全28回の2 Kids Roomも本日公開分で23回目となりました。もう終盤にさしかかりましたね。
いつもはTwitterでぽろぽろと感想を呟いているのですが、リノくん・チャンビンくん回がいろいろこう…ふたりの次男・三男としての役割や思いはもちろん、Stray Kids(以下、スキズ)8人の関係性の変化まで見どころが非常に多かったので、感想記事を残しておこうかと思い至りました。(過去最多レベルでスクショが多いです……!)
もうすぐ出国という話をしていることから日本公演の少し前に撮ったかと思われます。このあたりのEpはだんだんリアルタイムに近くなってきました。
毎度のことですが、わたしがスキズを知ったのはイルデ期、サバイバルを一度は通して見ているものの誤った理解をしている部分もあると思います。また、韓国語が分からないため日本語字幕でしか見れていません。いちオタクがちょっと深読みしつつ残した雑記だと思って、生あたたかく見守っていただければ幸いです。
- 冒頭:チャンビンが可愛くて仕方ないリノヒョン
- お互いを待ち受け画面にしているふたり
- メンバーから見た次男と三男
- 弟たちが大好きなリノヒョンの手料理の味
- チャンビンくんとリノくんは似てる?似てない?
- 絆の原点は腹を割って話したかどうか
- 次男・三男から見た長男兼リーダーのチャニヒョン
- 運動ズだけど一緒に運動はしない理由
- 多くのユニット曲制作で一番頼もしかった『Surfin'』
- 次男と三男の役割とお互いだけが知る内側
- 「僕たちのメンバーほどいい子はいない」と言い切れる関係
- 終わりに:リーダー・バンチャンの右腕&左腕として
- (余談)自分の感覚を信じること
冒頭:チャンビンが可愛くて仕方ないリノヒョン
本編で「可愛い弟」という話が出てきますが、この冒頭10数秒のリノくんの言葉や表情を見ていても分かります。笑
「人をイライラさせるには2つの方法があるんだって…」の話もからかう意図がありつつもどこか愛情が滲み出てるような気がして。
リノくんに限らずではありますが、“特にリノくんが”という意味合いで、相手を見極めた接し方を徹底している人だなぁと思います(悪い意味でなくてね)。
分かりやすいのはピリちゃんにはとても甘いですし、イエンちゃんにもまあまあ優しい、チャニヒョンにはちょいちょい甘えてる部分が見えたり、スンちゃんには当たりが強い(ふうに見せたり)…その中でも自分のひとつ下の弟メンバー(年齢的にも1歳下)であるチャンビンくんに対しては、他の弟メンバーとはまたまったく違う雰囲気があるなと強く感じました。チャンビンくんにしか見せないリノくんの姿は、上下の壁はまったく感じさせないのに、どこかお兄ちゃんを思わせる頼もしや優しさがあり…同時にチャンビンくんからすると、年上メンバーにはバンチャンくんもいますけど、リノくんへの接し方とは全然違います。
この点はやっぱりプロデューサーチーム 3RACHAのメンバーであるかどうかも大きく影響していて、バンチャンくんの性格的な面(あとで出てきますが完璧主義だったり、リーダーであり長男という立ち位置だったり)も考慮すると、チャニヒョンとリノヒョンはチャンビンくんにとってまったく違うタイプのヒョンなのでしょう。
もし言語化するとしたら、厳しくも揺るぎない指針である頼れるチャニヒョン、頼り甲斐と甘え甲斐を兼ね備えたリノヒョンと言ったところでしょうか。
「ゆっくり来ていいよ~」とリノくんが言ってるのは、チーズケーキを先に食べちゃおうとしてるからではありますが、ここでチャンビンくんも食べ物のことなのに叫んだり怒ったりせず、「先に食べないでよ」と言ってるのが印象的でした。他のメンバー相手だと叫んでそうですよね。笑 こんな些細なところでも弟みが。
お互いを待ち受け画面にしているふたり
