The same Rainbow

LOVE DREAM HAPPINESS を追いかけて

【ラジオ】山下健二郎のオールナイトニッポンの終わりに寄せて

↓2019/03/31 追記ここから↓
最終回の感想記事書きました。タイムフリーで聞き返しながら書いたのでかなりバラバラっとしてます。笑

kuraxkura.hatenablog.com↑追記ここまで↑

 

山下健二郎ファンにとっては生活の一部とも言える「三代目 J SOUL BROTHERS 山下健二郎オールナイトニッポン」(以下、ハッシュタグにならいykannと表記)が2019年3月29日の放送をもって終了すると昨日番組内で発表された。
私のようにまだ聞き出して間もないファンでも非常に寂しい気持ちになったので、初回から聞いている方たちの悲しみは計り知れない。しかし、4月からは枠を変えて新番組があると同時に発表になったので、寂しい気持ちはもちろんあるがまた毎週(たぶん週次の番組だろう)声が聞けることが分かってホッとした。
今日はこれまで聞いてきた中で思ったことや考えたことなどをまとめておこうと思う。

 

しんどいときは金曜夜の健二郎さんの声に助けられた

ここ1年半ほど私の金曜夜の楽しみといえばykannである。この番組は2015年4月3日に始まり、もうすぐ丸4年となる。私はファン歴が浅いため最初のほうの放送は聞いていないが三代目ファンになってからはほぼ欠かさずリアルタイムで聞いている。
聞き始めた頃はまだ転職する前。SEとして日々サビ残業地獄と休出と家での作業などなど…とにかく疲弊していたときだったので、健二郎さんの明るい笑い声に何度助けられたか分からない。
放送時間は金曜深夜1:00~3:00。土曜に用事がある日は途中で寝ようかなとか聞かずにあとでradikoのタイムフリーで聞こうかなとか思うのに、聞き始めるとあっという間に3時を迎えている最高のラジオだ。
パーソナリティは健二郎さん一人。たまにゲスト。お笑い芸人さんが来ることも。ちなみに三代目が勢揃いした神回は感想記事を書いている。
最初のほうはトークがおぼつかないこともあったようだが、私が聞き始めてからの健二郎さんは趣味トークでがんがん盛り上げ、ゲストが来たときもいい感じに話を引き出して、「この人本業なんだったかな…?」と思うくらいのトーク力だったのでにわかには信じがたい。
リスナーはヒザゲラーと呼ばれている。メールを読んでくれる感じを聞いていると非常に距離が近くて、ヒザゲラーからのネタメールに本気で声を上げて笑ってくれたり、ちょっと本気で諭してくれたり。とにかく“気のいいお兄ちゃん”みたいな親近感を感じることができるラジオの雰囲気が大好きだ。

 

健二郎さんの人柄を知り、さらに好きになるキッカケに

ykannのコーナーはいずれも面白いのだが、ヒザゲラーのセンスが爆発する「ドゥンガ」(90年代カルチャーにまつわる単語を健二郎さんが発表しそれが一体なんなのか考えて送るネタコーナー。例えば昨日のお題は「チェ・ホンマン」。私の世代だと答えが分かってしまうのだが、あえて明後日の方向のネタにして送ればOK)や短期間で終わったが「深夜のヤングシナリオコンテスト」などパンチが効いたコーナーもあったりして、深夜に近所迷惑なほど爆笑してしまうこともよくある。

その中に「探偵オールナイトスクープ」というヒザゲラーからの悩みに電話で回答するコーナーがある。ラジオではこういったコーナーはよくある形式の1つだが、私はオタクであることも手伝って、これまでそこそこ多くラジオを聞いてきたつもりだが、ここまで本気で真剣に一緒に悩んだり考えたりしながらリスナーの背中を押してくれる人には出会ったことがない。
例えば、健二郎さんはよくないことははっきりよくないと指摘するし、励ましたり応援はするが甘やかしはしない。基本的に相談者は若者が多いので(10代~20代前半)適当にそれっぽくアドバイスらしいものをしても納得してくれるのでないか?などと私のように性格がひねくれいてる人間は思うのだが、健二郎さんは一切そういうことはしない。自分の言葉が彼・彼女らに少なからず影響を与えることをよく知っているし、何より本気でこの電話が明日の行動を変えるものになるかもしれないと責任感を感じているように思える。それほど真剣なのだ。

