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【舞台】「『僕のヒーローアカデミア』The “Ultra” Stage」3/21夜公演感想:観劇できたことに感謝を

3/21(土)は久しぶりに舞台を見てきました。「『僕のヒーローアカデミア』The “Ultra” Stage」、通称「ヒロステ」。会場はあんステDR以来の品川ステラボールでした。

heroaca-stage-2020.com

ヒロステは、前作を友人に誘ってもらってライブビューイングで見たのですが、私が知ってる範囲での2.5次元舞台とは一線を画するもので、これは次は生で見なくてはと思っていた作品です。
もともとヒロアカは原作が大好きで、ヒロアカ読むためだけにジャンプを買っていた時期もありました。途中で読まなくなってしまったのですが、キャラクターは今でも大好きです。
本当は3/18(水)の夜公演に行く予定でしたが、コロナの影響で中止になり…。でも友人が3/21の公演を譲ってくれて(本当は別の方と行く予定だったが、こういう状況なので行けないとなったそうだ)なんとか1公演見ることができました。感謝感謝です。
そもそもヒロステの東京公演は本当は3月頭から始まる予定でした。それがなんと20~22日の3日間5公演に…。それでもこの状況の中、消毒やサーモグラフィーの対応もして上演してくださったのは本当に嬉しかったです。
少し詳しく書くと、入場時、まずはスタッフさんに次亜塩素酸(って書いてあったと思う。普通のアルコールではなかった)の消毒液を手にかけてもらいます。会社や家でも手洗いアルコール消毒を日々やってて今指がものすごく荒れてるので悶絶するくらい痛かったです!笑
次はひとりずつサーモグラフィーを撮る(?)機械の前に立ちます。大丈夫であればようやくチケットを見せて入場。人手も要りますし、費用も余計にかかってると思います。主催者側がここまでしても開催すれば叩かれ、国から負担もない状況に本当に憤りを隠せません。

席に座り、開演時間を少し過ぎたころ、照明が落ちヒロステのメインテーマ(と言っていい曲があるんです)が流れキャスト陣が登場。歌声とキャラクターに扮した姿と、なによりもその気迫がすごくて圧倒されました。
公演を待ち望んでいたのはファンだけじゃない。キャストの皆さんもだったんだ…と言葉にして直接言われたわけではないですが、そうとしか思えないくらいの迫力。ヒロステだけじゃない、中止に追いやられた公演はたくさんあります。きっと舞台に立つ役者さんたちはいろいろな想いを抱えていたと思います。「こんなに素晴らしい舞台を届けられないのだろうか?」と悔しい思いもあったはず…。
とにかくヒロステはキャストひとりひとりのクオリティが凄まじく高いです。私はテニミュとか刀ミュとか有名どころを生で見たことがないので、余計そう感じるだけかもしれませんが。
オープニングで既に目頭が熱くなって、「チケットを手に入れたとしても、こうやって観劇できることが当たり前ではないのだ」と噛み締めました。うしろの席の人が号泣してました……(気持ちはわかるぞお嬢さん!)
しかも昨日は友人がまた神的な運を発揮してくれて、下手寄りのC列(A列がないので最前2列目)という最高の良席。舞台前方に役者さんが来たときはあまりの近さと迫力に息を飲みました…!

今回の舞台前半は、原作でもおそらく人気の高いストーリーのひとつ職場体験編、別名ステイン編です。
主人公・緑谷出久(通称、デク)くんの友人である飯田天哉くんのお兄さん「インゲニウム」が“ヒーロー殺し”のステインに襲撃され、二度とヒーロー活動に戻れないような体にされてしまい、普段みんなを冷静に導く優等生の飯田くんが復讐に駆られ……という重めの話になっています。
ステイン編は内容を語りだすとそれだけでブログ数記事になりそうなくらい詰まってるので、よければ原作かアニメを見てください。笑
肝はステインの狂気とも言える“本物の”ヒーローへの執着と、その理想論を語る宗教的なカリスマ性だと思っているのですが、ステインを演じた川隅美慎さんが凄まじくステインそのものでシビレました。今調べたら92年生まれ…!?そんなお若い方だったのですね。ステインのときはお顔もほぼ見えないので、検索で可愛らしいお顔だと知って衝撃を受けています。
ヒロステは舞台というよりほぼミュージカルなので、重要なキャラクターはお芝居だけじゃなく歌もある程度うまくないと他のキャスト陣から浮いてしまう可能性があります。(もちろんキャラクターの大半は高校生なので生徒役のキャストが抜群にうまくなくてもいいのかもしれませんが)
ステインは原作のイメージだと歌うなんて想像できないのですが、川隅さんは低音とややデスボを混ぜたような、セリフを言いながらの歌…というかなり表現しづらいのですが、キャラクターを壊さず歌っていてすごかったです。
最後の気絶する前のセリフ、壮絶なんですが…鳥肌立つくらい迫力ありました。あのオーラ、演じてるの絶対30代以降の男性かと思ってました……。