TALKERでも(モザイクがかかって)映ってましたし、日本滞在中のVLIVEでは変顔をまさにその場で作っていましたが、なぜお互いを待ち受け画面にしているかについて話を聞けたのは何気に嬉しかったです。
スキズの仲の良さはファンはよく知っていますが、このふたりは「お互い待ち受けにしよーね♡」的な感じではなく、「特別な意味はないんだ!」と言っているとおりどこかさっぱりしていて、「ただ面白いから」という感覚は近いものを持っているようです。
「当然でしょ!」と言い切るふたり。
ふたりとの感覚の違いがよく分かるのが、次のカットのヒョンジンくん。「やらされても絶対できない」そんな深刻そうに言わなくてもw
これにはスンちゃんも同意のようです。そして若干遠い目の3人。
ふたりが「さっぱりしている」というのはメッセージのやり取りの話にも繋がります。(これはグループでのトークのことも含んでるかな)
メンバーから見た次男と三男
ふたりの共通点は、SKZOOの動物にウサギが入っていること。まあリノくんがそのままウサギで、チャンビンくんはブタとウサギなんですが。それぞれのチームから「トッキズ」「ウサギとブタ」という単語が出ていました。
そして最大の(?)共通点、「声が大きい」「すごくうるさい」と言われ放題な兄たち……w
イエンちゃん「ふたりとも負けようとしないんです。騒がしさでは」のやや遠い目にも笑ってしまいました😂SKZ CODEの声の大きさ対決で高いデシベルを叩き出していたのも記憶に新しい…。
弟たちが大好きなリノヒョンの手料理の味
ふたりとも食べるのが好きで、パスタやお肉の話が続きます。まず、チャンビンくんが忘れられないリノヒョンの手料理の話から。
ScarsのTikTokライブでヒョンジンくんが「最近忙しくて料理を作ってくれない!」と訴えたり、ピリちゃんが「誕生日に作るって言ってくれたのまだ作ってもらってない!」(のちに達成)と言ったり、手料理には定評のあるリノくんですが、今回はパスタの話が出てきました。
味はもちろん、「真心を込めてつくる姿」を覚えているチャンビンくん。
時間があればと言うリノくんに、ふざけてではなく結構真面目に「(出国する)その前に1回作ってよ」と言うチャンビンくん。それを聞いてちょっと困りながらも嬉しそうなリノくん。
褒め言葉が続きますが、量には文句が😂思わず驚くリノくん…w
チャンビンくん、ほんとに食べるの好きなのね……!
こんなリノくんの反応ちょっとめずらしいw
手料理とはちょっと違いますが、リノくんが弟たちのためにお肉を焼いてあげるという話はたびたび出てきます。チャンビンくんの場合は「奢るから」と言って連れ出したようで、他のメンバーは嫌がるのに(交換条件ではあるものの)リノヒョンは来てくれるというのもこのふたりならでは感。
なんやかんや奢る奢らないなしでも付き合ってあげそうな気がするリノくん。
そしてチャンビンくんが好きな肉の焼き加減で、美味しく肉を焼いてくれるリノくん。めちゃくちゃ優しいな……。
ここ、「お金を払わずに~」でリノくんが「はい!機会があれば一緒に行きましょう」と返してるのは意外…というとちょっと語弊があるかもですが、なんか他のメンバーにはこういう返ししなさそうだな(まず言われないかもしれないけどw)と思ったポイントでもありました。
というのも他のメンバー(ここではハンくん)とはまたそれぞれのルールがあるからなんですが。付き合い方の違いという視点でも興味深い回です。
チャンビンくんとリノくんは似てる?似てない?
ふたりとも運動を熱心にするメンバーですが、やり方などは違うようで、その他の点においても「まったく違う」と言及する他のメンバーたち。
こうして考えてみると「遊ぶ姿を考えると合わない気がするね」と話すのはリーダー。「ふたりはまったく違う人なのに今なんの話しをしているんだろう?」と言うハンくんは、ふたりがこの2krで結構深めの話を淡々としていることを知ったら驚くでしょうか……?
