The same Rainbow

LOVE DREAM HAPPINESS を追いかけて

【ライブ】Stray KidsとSTAYが生み出す“一度きり”の瞬間 ドームツアー大阪2Days

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9/9大阪現地で撮影。空気がわりとカラッとしていた。いい天気。

Stray Kids(以下、スキズ)は、2023年8月16日・17日の福岡PayPayドームを皮切りに、9月2日・3日はバンテリンドームナゴヤ、9月9日・10日は京セラドーム大阪と「Stray Kids 5-STAR Dome Tour 2023」の日本8公演のうち6公演を駆け抜けてきた。名古屋公演がどちらも非常に楽しく、単独で感想記事を書こうと思ったくらいだが、日程が近かった大阪を待ってからとメモ程度に留めていた。
この記事を書き始めたのは、10日の大阪公演が終わって、ホテルに戻って少し落ち着いた23時ごろだ。会場限定CDを10枚ほど購入し、両日分のシリアルとも溶かし(落選し)たにも関わらず、今日のわたしの心は喜びで満ちていた。
今日の感想記事はいつも以上にポエムになる可能性がある。そのことに断りを入れて、2日間の感想を綴っていきたい。(後半少し名古屋の感想も)なお、レポではなくどんなことを思ったかが中心なので、ライブの内容を知りたい方はX(旧Twitter)を検索したほうが有益だ。

 

 

大阪公演1日目:最後までステージに立つと決めたリノと支えたメンバー

本題に入る前に、今回なぜ大阪公演にひとりで参加したかについても少し残しておく。スキズの日本関連の現場(ライブやポプストなど)はいつも必ずイエニペンの友人と一緒なのだが、インフルにかかってしまい泣く泣く諦め、ひとり大阪に向かうことになった。前回のツアーから今回まで、神戸・代々木・埼玉・大阪・福岡・名古屋とずっと一緒に参加してきた友人と連番できないのは寂しかった。
行けないと決めたあとすぐにホテルや新幹線の変更、チケットの譲り先探し、月曜は鳥取に旅行をする予定だったため飛行機のキャンセル(結果的にここは友人に任せた)などバタバタと対応した。ホテルは電話をするとこの週末相当混んでると言われた(一度キャンセルしてひとり分の料金で取り直すか?という話が出たため)ので、変更が難しいかと思ったが、電話口でツインのキャンセル&シングルの確保をしてくださり、ひとり分返金となった。関西に泊まるときは絶対にスーパーホテルにしているが、丁寧に対応いただき、その信念をまた固くした。

さて本題。大阪公演初日は、メインダンサーであるリノくんが明らかに調子が悪く、個人的には2月のさいたまスーパーアリーナのときよりも状態は良くないように見えた。上手寄りのスタンド下段10列目(前にアルファベット列があるため実質20列くらい)から防振で覗いていると、登場すぐからいつもと違うことが分かった。くしくもここまで6公演中一番視界が良好な席だった。リノくんの様子にたまアリ1日目が頭をよぎった。あのときは風邪で咳が出ていたが、大阪初日はそういった状態とも違うように見えた。いつも台本を読むだけでなく、流暢な日本語を混ぜながら楽しくMCをしてくれるリノくんの姿はなかった。焦点の合わない目で上のほうをぼーっと見つめる姿がかなりつらく、防振で見るのをやめようかと思ったほどだ。“かろうじて立っている”わたしからはそんなふうに見えた。
『CASE 143』で4人ずつに分かれてメインステージの左右の花道に来るとき、上手側に来るはずだったリノくんは歩いてこず、ステージ裏にはけていった。初日たまたま右隣の方もリノペンで、ふたりして双眼鏡を舞台袖の暗闇を見つめたままなかなか下ろせずにいた。他ペンの方々も「あれ?リノいなくない?」とざわざわしていた。舞台袖に向かったとき、奥にいたスタッフさん(たち)に迎えられていて、「ああこれはもう戻ってこれないかもしれないな」と思った。
もう記憶が曖昧なのだが、たしかこのあと戻ってきて『神メニュー』『ALL IN』をなんとかこなしてまたステージ裏へ消えたんだと思う。それでバンチャンくんがMCをバンド紹介を長めにする感じで自然に引き伸ばして、即興セッションで歌ってくれたりしてリーダーの頼もしさと対応力に感心しているとリノくんが戻ってきた。「トイレに行ってました〜」と言ったときは「え?我慢してたからあんなダンスしんどそうだったの!?」と思うほどで、他メンバーも「僕たちトイレのイメージがついちゃう!」(福岡公演2日目で『CIRCUS』の止め演出がハンくんで「トイレに行きたい!」というネタだったことから)「ストイレキッズ……」などとわちゃわちゃ冗談を言って盛り上げていた。