もちろんファンは素の彼のすべてを見ることができるわけではない。しかし、ラジオを通して山下健二郎という人間の人柄を知り、ますます魅了されてしまったことは事実だ。

 

火曜早朝と金曜深夜の生放送という過酷さ

本人の口からもライブや舞台の本番終わりの深夜2時間の生放送が大変だということや、ZIP!の日は朝3時に起きるということは度々聞いていたので、もしかしたら今回の放送終了(枠移動)にも関係しているのかな…と思う部分はある。
週に2回、しかもそこそこの尺の生放送があるというのは想像しかできないが非常に大変だろうと思う。合間にライブのリハや舞台の稽古、もちろん本番、ドラマやバラエティの撮影、取材やインタビューを受けることだってあるだろう。そのときどきによって内容や時間が不規則な中、体調管理をしっかりやって仕事をこなしてというのは本当に大変なことだ。
私は毎日起きる時間・家を出る時間・乗る電車・会社に着く時間、そして会社についてからこなす業務などはほぼ同じでないと落ち着かないタイプなので芸能人ってすごいな…と思う。(業務に関してはいろいろあると言えばあるが、てんでバラバラで未知のことに挑戦するという仕事ではない)
本来ラジオは収録でもいいはずだ。事実多くのラジオ番組は収録したものを使っていると思う。それでも健二郎さんは物理的に無理な場合を除いてほとんどを生放送でこなしてくれた。ヒザゲラーとリアルタイムで時を過ごしてくれた。本当に感謝してもしきれない。

ラジオで流れる曲とオールライブニッポンで広がった音楽の世界

オールライブニッポンで好きになったSUPER BEAVERの曲を私は誇張なく本当に毎日聞いている。あのライブで出会っていなかったらきっと知らないままだった彼らの音楽。歌詞もメロディも最高にいい。いつか単独ライブに行きたいくらいハマっている。
YouTubeSUPER BEAVERのMVを見ていたら、おすすめに出てきたKing Gnuの「Prayer X」。これにも出会えなかったかもしれない。King Gnuにもあっという間にドハマリしてしまった。
そしてラジオで流れたNOISEMAKERの「NAME」。衝撃を受けた。めちゃくちゃ好みのサウンドで、これもラジオで出会えてよかった曲の1つだ。
これ以外でも90年代の懐かしい曲だったり、三代目の曲だったり、後輩グループの新曲だったり…ラジオでたくさんの曲を聞いた。
今市さんのラジオでも言えることだが、自分が普段触れることのない音楽を知って、好きになって世界が広がった感じはラジオだからできることだなと思う。

 

改めて感じる「永遠に続くものはない」という事実

このブログでもたびたび言っているが、永遠に続くものはない。番組だってグループだって、いつかは終わりが来る。それが10年先か、20年先か…1ヶ月先か…明日か、それだけの違いでしかない。
私も彼らも歳をとる。老いは確実に体力を衰えさせ、気力を奪い、若いときに簡単にできたことができなくなる。その反面、経験値が増えて、考えが深くなり、若いときには思いもよらなかった気づきを得ることもある。
今できることを、今楽しめることを、大事にしていきたいと思う。そのためにも今やらないといけないことを確実にこなしていこう。
山下健二郎オールナイトニッポン」は終わってしまうかもしれない。しかし、同じ時を過ごしたことは事実で、まだステッカーをもらうには至らなかったがメールも何度か読んでもらって…そういった思い出は消えることはない。
残りあと4回の放送、そして新番組の情報を心待ちにしてこの1ヶ月を楽しもうと思う。