「意外とよく合わない」と言うのは当の本人であるチャンビンくん。性格や価値観の違いは確かにあって、でも好むものは似ている。
ここでリノくんが言った「目標は同じだけど進む道が違うような感じなんだ」がしっくり来た気がしました。
他人を気にするか?について、リノくんはチャンビンくんと似ている部分だと感じていたようですが、根っこでは違いがあったようで……
チャンビンくんの「僕すごくおせっかいだからね」に驚くリノくん。
チャンビンくんの言葉をもう少し噛み砕く(?)と、リノくんは「気遣うけどおせっかいではないタイプ」、チャンビンくんは「おせっかいすぎちゃう面もあるタイプ」。どちらがいいというより、このタイプの違う気遣いを持ったメンバーがひとつのグループにいることが大きな意味があると感じました。
ここが面白いなと思った部分なんですけど…
やっぱり人間なのである程度経験値のある年上メンバーであっても「あ、やっぱ違ったな」って思うときがあって。
そのとき、「まあでも自分でどうにかするでしょ」と判断するか「いや、ここは間違いを訂正してもうちょっとサポートしてあげないと」と判断するかは結構悩むと思うんですよね。どちらが正しい選択かは、ケースバイケースで一概には言えませんし、前者がもしかしたら年下メンバーの実力アップにつながるかもしれないけど、そのまま答えを見つけられず(必要以上に)苦しむ可能性もあるし、かと言ってあまり手を出しすぎると煩わしく思われたり成長につながらなかったり。
プロフェッショナルとして仕事をするグループとして、この両タイプ(+完璧主義者である指針となるリーダー)がいるってものすごく強みじゃないですか?改めて、すごくバランスの取れた運用ができるメンバー構成なのかもな~なんて思わされました。
絆の原点は腹を割って話したかどうか
この回に限らず、昔ケンカをしてとことんぶつかったのが、のちにいい関係を築くために大切だったという話はたびたび出てきています。
会社員だとそこまでしないよな~というか、しなくてもなんとなくうまく回る(ほんとに合わない人とどうしても一緒にやらないといけない場面であっても)ケースも多いですよね。でも彼らが目指す、そして作り上げるステージや音楽はきっとそういうのじゃ駄目で、心からの信頼関係がないとあそこまでのパフォーマンスを出すのは難しいのでしょう。
しかし…若いときにこの“他者との性格の中間地点をうまく見つけて良好な関係を築く”って言うほど簡単ではないよなぁと。
その中でも、大ゲンカしても意図せず仲直りできるという関係はレアなもので、リノくんとチャンビンくんの物の考え方の根幹部分はやっぱり近しいのかもしれません。
そして何よりもベースにあるのがこれですよね。
こういったことを経て、今に至っている彼らですが、本人たちから見てもかなり変わったなと感じるようで……
「性格がおてんばだった」www 遠回しな表現も大事です。笑
「みんなのでこぼこしてた性格が平らになった」は、たとえば、面倒だから丸くおさめようと場当たり的に引っ込むみたいなこともありますけど、彼らの変化はそういったものではなくて、「どうやってこのグループをさらに高みへ引き上げるか」という共通の目標があって、それに対して全員が目線を合わせられたからできたんだろうと推測しました。
もし「これ(ぶつかり合って腹を立てること)は無駄なことだ」と理解したとしても、性格の違い、さらに言うと価値観の違いを収めることってまあ結構難しいと思うんですよね……。それをこうしてうまくやっていけてるというのは、メンバー全員のStray Kidsというグループに対する思いが完全に一致した瞬間がどこかにあったからできたんじゃないですかね。
とか真剣に考えてたら、このあとのやり取りが可愛くてにっこり。
