2021年のGWにコロナ禍で上演直前の中止となり、なんとか9月に再演を果たし、大好評のうちに幕を下ろした舞台REAL RPG STAGE『ETERNAL』。そして続編となる『ETERNAL2』-荒野に燃ゆる正義-が2022年7月30日、東京ガーデンシアターで幕を開けました。
THE RAMPAGE（以下、ランペ）からは前作からの続投6名に新たに5名が追加され、16名のメンバーのうち11名がこのETERNALのキャストとなりました。
この舞台をどうしても「内輪の舞台だろう」と言われたくなくて、どうしたら彼らの本気を、想いを、生で見た者のひとりとして届けられるだろうかと考えました。やはり言葉として残しておく他ありません。夜公演を見て帰ってきたまま拙いながら感想記事を書こうと思います。
ただ、長々した文章を書く前にこれだけ伝えたい。迷ってる方・行こうと思えば行けるけどどうしよっかなとなってる方・ちょっと無理しないと行けない方…
とにかく生でこの舞台を1回見てください…どうか…どうかお願いします！！絶対後悔させない！！！約束する！！！！
なお、原作となっているゲームをプレイしておらず、まだパンレットも手にしていないため、前作の知識のみでこの続編を見て感じたことを書き残します。（ちなみに前作の感想記事はこちら）
あらすじ
今回のストーリーは、前作から1年後の世界。正式な王位継承のための聖杯を持ったまま姿を消した兄・リーフェン（藤原樹）、仲間たちと国を統べようとオルドを捕らえながらも共に生きる道を探る弟・レンブラント（RIKU）。
ある日、キャメロン（陣）の部隊が偵察中、人間とオルドのミックスが主力となっている部隊に攻め入られ、キャメロンは部下を失う。その部隊を仕切るのが頭脳派のニクラス（山本彰吾）。主戦力となっているのが、副隊長としてニクラスに忠誠を誓うオズヴァルト（後藤拓磨）・戦闘民族的喧嘩っ早さはあるが命令には従順なマティアス（浦川翔平）・体が大きく力も強いが動物好きで心優しいコニー（武知海青）。そして傭兵として部隊に参画している、戦闘能力が極めて高いガッファー（龍）とイムラン（福澤侑）。
人間の血の流れているニクラスたちが、オルドとして生き、レンブラントたちを憎むのには理由があった。
腹違いの兄弟の運命は再び交わるのか、そして人間とオルドに共存の道はあるのか――…
座席
7/30(土) 夜公演：XBブロック・5列・1番
アリーナ XBブロック 5列………入ってびっくり、中央ブロックの最前列ぅううう 気絶（自名義だよ！怖い！）しかもちょうど停止位置で目の前でさまざまなことが繰り広げられてもう無理だよ受け止めきれないよ弱オタクはこんな席に普通入れないんだよぉおおおとなってました。舞台の最前列って本当にヤバい。こんな席入ったのあんステ以来でした。みんなの顔がハッキリ見えすぎる。ただちょっと後ろのほうとか低い位置でなんかやられるとスピーカーが障害になって見えずもどかしい。
7/31(日) 昼公演：XBブロック・6列・20番
7/31(日) 夜公演：バルコニー1・1Gブロック・3列
昼はまたXBブロックを引き歓喜。今度は20番なので少し上手寄り。夜はバル1で見ました。上から見ると全景が見えてそれはそれでとてもよかった。
8/3(水) 夜公演：XBブロック・6列・17番
なんと結局3回も自名義でXBブロックを引きましたとさ。まさか推し主演の舞台を最前と2列目とでこんなに見れるとは思ってもみませんでした。幸せだったなぁ……😭
ちなみに千秋楽公演（8/4の夜）は配信を買ってみました！
座席表：https://pdf.music-mdata.com/27706.pdf
雑感（ネタバレを含む）
追加キャストのキャスティングが神采配すぎる件