それがあのときの場の和ませだったことを物語るように、中盤にいくにつれて、時折遅れたり振りをこなせていなかったりする姿が目立った。一度『MIROH』のときだったか、しゃがんだときにふらついたのかスンミンくんが背中を支える一面もあった。他にもヒョンジンくんが舞台袖で立ち位置隣のときにお尻をぽんとしたり(背中だったか曖昧だったがお尻と書いてる方が多かった)ハンくんがトークを自然にカバーしたり他のメンバーも肩を組んだりそのまま寄り添って歩いたり……もう書き出すとキリがないほど、メンバーたちはごく自然にリノくんをサポートしながら進行していた。もちろんどのくらい気遣いだったのかは、ファン側からは分からない。それでもここまで多くを12倍の防振双眼鏡でリノくんチッケムをしてきたわたしには、リノくんが最後までステージに立つと決めた覚悟を7人も汲み取ってライブを進めているように見えた。

ソロステージは果たしてできるだろうかとドキドキしていると『Limbo』が始まった。静かなオープニング、センターステージに立つ白い衣装のリノくん。声に力はなかった(たぶん被せを大きくしていた?)が、STAYはリノくんが少し前にYouTubeの配信で決めた掛け声を精一杯届けた。この日リノくんからの反応はなかった。ただ、2日間現地にいたわたしは初日のほうがSTAYの切実さと一致団結さがものすごく詰まっていた掛け声だったように思う。「サランヘヨイリノ!」も1日目のほうが大きかった気がする。リノくんが初日どんな症状があってああいう状態だったのか、本当のところは分からないけれど、最後までステージに立ったエネルギーのひとつになったと信じたい。

ソロステージなどがあったあとのMCでは、リノくんがSTAYに向かって「Limbo皆さん知ってますよね?」と問いかけたあと、「メンバーたちも知ってますよね?歌ってください」と振る流れがあった。バンチャンくんやヒョンジンくん、ピリちゃんは「高い!キーが高い!」と苦しむ様子を見せていたが(バンチャンくんは歌えそうだけど…)ハンくんが歌い上げたのを聞いて「うま………」と思わず呟いてしまった。リノくんも拍手をしていたと思う。
オールマイティーの究極系だなと感心させられると同時に、自分のソロ曲をあれだけうまく(しかも被せやBGMなしで)歌われるとどんな気持ちなんだろうと少し気になった。(メンバーはハンくんのスキルの高さを十分知ってるから「すごい!さすが!」で終わるのかもしれないけれど)

初日は正直祈るように見ていて、リノくんがしんどそうだから他メンバーを防振で見るかともなかなか思えず、終始落ち着かなかった。『CIRCUS』の茶番劇はイエンちゃんがストップする係でヒョンたちがフラワーシャワーをかけてあげてキャッキャしていた。そのときのリノくんはひとりうしろに立っていた。MC中含め、あの様子を見る限りとてもダンスや歌をできる状態とは思えなかったのに、曲がスタートすると自分の立ち位置で踊り、歌い、なんとかこなしていた。時折このまま倒れ込むんじゃないかと思う場面もあった。
これまでリノくんがワンテンポ遅れたり、振りを省略する場面を見たことがなかった。おそらくスキズのコンサートは、健康な状態でも相当体力を使うし、精神力だけでどうにかできる内容ではないだろう。みんなハードスケジュールで体のあちこちを痛めながら臨んでいることは頭にあったが、リノくんのこの状態でGOを出す(出さなければならない)というのは、つくづく我々会社員とはまったく違う世界で仕事をしているなと思い知らされる。