「でも僕がそういう性格が好きだよ」と含みなく、ストレートに言ってくれるチャンビンくん。このリノくんの表情見てくださいよ……!そしてリノくんのそういう部分(図々しさ)には「気分をあまり害さない」と続けていました。
昔と変わったという話で、アドバイスを素直に受け取るようになった(もしくは合わないなら流せるようになった)こと、悪口も「そうですか」と流せるようになったことも挙げていて、
職業柄、悪意に一切触れないのは難しいけれども、うまく対処できるようになるというのも成長ですよね。彼らは“自分たちに仇なすもの”、たとえば分かりやすいアンチや陥れようとする存在…それらに精神論で真っ向から対峙するのではなく、楽曲やパフォーマンスで昇華することができる強さがあるというのはファンならよく知っています。
それでも、傷をひとつも受けないわけではない。その点は頭の隅に置いておかなければならないと感じた部分でもありました。心を殺す瞬間が少ないに越したことはないでしょうから。
次男・三男から見た長男兼リーダーのチャニヒョン
クルチョンソングは記憶に新しいですが……
チャンビンくんがリノくんを褒め、リノくんはバンチャンくんを褒め、なんだか「ヒョンラインっていい関係だな~」と思うシーンでもありました。
もうちょっとあとのユニットでの制作話にもちょっと繋がります。
運動ズだけど一緒に運動はしない理由
運動そのものに情熱のあるチャンビンくんと、健康のために運動をするリノくん、大きな違いです。笑
「避けるんだ」と言いつつ、表情からも事情は分かっていると言わんばかりのチャンビンくん。
でもこの感じだとたまーにくらいは一緒にやってるんですかね。
リノくんもなんだかんだ冷たく突き放すことはしないタイプですし、それを知っているから運動の目的(やスタンス)が違うと知っていてもチャンビンくんはたまに誘いたくなるのかもしれません。それにしてもピリちゃんに対する“甘々”とはまた違った方向性の甘さが垣間見えた気がして興味深い運動ズ事情でした。
多くのユニット曲制作で一番頼もしかった『Surfin'』
チャンビンくんが嬉しそうにしていてこちらもニッコリしたシーンでもありますが、ここのリノくんの言葉はすごく“本心だな”と感じさせられた部分でもありました。
チャンビンくん嬉しそう♡笑
さて、リノくん・チャンビンくん・ピリちゃんで制作をした『Surfin'』は、これからの季節にぴったりの爽やかな夏ソングです。
制作時の様子は昨年のコンテンツ「[SKZ SONG CAMP] Howl in Harmony」シリーズで見れます。もしまだご覧になっていない方はぜひ。このチームの制作についての話は、Ep.05の6:50以降を見るといいかもしれません。
作詞・作曲についてはリノくん(とピリちゃんもかな)は当時まだそれほど経験値が高かったわけではなく、その前に2 Kids Songというコンテンツはありましたが結構ハンくんにおまかせしているように映像では見えました。『Surfin'』でのアイデア出しがたくさんできたのは、そのときの経験ももちろんありつつ、チャンビンくんの制作スタイルが“不慣れなメンバーをうまく引き上げる”ことに長けているからというのは触れておきたい点です。
それは2 Kids Songでイエンちゃんと作業をした様子を見たときからずっと感じていたことで、同じグループのメンバーでありながら経験値に差があるというのを経験値が低いほうは引け目(とまではいかずとも恥ずかしさ)を感じやすい。それをごく自然に気を楽にしてあげて、本人のアイデアを引き出せるのがチャンビンくんのよさですよね。
ちょうどこの止めてあるとこからが一番それを感じやすいと思います。(11:43からなんですけどうまくいってますかね?)
