The same Rainbow

LOVE DREAM HAPPINESS を追いかけて

【ライブ】圧巻のスタジアム公演!NCT STADIUM LIVE 'NCT NATION : To The World-in JAPAN'@味スタ1日目

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2023/09/16(土)は、味の素スタジアムで開催されたNCT全体コンこと「NCT NATION」に行ってきた。思い立ったのは公演前日の午後。おすすめタブに表示された「機材開放席の先着、土曜まだ取れるみたいだよ!」というツイートがきっかけだった。
前週土日に大阪の長居スタジアムで開催されたNCT NATION2日目がとんでもないゲリラ豪雨にみまわれ、大変だった様子は自分のTLにも流れてきた。同時にNCTのメンバーが一同に会するスタジアム規模のライブというものに興味がわいていた。どうしようかと悩んでいるときにそのツイートが目に入ったわたしは、「これは行けってことね!OK!」とぴあから即購入。その日の夜に隣駅のローソン*1まで歩いて行き発券し(当日窓口引き換えだったため座席は分からなかった)久しぶりの野外の現場にカッパを探したりジップロックに荷物を詰めたりといそいそと準備をおこなった。

味の素スタジアムを訪れたのは2014年8月の関ジャニ∞「十祭」以来。土曜は曇りの予報だったが、太陽は元気に顔を出し、非常に気温も湿度も高く残暑厳しい1日となった。引き換えた席はほぼステージ真正面のスタンド上段の最後列。暑いけど風が吹くと気持ちがいい!最高の眺め!

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もとより雰囲気を味わえれば十分と思っていたため防振も持ってきておらず、モニターを見て楽しもうと思っていた。ペンラ通称草鈍器も持っていないにわかは気後れする部分もあったが、天井席はそういう意味でもちょうどいい席だった。距離にするともうとんでもなく遠い。それなのにこの多幸感と満足度はちょっと他の現場では味わえないんじゃないだろうか……と記事を書き始めたのは当日帰宅直後だったのが、いろいろあって1週間後の週末に続きを書いているのにまだ余韻にひたひたに浸っている。そんなライブだった。1週間前に戻れるなら日曜のチケットをどんな手段を使ってでも手に入れて現地に向かっていただろう。

さて前述の通りわたしは普段NCTのグループを全然追っていないにわかだ。Beyond LIVEでドリムとイリチルとNCT(2021年末だったかな?)を見て、イリチルの東京ドーム公演はフォロワーさんにチケットを譲っていただいて1度見に行き、2022年のSMTOWNライブに行き、Twitterやインスタの公式をある程度フォローしている…そんなレベル。ただ、楽曲やパフォーマンスは好きでカムバのたびに新譜はチェックしている感じ。NCTという組織の背景、メンバーのエピソード、ケミなどもほとんど知らない。そんな奴がこの1週間骨抜きになるNCT NATIONもはや怖い。
普段NCTのグループを推している方から見たら薄い感想かとは思うが、何も知らない状態であの全体コンを目の当たりにした、いちオタクの拙い文章を生温かく見守っていただけたらと思う。

 

セトリはモデルプレスさんが載せてくださっているのでリンクを貼っておく。日本4公演は共通だったのだろうか……?(『Nectar』と『Love Talk』が日替わり?味スタ1日目は『Nectar』だった)

mdpr.jp

金曜チケットを取ってすぐに開催済みの大阪公演のセトリを探して、掛け声をとにかくめちゃくちゃ詰め込んで覚えた。正直過去一真剣に動画とツイート(まとめてくださる方、本当にありがたい)を見漁り、楽曲を流して部屋で声を出して練習もした。リモートワークのなせる技だ(いい子は真似をしてはいけない)さすがに完璧に覚えるのは時間的にもスキル的にも厳しかったので、絶対に言うべきところ・言えると盛り上がりそうなところくらいのポイントを押さえた。
結果的にこれが功を奏した。K-POPファンになってまだ3年半、ほとんどがコロナ禍だったこともあり掛け声の文化にあまりなじめておらず(もちろんスキズは本国のペンミも行ったので覚えているが!)大声を出すのが恥ずかしい面もあった。しかしこのNCT NATIONを経験して「掛け声って……すごい………」となった。これまでのどの現場とも異なる一体感、メンバーがファンの声に応えるようにブチ上げてくる感覚、16日でもそう感じたのだから17日はもっとすごかっただろう。あんな天井席でもほとんどのファンがしっかり掛け声をやっていたのも驚いた。わたしみたいにふらりと来た人はおそらくほぼおらず、周りを見ても99%の割合で草鈍器を持っている方ばかりだったと記憶している。