ファンとして「休んで欲しい」「無理をしないで欲しい」という気持ちは、彼らのことが心配で愛しているからこそだろう。でも彼らには代わりがいない。コンサート中の流れでも選手交代というくだりがあるが、バンチャンくんが言う「選手交代はできません。僕たちの代わりはいないからです」は、ただの台本のセリフでもジョークでもない。ステージに立つ・立たないを会社員が風邪で有給を使うような感覚で決断できる職業ではないことは容易に想像がつく。もちろんその無理が祟って、のちのちに影響を与える場合もあり、無理をすることを称賛するわけではない。それでも「絶対にやり遂げなければならない」という覚悟は、わたしたちが想像できない次元にあって、それを8人は共有している。
リノくんとメンバーとスタッフさんは、大阪初日、リノくんがステージ立つことを是とし、本人は最後の瞬間までやり切り、周囲は(おそらく)できる限りのサポートした。意地かプロとしての矜持か会場に来たSTAYへの思いか…あの日、リノくんはどんな気持ちでステージに立っていたのか、わたしたちが心のうちを知ることはない。さまざまな思いはあるが、大阪初日は、あの3時間は、やはりあの瞬間にしか生まれないコンサートだった。初日だけ参加したSTAYさん(特にリノペンさん)は複雑な心境に違いない。個人的にはその気持ちはごまかさなくてもよいと思う。きっとどれだけ時間が経過しても頭から完全に消すのは難しい。
わたしも過去に土日ある公演で参加した土曜のほうがあまり評判がよくなく、メンバー自身も「当日(土曜)夜に大幅に見直して、いろいろ調整して翌日(日曜)やっとしっくりきた」と言うほどの現場に遠征して足を運んだことがある。今も記憶にあるほど悔しさを覚えているし、同じ条件でその場にいたはずなのに、体験できる質に差がある(座席の良し悪しとは別の尺度で)ことに憤りを感じたりもした。ただ、それを思い出すたびにコンサートやライブは生き物だなぁとも思う。どれだけセトリが同じで、演出もなにも変わらなくても、わたしがひとつのツアーで何度も公演に入るのは、その一度きりの生のまさに“現場”を味わいたいからだ。

それにしても大阪公演のバンチャンくんはとても生き生きしていた。笑 TWICEの日本人メンバーが関西出身のため関西弁で日本語を覚えていて、大阪を「ホームグラウンド」と呼んでくれるバンチャンくん。もともと日本語がうまいが、関西弁をイントネーションを含めて操り、以前にも増して上達していた。もちろんリノくんのこともあって意識してそう振る舞っていた面もあるだろう。4年間関西に住み、前職のほとんどの案件が関西(大阪・奈良・滋賀が多かった)だったわたしよりも確実に関西人だった…w 想像もつかないほど忙しい日々を送っているスキズたちが日本語がメキメキ上達していて本当に頭が下がる。。

初日の公演を終え、ひとり考えを巡らせながら、明日リノくんがいるかどうか半々かもしれないなと思っていた。初日は開演前に昨年の神戸ぶり2度目ましてのフォロワーさんとお会いして(娘さんが!ものすごく!可愛くて!!興奮してしまった…あまりにもアイドル…ステージ立つ側すぎる……)楽天の購入特典のヒョンジンくんをいただいた。そのあと規制退場で長々とお待たせしてしまった、、別のフォロワーさんとも5月ぶりの再会を果たし、しかもタワレコラキドロのリノくんまでいただいてしまうという……!!ありがとうございました。おふたりとも久しぶりにお会いできてめちゃくちゃ嬉しかったです😭

 