最初は「ランペから5人も追加キャスト！？」と驚いたのと、忙しい壱北を除いた中から選んでったのかなぁなんてふんわり思ってたんですが、実際舞台観たら、もうね……この5人しか考えられない。設定からキャラクター同士の関係性から最高すぎる！と思わず叫び散らかしそうになりました（心のなかで）とりあえず5人について語りたい。ストーリー順に追ってとかじゃなくて語りたい。
ニクラス：初っ端キャラ見せで追加キャスト出てきての戦闘シーンがあるんですけど、やましょーさんのビジュ良すぎて良すぎて良すぎて×∞「ややややましょうさぁああああん」って心の中大パニック。もうほんとに良かった😭可愛いのにカッコいいのにセクシーではぁ…あのメイクとヘアメした方に早くボーナスあげてください…。頭脳派の司令塔っていうのがもうやましょーさんしかいないですし、立ち位置上そこまでバンバン前に出て戦うキャラではないのですが、身のこなし軽やかな殺陣姿には惚れ惚れしました。あと、後述しますけどレンブラントとの会話劇が感情全部持ってかれるくらい素晴らしくて……表情もよかったな…好き……（語彙消失）
コニー：海青くんの体躯と性格を生かしきったキャラ。武器はリーチ短めで己の肉体でバンバン戦う武闘派。立ち回りが美しすぎる。喋ったときなんか可愛らしい感じでびっくりしちゃいました。笑 イカついキャラかと思ってたからさ……！ネズミ（最初小鳥かと思ったら白いネズミで合ってます……？）愛でてて可愛いし。とどめを刺せなくて戸惑うシーンとかもありつつのニクラスはじめ“家族”と呼べる部隊、そしてレンブラントたちをも守るための終盤のあの動きは本当に泣けた……。
オズヴァルト：たっくんて演技初って言ってました？？？嘘でしょ？？？もともと声がいいなぁと思って＆言ってましたが、舞台に本当に向いてますね！今回は落ち着いた役柄でありつつも軍人気質なキャラなのでカッとなると声を荒げるシーンもあって、重みのあるトーンがぴったり。まさかグループの一番年下メンバーなんて思わないよ……！BOTの挨拶だったかのときも思ったんですがたっくん話すのもうまいですよね。ハラハラせず聞いてられるというか。他の方が仰ってたんですが、ラジオとかも出てないし、喋る仕事って少ないはずなのにこんなに声の演技上手い＆いい声ってすごいって言ってていやたしかに～！と。
マティアス：翔平くん、カッコよすぎて、つらい。あの小柄な体で超長い武器を振り回しながらの殺陣！ほっんとにすごかった。あれだけ軽やかな身のこなし、見ていて本当に気持ちがいい、口ずっと開いてたわわたし。あと表情がやっばい。どこであんな表情演技を………？？？真剣な表情とかニヤッとする表情とか戦闘シーン以外の普通の兄ちゃんな表情とか…なんかもう全部よすぎてつらい。お芝居があんなにうまいなんて聞いてない😭今回翔平くんファンの方は絶対舞台見に行ってほしいです…それくらい翔平くんが最高すぎました。てか、最後！！！1回目はよく見えなくて気づいてなかったんですが、腕の傷を自分で手当てすると言ったのは、蛇のタトゥーが入ってるからだったんですね！？これETERNAL3はもしやマティアスメインになったりします？
ガッファー：出てきた瞬間「こわー！！！」ってなった龍くん。ニコリともしない表情とあのスタイル、存在感半端ない。殺人マシーン的な雰囲気がもうキャラクターにぴったりで。ちょっと他の人とは殺陣のさばき方（？）が違うというか個性的というか。なんかそれも不思議な魅力があったなぁ。血で花を描く意味が最後に分かったとき泣きました……。ここでイムランにも触れておきたいのですが、ガッファーとふたりでダンスするシーンがあって、福澤侑さんダンスうますぎません！？！？ビビっちゃいましたよ。めっちゃくちゃカッコよかったな。
レンブラントの思いとは異なる残酷な真実に涙
日曜はマチソワ見に行くので（←早起き）どうしても当日中に残しておきたい箇所だけざっくり感想。
・総じてなんですけど、RIKUくん、前にも増して舞台上での歌唱がレベルアップしていて震えました。あんなに激しく剣を振るったあとになぜあんな安定した歌声が出せるのか……！フィジカルの強さと歌唱スキルのなせる技だなぁと本当に関心してしまいました。