最寄り駅から日産スタジアムまではだいたい1時間ちょっと。当日は14時すぎに家を出たのだが、南武線京王線も地味に遅れていてだいぶ混雑していた。乗り換え駅となる分倍河原駅ではTwitterで見かけたとおり「NCT➡︎」のデカい貼紙が2箇所にあって分かりやすかった。15時半前に飛田給駅に着くと大混雑でなかなか身動きがとれなかった。それから会場へなんとかたどり着き当日引換券の窓口へ。紙のチケットは嬉しい。

開演は17時。屋根のある位置だったため日陰になっており風が吹くと少し涼しかったがまだまだ暑い時間帯。まだ明るい中で巨大モニターにVCRが流れ、メンバーひとりひとりが映し出されるたび歓声が上がった。イントロで会場のボルテージは一気に上がり、『The 7th Sense』がスタートすると熱気でますます暑くなった気がした。不思議でゆったりと重めな音が響く。「NCT NATIONが始まった………!」と心が踊った。メンバーははるか彼方のメインステージにいる。肉眼では誰が誰か見えないような距離感だ。それでも高揚感があった。

開幕後つづくのはイリチルの『Limitless』(これもネオカル沼に普段いない人間からすると癖の強い曲だな~と思う)、WayVの『Take Off』、ドリムの『BOOM』。それぞれグループになるとそのグループの色に染まったパフォーマンスをするのすごすぎん……?みんな出てきたときはNCTです!!!って感じだったじゃん!?(?)
ここで「まって、WayVヤバない?」「テンくんあまりにも現実感がない(美しすぎて)」と薄々気づくも心を落ち着ける間もなく、大好きな『BOOM』が来て情緒がはちゃめちゃに。黒スーツっぽい衣装のドリムくんたち最高すぎる。スタートを切るジェミンさんに惚れない人はいるのかい……?チソンくんのあの儚いと妖艶を兼ね合わせた雰囲気なんなん。しかもバチバチに決める系ステージと可愛いステージやお手振り曲、MCとであまりにも雰囲気が違いすぎる。あんな憑依型の子だとは知らんかった。。
てかNCTの皆さま、オンオフのギャップエグすぎる人多いよね?テヨンくんもステージ上だと気迫すごすぎて怖さすら感じるのに、ジェヒョンくんに服の前はだけさせられた(ここだけ聞くと怪しい)ときに照れてたの可愛すぎてのけぞったよ。

からの『Black on Black』。この曲めっっっちゃカッコいい……!掛け声難しくて一番苦戦したが😂このあとも幾度となく思ったことだが、大人数でパフォーマンスしてる中でのテヨンくんの凄まじいセンターオーラとテンくんのダンスの目の引き方ってマジでヤバイ。“マジでヤバイ”とかいう語彙しか出てこない。
何がすごいって全員がメインを張るようなすごい魅力とスキルあふれるメンバーだっていう前提があってのそのふたりの存在感。さらにこれとは別にマークくん(どう考えても功労賞…マークくんて3人くらいいましたか?)とかジェノくんとかドヨンくんも引き込まれるシーンが多くあり、さらにさらにファンを沼らせる天才ことヘチャンくんとかチソンくんとか…もう全員に触れたい!一部を除いてお顔と名前がかろうじて一致するくらいだったわたしがたった1公演を通して全員好きぃいいいってなってしまった……