大阪公演2日目:リノが『Limbo』で見せた笑顔

2日目は10ゲートと記されており仮設席だった。座席検索しても出てこなかったのでなんとなく予想はついていたが、想像以上にステージサイドでトロッコの出入り口真横だった。下段はW会員に割り当てられていたが、上段は注釈席だったんじゃないだろうか。なんせ中央+左右のモニターはほとんど見えない。ただ、下手側からメインステージを真横に見る位置は6公演目にして初めてだったため、また違った景色を見ることができて楽しかった。

前述のとおり、1日目の様子からリノくん不在も覚悟していた2日目。6月に韓国でお会いした以来のリノペンのフォロワーさん(行動力がものすごくて尊敬している方…!!)と少しお会いして、「リノくんどうなるかねぇ~」と話したりした。世間には同担拒否という言葉があるが、わたしは他のリノペンさんとお話しするのが大好きだ。初日の公演についてちょっとだが話せたのは嬉しかった。そして開演1時間を切っているというのにCD列に並びたくて、ひとり列に並んだ。かなり混んでいて、ちょうど雨も降ってきたため湿度も高くキツかったし、先行きを暗示しているようで不安に思った。

ほぼ時間通りに開演。OPのVCRが終わりジャンプで登場するメンバーの中に……いるー!!!(冷静に考えたら、いないのであれば事前にお知らせがあがるだろう)と前のめりになった。3曲の様子を見て「これは……持ち直した…!?」と歓喜した。むしろ昨日の出来事を取り返すように気迫がすごかった。序盤でそんな飛ばして病み上がりなのに大丈夫なのか!?と思いながら突入した自己紹介MC。まさかのドラえもんwww イエンちゃんの声の出し方が最高だった。その上トロットまでワンフレーズといえど生で聴けてしまってとても贅沢な自己紹介だった。オチのチャンビンくんはジャイアンで、声真似もなんだかうますぎるし、最高に盛り上がった。

2日目はリノくんのソロ『Limbo』なしには語れない。前のイエンちゃんのステージが終わり、リノくんがステージに立っていることが分かった瞬間、大歓声が湧き上がった。照明がつくと、白い衣装がひらひらと風になびいているのが見え、それがとても印象的で目を奪われた。
掛け声はしっかり大きな声が出ていたけど、リノくんからの反応はなかった初日。今日はどうだろうかと思ったら「もるごなん」のSTAYの声を聞いてリノくんが微笑んだ………!悲鳴のような歓声がわきあがる。あの瞬間、柄にもなく涙がじわーと出てきて自分でもビックリした。舞台とかライブとかで、連れが号泣してても1滴も泣かないのに。それくらい2日目はあの表情を見てホッとしたし、初日心配しながら掛け声をやったSTAYさんの声も絶対届いてたから2日目があったんだし…とにかくもう感情が洪水のように流れてきた。「いっちまらじょ」でマイクをSTAYに向けるリノくん。そしてイヤモニを片方外してSTAYの歌声を聞いていた。感情を抑えようと少し上ずって聞こえた歌声、感情をぶつけるように張り上げたブリッジ前、オリジナルよりもっと高めに出したラストサビ…あの日のライブでしか味わえないステージだった。もっと言えば、1日目があったからこそ成立した2日目だった。
今思い返してみても、『Limbo』のリノくん、嬉しそうだったな。いつもの笑った顔とも違っていて、なんか勝手な感想だけども、作ってるとかアイドルの仕事だからとかじゃなくて、本当に心から嬉しそうにしていて、「リノくんてこんな顔するんだ……(トゥンク」みたいな感情になってしまった。これまでのどの公演の『Limbo』もそれぞれ良さがあるけれど、大阪2日目のあの雰囲気は新鮮で、可愛くて、とてつもなく幸せなものだった。

2日目はMCもどんどん自分から話していて、すっかりもとの状態に戻ったように見えた。『CIRCUS』のおもちゃのピストルのくだりでは、初めてリノくんが「持ってくるのを忘れた!」という流れで、「ドラえも~ん!」と言ってスンミンくんに駆け寄るという可愛らしい内容だった。ドラえもんの声真似(?)をしながらポケットからピストルを取り出したスンミンくんが、「バン!」と撃ってリノくんが「うっ」となる大阪特有のネタも盛り込んでいてとてもおもしろかった。ただ、その「バン!」が曲再開の合図だと思われたようで、まだリノくんが撃っていなかったのに曲が始まってしまってリノくんやピリちゃんの「なんで!?」という表情まで含めて最高だったw

