懐かしい雰囲気のTLに嬉しくなった。

 

当日編

ファンの数と熱気に圧倒される

友人と12時に東京テレポート駅で待ち合わせをし、とりあえずお昼食べよう~と牛タン定食を食べた。昔のグッズを持って行こう!と言っていたので初期の日本グッズのアクスタと並べてみた。このアクスタ、久しぶりに取り出したな…。

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場所を移してデザートを食べダラダラしていたため、国際展示場駅を降り、東京ビッグサイトに着いたのは14時半ごろだった。受付開始は15時なので、まあ大丈夫っしょと構え、のんびり写真を撮ったあと向かった南館前の人人人の多さに慄いた。

「これ……… ソロハイタッチの列…?いやまさk
「こちらソロハイタッチの列になります~こちら最後尾です~」
「………」

なん折り返ししていただろう。日本人って几帳面だな…この折り返しの綺麗さ…あ、でも普通に割り込んでくる人もいるな……とか若干他人事のように考えながら並び始めた。もうちょい早く来るべきだった。なかなか進まぬ列。ようやく建物の中に入ったが暑すぎてハンディファン大活躍。ただチケット引き換えまでは友人と話しながら並べたのでよかった。やっと朝ドラの話を対面でわいわい言い合えたのでスッキリした。(友人に勧められて「虎に翼」ドハマリ中)

奥に進むと少し涼しくなってきた。階段を降りようやく引き換え場所が見えてきた。が、目の前で一旦切られ待機。そのころメンバーが揃って登場し挨拶をしてくれた。遠すぎてほぼ見えなかったが、声が聞こえてきて、ちょっとテンションが上がった。間もなく進行を仕切るスタッフさんのテンションMAXな「それではソロハイタッチ会!スタートです!!」の声で一斉に拍手で始まって面白かった。コミケの開始時間じゃん。

 

リノ 1回目:体感0.1秒の幻

ハイタッチ券はスタッフさんが1枚1枚しっかり触って確認していた。↓の写真の券に引き換えてもらい、もとのはパンチで穴を開けて戻される。周りにはいなかったが偽物は弾かれていたとか?ただ見分けが簡単な粗悪なもの以外は入れたというのも見かけたが…。
無事引き換えが完了し、友人と一旦別れそれぞれのレーンへ。指輪やブレスレットをすべて外しカバンにしまう。爪も長いと危ないと思い短めにしておいた。ただ、固定して置いている手にこちらが軽く当てに行くようなスタイルのメンバーの場合は、それほど気にしなくてもよさそうだった。

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まずリノくんのレーンに並んだ。並んでいるあいだはスマホを取り出せないので、ぼんやりしながら待っていた。途中スマホで友達と記念撮影でもしていたのか、かなり強めに注意されていた子たちがいたのでしまっておくほうが無難だろう。あと5人くらいに迫ったところで一旦休憩が入り再開を待った。このあとも休憩に遭遇したので、ある程度は休み休みできたのだろうか……?彼らの疲労は想像もできないが。。

再開しますの合図とともに進み始める列。ハイタッチは左手と案内があり、ブースの中に入る。座って手を台の上に置いている形式だった。顔も見たいがそこに手もずれずに合わせなければならない。歩みを進めると、美しい顔がそこにあった。やはり目の存在感がすごい。しかし表情があまり明るくなく少し焦った。「立ち止まらないでください!」とスタッフが声掛けしており、慌ただしくブースをあとにした。記憶がほぼない。

Xにも書いたが手がひんやりしていた。ひんやり通り越して「冷た…!」というくらい。休憩明けだったので手を洗ってアルコール消毒でもしたのだろうと思っていたが、流れてきたレポに「心があったかい人だから手が冷たかったんだと思う」と書かれていて、なんて素敵な発想なんだ……!これがFとTの差!と舌を巻いた。

ヒョンジン:異次元のスタイルの良さを体感

リノくんレーンも列がかなり長く、改めて整列をさせられるなどあったが、ヒョンジンくんレーンも長かった。中では収まらず、外の柵に沿ってぐるっと一周、さらに折り返していた。そのせいか人を捌くため進みが高速だった。。