・捕虜にされ闘技場にぶっ込まれ殺されそうになるレンブラントをリーフェンが助けたところが胸熱。ジーンやクロエとの会話を経て、なんやかんやレンブラント陣営に入ってくれたのは前作を思うとほろりとしたなぁ。
・ミックスが生まれた理由、レンブラントは「人間とオルドが愛し合い、子を成した」だと思った。だから「共存できる」と。しかしオルドを率いていたリーフェンが告げた真実は残酷だった。人間に蹂躙され、望まない混血の子を産まされるオルド族。ニクラスがレンブラントに向かって「生まれてきた子を愛せない母親の苦しみが分かるのか！望まれずに生まれてきて母親から愛されない子の気持ちが分かるのか！」と悲痛に叫ぶシーンで涙が溢れた。
・ニクラスの剣をふっ飛ばしトドメを刺せるシーンでレンブラントはニクラスを抱きしめる。「すまない！すまない！すまない…！」と何度も繰り返し謝り、「汚れた血などない」と諭すシーンで号泣。スポットライトがふたりに当たるこのシーン、何回見てもグッと来る。RIKUくんとやましょーさんという組合せもなんか泣けて…。ニクラスが抱きしめられながら「おいリーフェン、言ってやれよ。お前の理想の国は絶対に作れないと。種族の垣根のない世界など、どうしようもない戯言だということを」と言うところ、もとは淡々とした話し方の彼が、語気を荒らげて言葉を紡いでいて…もう…本当に…。全部がよすぎてわたしゃやましょうさんに完敗でした。
・「俺ごととどめを刺せ！」と言うニクラスにできないと言うコニー。もうここが山海の関係性踏まえての配役だとしたらズルすぎてヤバい。涙止まらず。
・このやり取りを経たニクラスが最後に「レンブラントの力になろうと思う」「あいつと国を作ってみたい」と言うシーンは言葉にし難いものがあった。やましょうさんの憑き物が落ちたような、穏やかな表情演技素晴らしかったな。
ライブパート
・目の前で踊るやましょーさんがカッコよすぎてまばたきを忘れる。
・目の目で踊る翔平くんがカッコよすぎて呼吸を忘れる。
・樹くんと慎くんがタイプの違う美人で見惚れる。あまりにも美しかった。
・RIKUくんソロで『Seasons』が来るとは思ってもいなくて号泣。あんな距離で、ゼロズレで推しが歌うってだけで泣けるのに、この選曲はズルい。多分見える範囲のオタクみんな泣いてたのか歌いながら微笑んで手を客席側に差し出したRIKUくんを見てまた泣いた。もうズルズル。
・ボーカルはRIKUくんだけの『No Limit』。パフォーマー10人引き連れてるので実質ランペやん的な人数。なんかこれも歌詞と相まって泣けてきて、カッコいいのにもうなんか…ずっと泣いてて鼻が詰まってきた（情緒）
・健太くんビジュよすぎ。LIKIYAさんバチバチに決めてるのに喋ると可愛い😂
・福澤さん、17人目のTHE RAMPAGEになる（これは土曜夜のカテコ）
さいごに
前作見たときも思ったんですけど、ETERNAL見るとランペを好きでよかったなぁ。ランペのファンでよかったなぁ。ランペがもっともっと大好きになったなぁ。と激重感情爆発になります。今回ももう記事書くために思い返すだけで泣けてきて……。
みんなグループのアリーナツアーやりながら、BOTの準備＆4日間連続公演して、MA55IVEメンバーはTHE SURVIVALもやってて、多分他にもファンは知らないけどいろいろお仕事並行しながらやってると思うんですけど…そんな中でこんなクオリティの舞台を一切妥協せず作り上げてくださったランペメンバー、キャスト、スタッフさんに心から感謝したいです。ランペはグループ兼任がいません。だからひとりひとりのがんばりは、すべてランペに還元されます。その想いの強さを今回また感じることができました。本当にありがとうございました。みんなどうか体に気をつけて最後まで走り抜けてね……！