言うまでもなくダンスもキレキレで、素人目には前日体調を崩していてあまり踊れなかった人とは絶対思えないようなパフォーマンスだった。序盤ほんのちょっとだけ「少しセーブしてるかも……?」と感じる部分はあったけれど、それ以降は1日目の出来事を忘れるほどバチバチかましていた。2月のたまアリ初日→2日目の回復もすごかったけれど、まさかここまで持ち直してくるなんて…フォロワーさんたちも近しいこと言ってらっしゃる方をお見かけしが、体調不良(たぶん)で一晩であそこまで回復するってすごいというか可能なんだろうか……?一晩のうちに一体どんな対処法をしたのか不思議でならない。そう思うほど別人のような動きだった。
特に前も感想を書いたと思うが、本編終わりの『Super Bowl』と『Hall of Fame』では過去一のとんでもない気迫のこもったパフォーマンスを繰り出していた。信じられないほどの動きで、素人からするともうただひたすら「すごい」「この人ダンスやっぱうまい」「しぬんじゃないか」と思うレベルで、防振から目が離せなかった。ツイートもしていたが、真横から見ると前からだと重なって見えないフォーメーションでも姿が見えるので6公演目にして「こんなリノくん初めて見た……!」という気持ちにもなった。

そういえばTwitter(Xと頑なに言わない)で「防振ばっか覗いてる奴は掛け声しない」と言われていたが、わたしは防振を構えながら掛け声を叫んでいる。体はあまり動かないのでちょっと不気味かもしれない。ちなみに片手で防振+片手でペンラスタイルのときも多いが、腕が疲れてくると両手で防振を持つのでそれは申し訳ない。とは言えラップの部分などは全然言えないのでもっと頑張らなければと思う。

そんなこんなで大盛り上がりの大阪2日目も終盤へ。最後のメントで「たくさんサポートしてくれるスタッフさんもいるから大丈夫」といったようなことをリノくんが言っていた。ちょっとこれまでと違った方向性の内容だったが、1日目の状態を踏まえての言葉だったのだろう。「ありがとう」の言葉がとても沁みた。
そうそう、リノくん集合写真とかでよくリビの耳を掴んで写ってるけど、2日目他のメンバーがメント中で別にモニタにも抜かれてないときでも肩たたき棒のリビの耳を掴んで持っていて普通にその持ち方なんだ…とちょっとテンション上がった(?)肩たたき棒のリビの頭を懸命に引っこ抜こうとしている姿も見えた。不思議な子だ……。

そういえばトロッコの出入り口真横だったと書いたが、自分よりもっと奥のほうからも民族大移動でとんでもなく人が押し寄せて出入りはまったく見えなかった😂特にリノくんが乗っているほうのトロッコは人に遮られて通り過ぎるころにようやく見えただけだったのが少し惜しい。ヒョンジンくんが乗っているほうは近くで見れてよかった。みんながきちんと自席で見れば、あんなに移動しなくてもメンバーの視界に入るのに……。

大阪はリノペンにとって波乱万丈の2日間だった。これまで数多くのコンサートやライブに足を運んではいるが、その中でも記憶に残る公演になったのは間違いない。2023年末の現場まとめ記事を書くときにもきっと登場するだろう。

 

名古屋(雑感):とにかく楽しかった!ジニリノ推しとしてはこの上ない2公演

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大阪公演が濃ゆかったのでだいぶ記憶が薄れてきてはいるが、当日メモしていた部分だけざくっと残しておく。