Twitterでも結構見かけた「NCT NATION見て、SMはよくここまでタイプの異なるかつ高いスキルを保持したイケメンを集めたなと思った」というのが本当に共感しかなかった。K-POPアイドルは「メインダンサー」「メインボーカル」「メインラッパー」のように役割?肩書き?があるのだが(もちろんメインだけでなく「サブ」がある)全員その自分が得意としている分野“以外”でもかなり高いスキルを持っているのだ。それがこのNCT NATIONを見ていて「なんかとんでもないものを今見せられている」と感じたひとつの要因ではないだろうか。
わたしはK-POPの事務所や人選の仕組みなどに詳しくないので見当外れな言葉かもしれないが、彼らが練習生からデビューメンバーになったとき、きっともともとある程度才能やセンスが光っていたり、幼少期からレッスンをしていたりする人もいれば、ほとんど経験がなかった人もいることと思う。もちろん大手事務所からデビューする人という時点で他とは違うのかもしれないが、まだ粒が揃わない状態から、誰一人として怠ることなく己を磨き続け、一人ひとりが主人公のように全員がメインキャラクターのように今ステージに立っているんだなと強く感じた。
NCT NATIONは、ただただ訳も分からず祭りのように盛り上がっていたのではない。ステージでは一流のパフォーマンスが繰り広げられ、毎秒彼らの表情や肉体美に魅せられ、歌声に心を鷲掴みにされる。スタジアムという生半可なアーティストでは到底遥か彼方にいるファンを楽しませることなどできない大規模空間をむしろ味方につけたステージ、それがとめどなく3時間たっぷり続くのである。そりゃ人間を狂わせるに決まっている。

だいぶ話がズレてしまったが…セトリに戻ると、『WITHOUT YOU』で無事ドヨンくんに落ちるオタク。あのわたし過去の記事でも書いてる通り、コロナ禍K-POP落ち勢なので初めてちゃんと知ったSMドル(グループ)はSuperMでして(今思うとそんな変化球ある?という入り方w)だからSuperMを兼任している3人は別枠だから一旦置いといてもNCTに特に推しっていうメンバーはいなくて*2。それなのに…前から若干感じてはいたけど、わたしドヨンくんが……もしかしたらNCTで一番…す……好きですね!!!!!歌にめちゃくちゃ真摯で、歌うことに誇りを持っていて、歌で伝えることにドストレートで本気の人だ~~~ってモニターに映る姿とスタジアムに響き渡る歌声聞いてずどーーーんと来てしまって。なんか幸せそうに歌う人だなぁと…歌声の凄さはもちろん、込めた想いみたいなのまで受け取れた気がして不思議な心地だった。たしか日がだいぶ暮れてきて夕焼けが綺麗だったのもこの辺り。ちゃんと時間考えてあそこに配置してたのだとしたらナイス過ぎる…!ここからしばらくのユニットタイムでボーカルをたっぷり味わえたことに大感謝。

そしてドヨンくん推しかもを自覚してから見た『Perfume』は正直もう倒れるかと思った。噂には聞いてたけど『Perfume』はちゃめちゃに楽しかった……!!掛け声決まってたな~念入りに練習していった甲斐があった。笑 ドヨンくんてなんというかきっちりかっちりしてる(物事にも衣装にも)イメージを勝手に持ってたから、お腹チラチラ衣装に情緒がついていかなくて😇やらしさとかなくて高貴なセクシーさだった……。
あとジョンウくんて決して抜かれる頻度がめちゃ高いメンバーではないと思うんだけど、抜かれたときの表情がエグいくらいよくて、こちらの「まってましたーーー!!!」にバッチリ応えてくれる感がすごいというか。そういえばイリチルの東京ドームのときも、ジョンウくんをウマチュンのMCだけのイメージで見に行ったら、めちゃくちゃ色気があって美しくて惚れたんだったわ。

順番が前後してしまうが、テヨンくんソロの『SHALALA』をこのスタジアムで見れて嬉しかった。ツイートもしていたとおり、ちょうどソロデビューがスキズのカムバと被っていたためウマチュンの観覧で(あの狭いスタジオで)見た『SHALALA』。それを今度はスタジアムのステージをひとりでわかせる圧倒的ソロアイドルの存在感をひしひしと感じながら見ることができて、あまりにもブチ上がってしまい。現場で感じたことだが、テヨンくんて造形美がすごすぎて、モニタにアップになったとき「キャー!」とかじゃなくてもはや「顔すご……強…」ってみんな息飲む感じが伝わってきた。本当に実在してる?みたいなビジュアルをしている。なのに自己紹介で「てよよです」とか言うし、序盤にも書いたけどこれは良質なギャップすぎて狂うど。