「好きにやっていいよ」ではなくて、ある程度指示を出しながら、本人ができるところは任せて、やったら「すごくよくできてたよ」と褒める。おそらく困っていたり方向性がズレてきたりしたときはちゃんと手を差し伸べて軌道修正する。ピリちゃんが言ってる「『ヒョン、これいい?』ってラクに聞いて」に包括されてますけど、質問してフィードバックが返ってくることに安心できる関係構築ってものすごく難しいんですよ。「こんなこと聞いていいかな」とか「そんなの全然駄目じゃんて言われたらどうしよう」とか萎縮させないようにするのは、楽曲制作のスキルとはまた全然違うスキルですもんね。(もちろん、3RACHAの他の2人も近しいものはあると思いますが!)
また『Surfin'』のときの話を挟みますが、同時に、チャンビンくんにとっても「自分がずっとベースでいいのか」という悩みはあったようで、それを他の(3RACHA以外の)メンバーが積極的に制作に携わってくれて嬉しい思いもあったようです。
同じプロデューサーチームと言っても、バンチャンくん、そしてハンくんとも違ったタイプであり、それぞれの持ち味や得意・不得意があるのでしょう。バンチャンくんが感じさせる緊張感もそれはそれで大事です。
言葉にして伝えることの大切さも教えてくれる一幕でした。
次男と三男の役割とお互いだけが知る内側
チャンビンくんから見た次男・リノヒョン像。
思ってる以上に深く捉えてくれているとリノくんも感じたんじゃないでしょうか。
物事を解決する能力に長けていて、(いい意味で)図々しさもあるリノくん、年下メンバーだけでなくバンチャンくんにもいい影響を与えていると言います。
「放っておいたほうがよく育つ」と言うリノくんにすかさず「放っておいてないじゃん」と言うチャンビンくんには、リノくんが気のないフリをしながらメンバーを常に気遣っていることがしっかり見えているんだろうなと思ったシーンでした。
「すごく純粋で気が弱いんです」を茶化したリノくんですが…笑
たとえ、プロフェッショナルとして成熟した考えや、揺るぎないスタンスを持っていても、まだ20代半ばの彼らが“完璧”を求められることに疲れたり、辛さを感じたりすることはきっとあって。「ヒョンなら大丈夫だよ!」ではなく、「強さも弱さもあるよね」と認めてくれるメンバーであることがスキズの強みでもあるのでしょう。
人間誰しも、表に見えている部分だけが真の姿ではなく、アイドルである彼らは尚のこと、「ファンにはこういう姿を見せたい」という理想があるものと思います。わたしは個人的に彼らが見せたい姿を尊重するファンで在りたいので、メンバーたちだけが理解している姿というのが別にちゃんとあることを嬉しく思いました。
まさに彼らの楽曲『MANIAC』を体現しているひとり。
それはそうとして、チャンビンくんは「自分は他の弟たちのように可愛くはないだろう」と思っているようだったのが、リノくんにとってはちゃーんと可愛い弟だというのが再びのニッコリポイントでした。
そうそう、こういうタイプも可愛いんだよね。
リノくんにとって可愛くも頼もしいひとつ下の弟チャンビンくん。
弟たちから見た姿もある意味では本来の姿であり、一方では「弟たちに見せたい姿」なのかもしれません。
ハンくんは一歩踏み込んでいる感じ。
「僕たちのメンバーほどいい子はいない」と言い切れる関係
理想とする年下から見た年上像。こういうの仕事で後輩を持ってもそこまで深く考えたことってなかったなぁと気付かされ……。
毎回言ってるんで、そろそろ耳タコだと思いますが、長い人生の大半を占める仕事という時間においてこれほどまでに思える、思い合える仕事仲間に出会えることって本当にレアな確率だと思っていて。
年上メンバーとしての自負もさることながら、年下メンバーをいかに大切に思っているかがよく分かります。小芝居など一切なく、真剣にとつとつと話すふたりが印象に残りました。
アイドルグループ全員がそうか・そうでないかはわたしには分かりませんが、公式コンテンツのひとつということを理解していても、Stray Kidsというグループが世界中でファンを着実に増やしている理由のひとつは、こういったところにあるだろうなとこの2krを見ていて思うのでした。
ここまでの関係を築く道のりの中で、あと1ミリでも何かが違っていたら、今のスキズにはならなかったかもしれないし、互いを真の意味で信頼し、思い合うための努力をみんながしてもいいと感じて歩んできたから、この大きな飛躍があったんだろうな(そしてこれからも飛躍するであろうな)と勝手にしみじみしたシーンでした。
終わりに:リーダー・バンチャンの右腕&左腕として
やっぱりリーダーかつ長男って背負うものが多くて、役割的にうまく身動きが取れなくなる場面もあると思うので、ふたりのこの言葉(根っこには“覚悟”だと思いますが)は本当に頼もしいです。何が頼もしいって、ふたりともがこのように自認していることが……!