1日目はアリーナBの真ん中らへん。トロッコ激近だった。

・挨拶はみんなしんちゃん😂照れながらやってくれたメンバーありがとうな………
・それにしても暑すぎて空調壊れとるんか???レベルで結構しんどかった。特効が近いから温度上がるし、アリーナ本当に灼熱だった。
・リノくん機嫌めっちゃ良さそうで可愛かったな。イタズラしてる時の生き生きしてる様子ツボw
・『Limbo』はちゃめちゃにうまかった。福岡公演はやっぱり緊張してたんだな。それがいい具合にほぐれてソロで歌うことを楽しんでいるように見えた。
・『CIRCUS』が最高すぎる!!!!!!腕組みジニリノがメインステージの下手まで来たときやばすぎた。
・バンチャン「僕が責任を取ります!」わたし「ついに行き遅れたわたしも結婚かぁ」
・アリーナB2、外周が近いのでトロッコ通るときものすごい近かった。角を曲がるときゆっくりだからよく見れたし。KSPOの時と同じくらい近く感じた。バンチャンくんがずっとこっち側に手を振ってくれてる瞬間があって、「すごく綺麗だなぁ」と眺めていた。

2日目は上手側(やや中央寄り)のスタンド下段

・センステ近く感じてなかなかいい席だったが、また前の方が背が高くてメインステージほぼ見えず。わたしは10列以降のほうがいいのかも……😭
・初日「今回の福岡公演では」(名古屋なのに)と書かれてたモニタの注意書きが「今回の公演では」に修正されてた……!これで最後まで使い回せるね✨笑
・2日目の挨拶は福岡初日に戻りコナン。ピリちゃんどっちかっていうと悟空感ある。
・バンチャン「バンテーリン♪」
・ラブショットでお水飲むくだり、リノくんがヒョンジンくん指名したのに、チャンビンくんに取られてすねて帰ろうとするというとんでもないジニリノいただきまして死ぬかと思いました(いつかラブショットやってくれ~)
・トロッコ来たときリノくんのお顔が美しすぎて「うわぁ…美人」って独り言言ってた。
・スタンドのほうがいくらか暑さはマシだった。

はーーー…名古屋ひたすら楽しかったな。福岡より暑かったけど体力も持ったし。友人とあんまり終わったあとライブの感想とか言い合わないのに(ぽつぽつは話すけど)なんか初めて、「楽しかった~帰りたくない~~~」って言い合った気がする。帰りの新幹線でまで余韻浸ってるってマジで珍しい。

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何よりもスキズの肩の力が抜けてライブを楽しめるようになったのが伝わってきたから雰囲気がすごくよかった。もちろん福岡もツアーはじめの緊張感や「これまでと違ったものを見せる!」という気合がビッシビシ伝わってきてそれはそれで大事な2公演だったから比べるものでもないけど。名古屋は日本語でいろいろ変化球入れてくるし、アドリブや多分リハになかったようなことやったり、たくさんわちゃわちゃしてたのが印象に残ったかな。
ちょっとビックリしたのが、名古屋公演はどっちかというとメンバーがわっちゃわちゃしててフリーダムさ満載だった(大部分CIRCUSのリノくんのせいw)初日のほうが体感的には楽しかったから、ちょっとマイナスな感想が多い?ぽい?ことが意外だった。どの公演もそれぞれ良いところばっかで比べようがないけど、名古屋1日目間違いなくメンバーは楽しそうだったけどな……?2日目も楽しかったけど、たぶん1日目で間延びしちゃった部分あったから2日目は進行守ってた感じしたし。

ジニリノ推し的には間違いなく最高な2公演だった名古屋。毎度ツイートしてるジニリノ部分抜粋は今のところ9/3が最長です。笑 わたしのアカウントを「🥟🐰モーメント」で検索すると引っかかると思うので興味ある方はぜひ。

名古屋ではコラボのドリンクと観覧車も楽しんだ。福岡では疲れ果てて何もできなかったのでかなり遠征を満喫できたと思う。観覧車はちょうどヒョンジンくんのに乗れた。

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名古屋もいい天気だった。かなり暑かったが……。名古屋は建物に入っても地下鉄でもホテルでもとにかく空調が弱くて参った。。あれは土地柄?節電?福岡と大阪、当然いつもの生活圏である東京・神奈川でも感じたことのない暑さ&建物に入っても避暑できないのだけはキツかった。