ヒロステは小道具大道具の入れ替わりが激しいんですが、それが華麗で思わず感嘆の声を上げてしまうくらい軽やかです。舞台にいる人数も多いし、ダンスしながら歌うし演じるしもうとにかくずっとクライマックス!
あと、意外に細かいギャグやそこにコストかけるのすげぇと言ってしまうような要素を挟んできてて、笑えるシーンもあります。たとえば、グラントリノがデクにたい焼きをレンジで温めさせるシーン、先生陣がわざわざ上に料理人の服を着て出てきて、コーラスと小芝居を繰り広げます。笑 芸が細かいんですよー!
説明を歌に乗せたり、いい感じで端折ったりして退屈させないのもうまい。脚本かなり難しいと思うんですよね…漫画やアニメでストーリー理解してる人が多いとは言え、でもきっちり経緯とかも説明していて置いてけぼりにならないように工夫してます。かと思えばワンフォーオールの継承のことや、オールマイトのお師匠さんのこと、オールフォーワンとの確執あたりは今回の話に直接関わらないので詳細は省いていたり(漫画だとその先があるので結構しっかり目に説明していた記憶)。

後半は、デクくんと爆豪勝己くん(通称、かっちゃん)の今後の関係性を語る上で重要になってくる、林間学校前の実技試験の話です。二人一組になりプロヒーローである先生陣と対戦し、手枷をはめるか、ひとりでも逃げ切るかで勝利というルールです。みんなの個性はもちろん、協力プレイも見どころで舞台での魅せ方がものすごくうまくて大興奮でした。
すべての組をひとつひとつやっていると冗長になるし、かと言って飛ばすのも全員が魅力的なキャラクターなのでもったいない…それらをうまいこと入れ代わり立ち代わり見せ場を作りながら、ときには同じシーンで左右・前後・上下(上方にもステージがある)で別の組の対戦を表しつつ見せてて飽きさせません。
かっちゃん役の小林亮太くんは、もうね常に表情と動作が常にかっちゃんですごいんですよ。踊ったり歌ったりしてるときもそれを保ってて、近くに来たときもそれがすっごく可愛くて(私の中でかっちゃんは可愛いキャラ)色が白くて…最高……!叫ぶわがなるわで喉が心配になりますが、それくらいかっちゃんはもう小林くん以外考えられんって感じです。
この試験のシーンはどんどん成長して何かを掴んでいくデクへの焦りと、傷つけられた自尊心とが前面に出ていて、もうほんとぐちゃぐちゃで可哀想になるくらい辛いんですが…。感情グラグラに揺さぶってくるデクとの掛け合い、オールマイトとの掛け合いは必見です。もう1回観劇したいよぉおおお。
最初この話はデクとかっちゃんの~と書きましたが、もうひとつ重要なのが、轟くんと八百万百(通称、ヤオモモ)のペア。自信を失っているヤオモモちゃんが、轟くんとの連携で本来のよさを発揮して相澤先生に勝つのはなかなかに熱い。他者の考えや気持ちを聞こうとする轟くんの変化も見て取れますし…キャラクターの成長がしっかり描かれているストーリーになっています。
そうだ、相澤先生と言えば、瀬戸祐介さん、ほんとにもうめちゃくちゃピッタリで。他のキャラクターもそうなんですけど、アニメの声と話し方にすっごい寄せてて違和感が全然ないんですよ。一番はプレゼント・マイク役の岡本悠紀さんですけどね!あの方、歌がうますぎる~~~そしていい声すぎる…!調べたらミュージカル畑の人だった。うまいはずだ…!客席煽るのとかアドリブとかも面白いんですよねぇ。