ドリムパートでは曲が大好きすぎてしばらく1曲リピートしていた『Broken Melodies』(野外で聞くこの曲の気持ちよさは想像以上だった)、いつどんなタイミングで何回診断してもガチガチのISTJことわたくしが妙に思い入れのある『ISTJ』、そして『Best Friend Ever』と続く。グループの曲をやるとちゃんとドリムらしい雰囲気に染まるのもすごい。ドリムやっぱり曲が好きだ…。野外で聞くドリムは最高だったなぁ。ヘチャンくんの歌声、K-POP界の宝すぎる。この特徴的な声がドリムの曲では特に生かされているなぁと感じる。

とほんわか可愛い&爽やかなドリムの空気感に癒やされていたら………はい、来ましたよ、WayVのターン。マジでWayVがヤバすぎてずっと「あぁあああ」って心の中で絶叫していた。あのステージをアリーナ最前とかで見てた人、ちゃんと立って歩いて帰れた?腰抜けたくない??天井席でも「もう無理いっぱいいっぱいすぎる情報過多すぎる」ってガタガタしたよ。掛け声デカかったし盛り上がりも凄まじかったWayVのステージ。本国では掛け声があまり……というのを見かけていたので、日本はどんな感じなんだろうと思っていたが、正直もっとも観客が発狂したのはWayVのパートじゃないのか?と思う。あの一体感と盛り上がりは尋常じゃなかった。いつもどうしてもテンくんに注目しがちなのだが(スパM好きの人格)NCT NATIONで「WayV、全員、あまりにもビジュアルが良すぎるあまりにもステージがうますぎる」と気づいてしまい。
WayVの醸し出すあの独特な空気感てなんなんだろうね。全員顔が整い過ぎてておとぎの世界っていうか、現実感のなさがまずあって、そこに楽曲&演出&パフォーマンスとが全部バチッと噛み合ってて見る者を没入させるグループだなぁと。『Phantom』見ながら特にそう感じたかも。表情もダンスもなんかもう全部一級品すぎて。誰がモニターに抜かれてもひゃーーー😇😇😇になってしまうグループ…。テンくんがセンターに来たときやダンブレやってるときの華やかさすごい。あのメンバーの中にいてなお輝く一番星すぎる。ダンスとか全然詳しくない素人でも「この人のダンス、只者じゃない……」と目を奪われる体のしなやかな動き、引きずり込まれるような視線にひれ伏した。ただ、わたしが味スタで個人的にやられたのはシャオジュンくん。歓声も凄まじかったのが物語っていたが、彼には底知れぬ魅力を感じた。いやぁシャオジュンくんがあんなに沼な人だとは…… 

そしてイリチル!!!前の2グループともまた違う熱気、パッション、ゴリッゴリに上げてく感じ。東京ドームで1度ライブは見ていたけど、スタジアムで見るイリチルはまた一際気迫たっぷりで「あれ?わたし最前にいる?」と錯覚するほどの熱いステージを繰り広げてくれた。悠太くんの煽りがライブのhydeさんを思わせるものだったりして、ドエルでもあるわたしはあとでわいた。現地では聞き逃してしまい、帰ってきてからTwitterで知ったため。笑

例に漏れずわたしが最初に聞いたイリチルの曲は『英雄; Kick It』だが、この曲とパフォーマンスはライブでの見応えが本当に半端ない。野外でここまでライブを見てきて(客席はただ見てるだけと言えばそうなのだが)やや疲労も感じるころなのにイリチルのステージに魅了され、気づいたら叫びまくり、燃え尽きるほど楽しんでいた。ちなみに東京ドームのイリチルに度肝抜かれて結構熱い感想記事を書いているのでよろしければ。

kuraxkura.hatenablog.com

このあとのユニット曲、実は初めて聞いた曲もあった!が、『The BAT』の衣装がさぁ………ジェノくんのビジュが好みすぎて筋肉ムキムキセクシーお兄さんすぎてもう…もはや辛かった…… なんかちょいヴィランみがあるというか。メイクのせいかな。ダークな感じがすっごく似合っていて「あなたさっきドリムとしてパフォーマンスしてた方ですよね???」となってしまったよ。