座っているので全身のスタイルはわからないが、他の方のレポも必ず第一声に「ヒョンジン顔小さすぎる……!!!」と書かれている。わたしもブースから出たあと、思わず独り言で「顔小さ……」と言っていた。心の声が思わず漏れ出た。
ヒョンジンくんは右サイドに座っており、わたしは右手でハイタッチをする形だった。「だいすき~だいすき~」と言いながら、ヒョンジンくん自身は左右の手を交互に動かしてハイタッチをしてくれていた。無駄な肉がないサラッとした薄めの手のひら。記憶がおぼろげだがきっと腕も細かったし、少しだけ見えていた上半身だけでも細身のスタイルがわかるような気がした。
なによりもやっぱり華がある!神様が本気でお造りになった一品だな……あの子と我が同じ人間なのか…違う生物のようだ…と物思いに耽るところだった。そしてもちろんカッコいいのだが、なんだか可愛い感じも強かった。ちょっとお疲れだったかな…でも笑顔で迎えてくれてありがとう。

そういえばヒョンジンくんレーンに並んでるとき、ふたつ隣のリノくんブースが微妙に見えていてお得だった。(リノくんは左サイドに座っていたから)それに気づいてからしばらくリノくんの腕見えてるな〜顔は見えないけど~とか思いながら眺めていた。もしジニリノのユニットハイタッチがあったら、貯金をすべてつぎ込む覚悟だし、「ふたりでハイタッチしてくれませんか?」って言ってみてぇ……などと妄想していた。

リノ 2回目:笑顔を見られてひと安心

再びリノくんレーンへ。また目の前で休憩タイムになり、しばらくぼんやり。眺めていると車椅子の方の入場の準備をしていたようだ。わたしが見えた範囲だと、チャニビニジニのところにお一人ずついらっしゃった。
それにしても並んでいる前後で仲良くなって話してる人たちってマジですごい。そろそろ再開ですの声にカバンを持ち直す。1回目よりさらにどよんとしてたらどうしよう……と若干心配になりつつ、再開しますの合図とともにいざ前進。

ほ、微笑んでるぅううう!!!

1回目より歩みもややゆっくりめで、しっかりとお顔を眺めることができた。目は合ったのか合ってないのかよくわからない。でも合わせてくれようとしていた気がする。

リノくんはひとつひとつのパーツが立体的ではっきりしていて、写真や動画を見るより、生で見たほうが造形美がすごい。体はがっしりしているのだろうか?と思っていても、実際対面してみると全然細い。キラキラしているし、以前ツーショット会に当たったときも思ったが発光しているんだと思う。そしてやはり目が印象的。次点は高い鼻。まさに彫刻。ただひたすら「綺麗だなぁ……(感嘆のため息」という感想。あのお顔を美と表現せず、何を美と言うか。というほどの美しさを持っている人だと思う。前も書いた気がするが、あれだけ自分の顔が綺麗だと、こちらの芋のような顔を見たときどんな感想を抱くのかとても気になる。

2回目のほうが余裕があったように見えたし、何より1回目は無言だったのが「ありがとうございます〜」とスラスラ言いながらSTAYを迎えていた。なんか「ありがとうございます」「ありがとうございます~」「あざーっす」くらいの頻度であざすになっているように思えて、ちょうど自分の番があざすに聞こえてよかった。笑(他にも何人か「あざすって言われたww」とレポに書いてる方がいたので聞き間違えではなさそうだ)

手の感触は覚えていないが、2回目のほうが少し温かかったような気がする。もうちょっと手のサイズもしっかり見ておけばよかった。。わたしは手のひらが大きいので、リノくんのほうが手は小さかったかもしれない……!