合間にちょいギャグ要素は挟んではいるものの前後ともストーリーとしては重め&シビアな感じなので、マイク&相澤先生&青山くんのアドリブっぽい寸劇にめちゃくちゃ和みました。青山くん役の橋本真一さん、とにかく客席前列へのアピールがすごい!笑 めっちゃ笑ったし楽しかったな~。

そうそう。私は原作では、かっちゃんと轟くんのファンなので、舞台でも目で追ってましたが、かっちゃんも轟くんもまーーービジュアルが最高ですわね!!!
かっちゃんについては上でも書いたので、ここでは轟くん役の北村諒くんのことを。北村くんと言えば私の中ではやはりあんステの嵐ちゃん。嵐ちゃんのときも美人で素敵なんですが、この轟くんをやってるときの北村くんは本当に美しすぎて……!轟くんは原作でもイケメン設定なのでピッタリすぎてもう…他が考えられない。下手に轟くんが来たときは思わずじーーーっと見つめしまいました。笑
見た目と所作がほんとに轟くん……北村諒くんを抜擢してくださってありがとうございます( ;∀;) ぜひこのキャストのまま林間学校編やりましょう!!!やってください!!!

 

以下はただの最近の情勢に対する愚痴です。笑

オタク友達とも久しぶりに会って、1公演だけでも見れてよかったねと言って…。もうほんとにコロナのせいでめちゃくちゃですよ。。友人は子育てしてて今絶賛イヤイヤ期らしく死にそうな中、楽しみにしてた舞台奪われて…。私も働く気力奪われて…。
ちなみに数えてみたらチケット取っててコロナで中止or延期になったライブ・イベント・舞台は12公演でした!はーーー悲しいなーーー言っとくが、仕事は1日も休んでないからな!!!Twitterでも散々愚痴ってましたが、ZIP!春フェスなんと整理番号80番台www もう笑うしかねぇw ちょっと調べてみたら東京ドームシティホール、キャパ最大で3000人ですって。(そこまで詰め込むかは知らんが)
2019年の招待で当たったランペ出演のbayfmイベント→台風で中止、RMPG東京スタンド下段最前→コロナで中止、FNT一般でアリーナ席引いた→コロナで中止に加えてなんでいいときばっかり中止になるんや!?!?呪いか???
普段マジのマジでFCでも後列とか天井席とかの人間なんですよ。なんならランペ友人とか心優しい方に譲ってもらって入ってるけどRMPGたまアリもK&Kも自名義で当ててないからね~~~(東京公演の振替はさすがに当たったが)当たりすらしない中!珍しく当たったり良席が来たりしたときだけ!中止!!!はぁ…ことごとく運がない……

なんかELLYの昨日の配信時の口調から4月もかなり厳しそうですね。今日K-1がたまアリで開催されて死ぬほど叩かれてますし。でも仙台の聖火見物は5万人集まったんでしょ???60代の人インタビューされてたよ?写真見ても年寄り率高かったよね?ボケてるんかな…?それとも感染して死にたいのかもしれんけどw
だってさ、学生さんが卒業式とかそういうイベントなくなって、私たち社会人も仕事は普通にあるのに舞台やライブはなくなって、自粛理由が「若者は重症化せずに年寄りや疾患持ちに移す可能性が高いから」って。それで聖火見物に60代???もう早く○ねばいいと思う。マジで。言葉選んでられないですもはや。
そんな中社会保険料だかなんだかが30%負担になるっていうニュース見て、もうさーーー今でも税金超重いのに……やってられんわ…。コロナで高齢化社会粛清したほうがいいんちゃう?そしたら若者も負担減るし!(ちなみに私はもう若者の年齢ではない)
だんだんこういう過激派が出てきて社会がめちゃくちゃになったりするんでしょうかね。日本人の行動力だとないかー。もうなんかギスギスしてて日々つらいです。

とりあえず24日はランペちゃんたちがZIPで生パフォーマンス&ニコ生でライブ配信してくれるらしいので生きます……!無観客ライブ、お金取ってええんやで…😭