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余談:6公演の座席位置の話

Illustratorで作り直そうかと思ったけど力尽きたのでスマホのメモで作ったもので失礼。笑 位置の概念なので遠さ(高さ?)は再現できていない。初日だけアプグレ、あと5公演はW会員で当てたもの(交換していただいたもの含む)東京も両日Wだけどどんな席が来るかな~。

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背がとにかく低いのでアリーナはどれだけ距離が近くでもライブを見るのにはつらかった。個人的にはスタンド下段の中程がちょうどよい。推しケミの絡みを逃すことなく捉えるには見渡せることのほうが大切だからだ(迫真)もちろんパフォーマンスを見るのも。ただ、今回も一度くらいはセンステ前アリーナで見てみたかった。MANIACツアーの代々木のドセンアリーナの光景が忘れられない。

ここまである程度どちら側からも見れたので次こそは真正面のスタンドに入りたい。それかソウルコンで狙うか……。フロア席や1階席にこだわらなければそちらのほうが確実かもしれない。

 

ちょびっと感想:スキズ大阪とハシゴした「DKB Zepp Tour 2023 -Progress-」

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開演中は撮影禁止ということで前後はOK。これを撮影できるのは嬉しい。

9/10はDKBも大阪で公演があったため昼の部に参加してから京セラに向かった。昼夜ハシゴは久しぶり。もともとは行く予定はなかったのだが、9/8の羽田公演がかなりよくて絶対大阪行きたい!!!となってしまったのだ。無事チケットをお譲りいただき、端っこではあったがかなり前方で見れたので大感謝だった。羽田も最前から3列目だったのでZeppという規模感&客降り演出も相まってかなり幸せ気分を味わえた。

DKBはふたつ前の活動曲『I Need Love』がかなり好きで、掛け声も覚えていったのが功を奏した。みんなビジュよくて歌上手いしラップうまいしパフォーマンスぴかいちだし、そのうちこんな距離感で会えなくなってしまう……!!と思う。絶対もっと人気出るべき。現場がちゃめちゃに楽しい。

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リパケのタイトル曲『말했잖아 (Told You)』も相当いい。MVが美しくて大好きだし、コレオもきれいで見応えがある。生で見れて嬉しかった。

youtu.be

初期曲は正直あまり掛け声を覚えられていないのだが、、今度本国活動があったらぜひ渡韓しようと思っているのでそれまでには覚えたい。

DKBにはユクくんという日本人メンバーが居る。その名の通り笑顔が太陽のように可愛い子なのだが、9/8夜公演のMCでは体調不良により万全な状態でステージに臨めなかったことを話しながら涙していた。詳しくはツイートでも書いたが、この日、そして9/10大阪の昼公演どちらも他のメンバーが日本からひとり韓国に来て頑張っているユクくんのことをとても大切に思っているというのが伝わってきて感動した。
文化的・歴史的な背景から、生粋の韓国人が日本人に対してあんなに優しい言葉をかけ、思いを汲み取ることができるものだろうか…と思うくらいに、彼らの絆は強固に思えた。日本公演のためユクくんは日本語でファンとコミュニケーションをとる。通訳さんは韓→日の翻訳はするが、逆はしないので他のメンバーはほとんど聞き取れない。「僕も(ファンと)一緒のタイミングで笑いたい!」と言ったメンバーにユクくんは冗談交じりで「日本語勉強してください!笑」と返した。それに対して他のメンバーは「ユクはこういうもどかしい思いを1000回はしてきたんだよね」というようなことを言ったとき表現しようのない思いが溢れた。それを理解して、言葉にしてくれる韓国人のメンバーがいること。「今回の公演をして日本がもっと大好きになりました!」とMCで伝えてくれること。韓国で生まれ育った子たちがそれを口にするのは簡単ではないのではないだろうか。なんだかDKBはスキルの高さから来る魅力とまた別の部分で不思議な魅力を持ったグループだと改めて思った。