ブースから出て出口に向かうと、前を歩いている子が泣きながら電話をしていた。「目をしっかり合わせてくれて😭」「涙とまらん〜😭」と話していて可愛かった。たった数秒もないくらいのイベントとはいえ、推しとあの距離で会えて、しかも手に触れられるってすごい経験よね。ツーショとはまた違った感慨深さがあるなぁと思いながら歩いた。

Xに書いた通り、ヒョンジンくんとリノくんのケミオタクであるわたしは、ふたりのユニットハイタッチがないならリノ→ヒョンジン→リノとハイタッチすることで間接ハイタッチをしよう!!!と意気込んでいたのだが、リノくんが2回とも左手、ヒョンジンくんが右手で目論見は失敗に終わった。ただ、友人の助言により自分の手を合わせて代替策とした。いつかジニリノのユニットなんとかが来る日を期待しておく。

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今日のお供はこのふたつ。もっとグッズつけていけばよかった。

4年越しの心残りを解消してみて

わたしのほうが遅かったので、先に出ていた友人と再び合流し、感想を言い合った。友人は、2回目にイエンちゃんとハイタをした際「ポーズして」とキツネ耳をしたらしてくれたらしい。やり手だ。お互いもうだいぶSTAYとしては落ち着いてしまっているが、やはりハイタッチ会が無事開催されたのは嬉しかった。
友人もわたしもSTAYになったのはほぼ同時期で、知り合ってからは3年半くらいだろうか。国内のスキズの現場はほとんど一緒に行ったし、これまでいろいろ愚痴も言いつつ、それでも楽しいオタ活だった。「これが一区切りかな」という言葉に、一緒に現場行くの今日が最後なのかな〜と思うと寂しくもある。そのあと共通のフォロワーさんと合流し少し話をした。スキズの話もしたが、「虎に翼」の話を3人でしたのが楽しかった。笑 タイミングが合わず、連絡を取っていたのに会えなかったフォロワーさんたちには申し訳なかった。ぜひ次回またチャンスをいただければと思う……!!

渋谷まで移動して19時半ごろご飯を食べた。韓国料理の店だったからかもしれないが、まさかの隣の席がSTAYさんでハイタ会の話してた。そして最寄り駅に着き、少し歩いた先のセブンでポガリをつけている人と遭遇したので「おお……!」となった。ご近所さんに違いない。

 

準備編

髪を染め直そう!

今回準備編のネタはほぼないのだが、Xで「次髪何色に染めたらいいと思います~?」というどうでもいいアンケートを投げたところ、「久しぶりに暗めの茶色」の票数が多かったので、n年ぶりにブリーチ部分も含めて全部暗めにしてみた。思ったよりしっくりきてとても良かったので大満足。自分の中ではオレンジ系にしようかなとか思っていたので聞いてみてよかった…笑

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ヘアセットに行こう!

ハイタッチ会でヘアセットは要らんくない!?と思ったのだが、髪が長いので湿度と暑さ(というか汗)で見苦しいことになりそうなのが嫌で一応行くことにした。
がしかし、、前回使ってよかったのと同じところに行ったものの担当してくれた方が違ったので思った仕上がりにならずショックだった。服は普通なのに髪型だけ結婚式の参列くらいフォーマルになってしまった。。ゆるく巻いてほしかったのに。指名料はケチってはいけない。ああいうのって何故か男性のほうがセンスがいい気がする……。

 

終わりに:きっと最後の機会だった

スキズの現在の人気では、日本のシリアルなど運で当たる可能性もあるにはあるが、それでもやはり枚数をかなり重ねないと厳しく、これまで何度か当たってきたものも今後は難しいだろうな(というかすでにソシャパはまったく掠りもしなかった)と思っている。対面イベントは富豪の遊びと化し、一般人は足を踏み入ることができない雲の上の催しとなった。

これまでヨントン2回、ツーショット1回、ライブ終演後お見送り会2回、そしてハイタッチ3回…とこれだけの機会を得られてありがたかったと思う。自分はあまり「これを言いたい!」「あれをしてほしい!」というのがないので、いずれもうまく意思疎通や会話のキャッチボールができた気はしないが、とても楽しい思い出を作れた。最後にリノくんの笑顔の記憶で締めくくれてよかったとも思う。

8人ともお疲れさま。日曜日もがんばってね。

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*1:2020年3月18日、スキズ日本デビュー。過去に何度も書いている通り、そのときのイル活の一環で、スキズは日本で開催されるフェスにランペやM!LKとともに出演予定だった。