このあたり言いたいこと・触れたいメンバー多すぎて大混乱ゾーンなんだけども、これ言っとかないと。ヘチャンくんが沼だと言われる理由、味スタでよーーーくわかりました、ええ、ええ。『PADO』……ステサイで踊るヘチャンくんがもうあまりにもヤバすぎてモニタに抜かれるたびに悲鳴が凄まじかった。わたし彼のことボーカルの方という認識(それは合ってるが)だったのであんなに踊れる方だとは……… そしてあんなにセクシーだとは!!!!!え、ちょっとなんか、そういう雰囲気(?)醸し出す方なのね!?!?とビックリofビックリでめちゃくちゃ虜になって…気づいたらヘチャンくんがモニターに抜かれるのを心待ちにしてしまっていた。
かと思えばMCでジャニさんに服捲られて(そのあと他のメンバーにも覗かれて)頑なに「見せない!」の意思で両手で服の隙間?合わせ?しめてて可愛かったりさ…。あんなダンス見せつけといてそんなカマトトぶっちゃうことある!?(ギャップに歓喜するオタク)

ギャップと言えばこの方も。チソンくんて…あんな、あんな危険な男だったのね……わたし全然知らなかった。『The BAT』のチソンくんはスタジアムの観客全員を大絶叫の渦に飲み込んでいた。チソンくんてふわーっと柔らかいイメージで、可愛い子っていうイメージだったのよ。それがパフォーマンスするチソンくんはミステリアスで妖艶な雰囲気まであってびっくりしちゃった。あの儚げな雰囲気と舌ペロ&流し目はオタクを狂わせる(狂ってばっかりやん)NCT NATIONにおいて歓声というか悲鳴が一番大きかったと言っても過言ではないメンバーだったのでは。

最後にこの方にも触れておきたい。どちらかと言うと可愛い系のお顔でニコニコ~っとしてるイメージ(+ちょい四次元なところがある)だったジェミンくん。タンクトップ(っぽい衣装)で分かった、めちゃムキムキボディ……!もしかして筋トレ勢!?聞いてない。調べたら筋トレガチ勢だった。昔のイメージだとすごくほっそりしてた記憶があったので「いい筋肉だぁあああ」ってテンションブチ上がったよね。あれはズルいよ。ありがとうございます。先生!わたしジェミンくんとジェノくんのケミが気になります!

『Misfit』も『Baggy Jeans』も最高に楽しくて、あーーーこれそろそろフィナーレ向かってるなっていう高揚感と寂寞との情緒にぶっ込まれる、みんな大好き『Baby Don't Stop』。テヨンくんとテンくんのユニット……冷静に考えなくてもこのふたりを組ませてユニットとしてステージに立たせるセンス大正解過ぎる。リアル仲良しケミかつスキルもビジュアルも強々なふたり、本当に最強だ。
ベビドンは確か過去にBeyond LIVEでもやってた記憶があるのだが(映像だったかも?記憶が曖昧)ようやく生で見れる日が来たかと嬉しくて嬉しくて。この楽曲、本来結構セクシーめな雰囲気になる曲なのに、向かい合ったときテンくんがテヨンくんににっこにこで笑いかけてて、テヨンくんがちょっと負けてた(笑わされてた?)感じがなおよかった。マジで幸せそうで…結局ふたりとも笑顔になってパフォーマンスしてたのが尊かったなぁ。そしてわたしはまたスパMの活動を諦めきれない亡霊になった。。1日目も楽しそうだったけど、2日目のほうがもっとわちゃわちゃしてたっぽい。そういえばちょっと前のKCON LAでもベビドンやってたか!あれも楽しそうだったな。

『BOSS』はイントロのメンバーの円陣(指陣?)の和気あいあいとした様子から、スイッチが切り替わったかのようにテヨンくんの低音ボイスから始まるあの感じにかなり痺れた。衣装もかっこよすぎた…モニタにアップになったドヨンくんが確実にオタクを落としに来ていた…… この曲でのシズニさんたちのテンションの上がり方がすごくて「『BOSS』ってすげ~~~」などと外野も一緒に熱くなったりしていた。

こっからの最後ブチ上げ花火大会お祭り騒ぎ大団円NCT NATIONを見に来た理由こと『RESONANCE』。35年弱生きてきて、山ほど大小様々な規模のいろんなアーティスト・アイドルのライブに行ってきた自分が、正直過去一と言いたくなったフィナーレだった。NCT NATIONの最後はこの曲だろうと思う反面、こんな変態曲(褒めてる)リアルに持ってくるってやっっぱりちょっとおかしい。出ずっぱりではなく代わる代わるとは言え、この曲長いしフォーメーションも目まぐるしく展開するし、1曲だけやるのも結構大変だろう。それをここまで40曲弱駆け抜けてきて、これをやられたら叫び狂うしかない。