PEAK TIMEに出演したことによりグッと人気は上がったが、飛躍のためにはまだまだファンダムを大きくする必要がある。そして彼らにはその土台があるし、ライブを見に行ったら一発で落ちるくらいの見ごたえもある。日本での公演ではややラフに踊ったり若干手を抜いたりするアイドルもいる中、DKBのパフォーマンスは常に全力・常に本気だ。1日2公演にも関わらず惜しみなくステージを駆け回る。その鬼気迫るステージにこちらも圧倒されてしまう。Zepp規模で見れることが奇跡だとさえ思う。本国FCもでき、これからが大事な時期だ。わたしももっと本気で追いかけてみよう。

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過去の記事でも書いたが、大学時代4年間和歌山に住み、前職のSE時代に大阪・奈良・滋賀の案件をずっとしていた自分にとって大阪は非常に馴染みのある地だ。行き慣れた場所も多い。Zepp Nambaは初めて訪れたが、和歌山から大阪へ行く際は南海電鉄和歌山市→なんばまで出ることが多かったし、ライブハウスで言うとなんばHatchはLiSAさんのライブを見たことがある。今回一人旅だったこともあり、またさまざまな記憶を蘇らせながら大阪の街を歩いた。

 

終わりに:オタ活の在り方を考える

ちょうどこの時期CDに封入されているシリアルの入力が重なり、TLも悲喜こもごもといった様子であった。わたしは今回40枚ほどしか確保しておらず(たぶん50もいってないはず……)また、サイン会狙いだったこともありすべて落選に終わった。FCでのツーショも今回は当たっていないのでオフラインイベは参加できないこととなった。残念だが縁がなかったということで割り切るしかない。
1枚で当たる人、10枚で当たる人、100枚で当たる人…日本の当落は運の要素が強い。当たりやすい時間帯の話なども出ていたが実際のところは分からない。試行数が多ければ(入力人数が多ければ)それだけ当選が出る数も多くなるものと思われるし、真相は運営のみぞ知るといったところだろう。
『Scars』のときに3桁枚数分のシリアルがすべて落選に終わり、文字通り傷を負ってCDを積むことをやめていた友人は、今回1枚目の入力でお見送りが当たったと連絡が来た。「逆にドン引きした」と言うほど、彼女の過去の傷は深かったし、1枚当選の現実味がなかったみたいだ。

運があろうとなかろうと、湯水の如く使えるお金があれば、当たるまで買い続ければいいのであって、何も難しいことはない。ただ、ほとんどのファンは自分が趣味に使える上限金額がある。その範囲内で当たるか当たらないか、どこまで追加するか、毎度悩む問題だ。フォロワーさんでも当たった方が多い印象を受けたし、1枚も当たらなかった人のほうがレアケースなのではと錯覚する。

わたしはライブのほうが大事だ!優先だ!ソウルコンに行くんだ!と決めたものの、1つくらい当たってもよかったのになぁという思いがないわけではない。この年になってもそんなふうに思うのだから若いファンの子たちが悲しんだり、一時的にオタ活を辞めたり、苦しむのも無理はないと思う。Twitterを始めとしたSNSのおかげで強いオタクの一挙手一投足が見えて、自分との差に落ち込んでしまう。楽しいはずの趣味が息苦しく感じて、ファンを卒業することを考える。……そうならないためには?

まったく役に立たないアドバイスとしては、わたしのように掛け持ちをすることだ。マイナーなグループだとなおよい。定価チケットで超絶至近距離で現場に入れてペンサまで受けられる。とても楽しい。
もしくは日本のグループに推しを作ってみるのもおすすめだ。LDHのようにライブが頻繁で比較的チケットが取りやすいとさらにおすすめだ(宣伝)「一度体感してみたい!」という方は是非声をかけて欲しい。LDHのライブ、マジで最高なエンターテインメントを味わえるので、絶対に損はさせないぜ……!!

ということで結局ひとつにのめり込むと(それがスキズのように人気すぎるグループだとなおさら)しんどいのは分かっているので気持ちを分散するしかない。別に推しを増やさなくても他の趣味を見つけてみるのも良いと思う。そのあたりバランスを取りながらうまいことオタ活ができればしんどさも多少軽減される……はず。たぶん。