全員で支えるとか、リーダーを決めないグループの形もありますし、グループによって正解は違います。でもスキズにとっては、次男と三男のこういった決意は弟たちから見ても、何よりバンチャンくんから見ても頼もしいと同時に、きっと嬉しいものですよね。
「この真ん中の位置って曖昧でしょ?」と言うリノくん。それに対して「でもいちばん重要な役割ですよ」と返すチャンビンくん。
曖昧だから適当でいい、軽い荷をなんとなく背負っておけばいい、そうは考えずに「自らの役割はなんだろう」と思考して取り組む。大げさかもしれませんが、それを実行できるのはやっぱりグループに対する責任と、目指すべき場所が見えている人たちだからだと最後の最後に感心させられました。
見終えた直後は↓のように本当に言い表せない感情があって、いつもわりと間に感想ツイートしながら見るんですが、今回は気づいたら最後まで真剣に見ていて。これまで味わったことのなかった気持ちになりました。
比べるものではないんだけども、過去一見入ったと言うか、聞き入ったと言うか。途中で止めてツッコミ入れたりせず気づいたら最後まで見ていた。いやー…めちゃくちゃいい回だ。少し涙腺もやられ…。#StrayKids @Stray_Kids
— aica (@aica_skz__) 2022年6月27日
[2 Kids Room] Ep.23 Lee Know X Changbin https://t.co/6SPDWYK9jJ pic.twitter.com/zfnw1UF2Yt
(余談)自分の感覚を信じること
最後に自分語りで申し訳ないですが、社会人経験という意味では、11年選手のわたしですが(ちょうど先日のリノくんのVLIVEで何か専門的なことを身につけるには11年の年月がかかるという話が出たようです)11年経っても至らないところだらけだし、逆に慣れでできてしまう部分も悪い意味であるし…そんなときに10も12も年下の彼らの言葉や行動から学ぶことも多いんですよ。この歳になってもね。笑
盲信的になる必要はありませんが、彼らのコンテンツやVLIVEで言葉に触れたとき、「心に響いたな」と思うものがあれば大切にして行動指針のひとつにするのも悪くないと思います。それくらいの力がある気がします。
わたしは職業柄、誰かの言葉を聞いて、瞬間的に理解して何か反応を返すということを求められる場面があるので(インタビュー同席時に「○○さん、どう思った?」とか「追加で質問ある?」とかって聞かれるなど)こうやって受け取ったものを自分なりに咀嚼してアウトプットするというのは訓練としてやっている側面があります。
このアウトプットしたものが正しい・正しくないという観点では見ていませんが、自分が感じたことを大切にするって現代でどんどん難しくなっている気がします。SNSで見かけた誰かの言葉に同調するのは楽ですし、責任を負わなくていいんですけど、それを続けると自分の言葉が死んでいく感覚があって…だからこうしてたとえ蛇足でも形にして残すというのは辞められないですね。
音楽でもパフォーマンスでも言葉でも仕草でも、もし心が揺れ動くものに出会えたら、自分の言葉でそのときの気持ちを表現してみるのもおすすめです。
……とまあ偉そうに言いましたが、この趣味のブログを読んでいただけることはとても嬉しいです。いつもありがとうございます!