youtu.be

わたしがここまでマークくんに深く触れなかったのは、彼のグループ・ユニットとしての出番の多さ、そしてこの最後の『RESONANCE』をたったひとりステージに立ちスタートを切った声、若干苦しそうに顔を歪めた表情、生で聞くとたまらないくらい身に染み込むラップパフォーマンスをひっくるめて最後に語りたかったからだ。
イリチルとドリム(とスパM)を兼任し、ユニットにも多数組み込まれているマークくん。スパMでの様子のほうばかり見ていたわたしには、ちょっと控えめな印象だった彼は、NCT全体コンを作り上げる上で絶対になくてはならない存在だった。当然誰もがそうなのだが、彼の存在は屋台骨のようなもので本当に唯一無二の役割を担っている。小柄な体にのしかかる兼任の重責、何よりも単純な労働量がとんでもない、貢献度No.1人材と言って間違いない。ラップのうまい下手は素人にはさっぱりだが、それでもマークくんのラップは「なんか分からんけど声が良すぎるし絶対これはうまいラップというやつだ」と感じてしまう。

それにしても……1週間経っても余韻が抜けない理由の半分くらいは『RESONANCE』のせいなんじゃないだろうか。Twitterでも「パフォーマンスを見ているというよりは、NCTとシズニで戦っているかのようだった」と書いてる方がいたが、最後に残ったすべての力を放出するように全身全霊でステージに立つNCTと、全力の歓声と掛け声で迎え討つ5万人以上のシズニとの本気のぶつかり合いだった。“魂が震える”ってこういうときに使うんだろうなと思った。ライブに行き慣れた自分が、まだこんなにも熱く滾ることができるのかと驚いた。勢いのままに帰り道呟いたツイートもリンクしておく。

何発も花火が上がって大歓声が鳴り響く中、『RESONANCE』が終わりに向かっていく瞬間に感じたのは寂しさよりも「これを生で体感できてよかった……ここに来て、よかった…」という言い表しようのない満足感だった。
大混雑するのが分かっていたのでアンコールが始まったころに出てしまったのだが、もっとたっぷりあの場所で余韻に浸ってから帰ってもよかったな…と混雑する新宿方面とは逆方面に帰る自分の乗る電車のホームの人の少なさを見ながら思った。笑 あのライブを見て、事務所は嫌い・ムカつくと言いながらSMドルから離れられない人が多いと聞く理由がよく分かった。あんなライブを見せられたら彼らから離れられるわけがない。

NCT NATIONはライブというものが何なのか、K-POPアイドルが見せてくれる景色とは何なのか、それの最高峰の答えだったような気がする。長々と語ってきたが、9月16日に味の素スタジアムでわたしが感じたことをまとめるとこの5つに集約できる。

  • 選ばれしSMドルたちがさらに鍛錬を積んで作り上げた集大成と言えるライブ
  • 全員が並大抵じゃない歌・ラップ・ダンスのスキルそしてビジュアルを持つ
  • 自分をどう見せると魅力的か各々が知り尽くしていて狙い撃てるセンス
  • それらをあの大規模会場で爆発させられるだけの経験値の高さ
  • にわかファンでさえ虜にして魅了してしまう現場の楽しさと一体感

外野からすると、テイルくんという長男かつメインボーカルを担うメンバーが不在だったことを感じないほどに、残りのメンバーがとてもうまくこなしていたと思う。それはもちろんわたしが彼のいるNCTをよく知らないからでもあるだろう。いつかテイルくんがいるNCTの形も見てみたいと思う。きっともっともっとわたしがNCTの現場で体験する音楽の世界を豊かにしてくれるに違いない。

こんなに長々と書いたのに、あの日見た・感じたすべてを記録として残すには、まだ全然書き足りないような気もする。毎瞬間心が踊っていた。ライブって最高だなぁという気持ちを2023年一感じた日でもあった。近々イリチルがカムバするということなので、今度はその活動もしっかり追ってみようと思う。WayVのカムバも待ってるよ!!!

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*1:わたしの住んでいるところの最寄りにはローソンがない。そのためローチケ発券がかなりめんどい。

*2:イリチルではジャニさん推しではあるのだが、のちにジャニテンというケミで推すようになり、単独で推しメンは?と聞かれると迷う感じになってしまった。