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LOVE DREAM HAPPINESS を追いかけて

【ライブ】15人が体現する“EXILE”という存在意義「EXILE LIVE TOUR 2022 “POWER OF WISH”」東京ドーム初日

今日はEXILEを2020年11月に勇退されたATSUSHIさん限定復活となり、怪我をしていた直己さん・直人さんも戻ったことで、久しぶりの15人体制のツアーとなった「EXILE LIVE TOUR 2022 “POWER OF WISH”」(以下、POW)東京公演初日に行ってきました。

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仕事を早めに切り上げて向かったので、水道橋駅到着が17:48、グッズが思った以上に並んでいたのでフラッグは諦めて40ゲートの自席へ直行。17:55くらいには座席へ着いたと思います。ちょうどオープニングアクトのLILLEAGUEの子たちが、ランペの『MY PRAYER』を歌っていたので嬉しかったです。新曲もかわいかったですね~。
開演は予定より10分ほど過ぎて18:10ごろだったと思います。終演は21:10過ぎくらい。アンコール含めてちょうど3時間ほどの公演でした。

今回、Twitterでもポツポツつぶやいてたんですが…うーん、なんというか…今までのLDHのライブ、いやこれまで経験したすべてのライブやコンサートでは感じたことのない、さまざまな感情が駆け巡ったライブでした。まだLDHを知って5年にも満たない、しかもメインはJr.EXILE層を追っている新規ファンが、こういう気持ちになるのってすごく不思議で。今日はいつにも増してポエム度が高い感想記事になることを予告しておきます。笑

 

EXILEという“希望”を体現する存在

過去記事でも何度か書いているとおり、わたしは2017年秋ごろにハイローから、そして三代目からLDHを知った人間で、そのあとはJr.EXILEに興味を持ったため、EXILE本体に触れる機会がとても少なく、初めて生で見たライブは「STAR OF WISH」(2018-2019)ツアーの東京ドーム公演でした。あのとき初めて「これがEXILEのつくるライブか……!」と心躍ったのを覚えています。

ただ、実のところ、今日の今日までEXILEメンバーだけでなく、LDH(特にTRIBEメンバー)の言う「EXILE魂」とか「EXILE PRIDE」という言葉が少しむず痒く感じる部分があったんです。でも今日のPOWを経て、ようやくそれらの片鱗を、彼らが体現しようとしているそれらをほんの一部ではありますが理解できたような気がしました。

EXILEは今年活動21年目になるそうです。長いあいだファンでいる方が、EXILEとともに過ごした年月や歴史を踏まえながらライブを通して感じる気持ちと、わたしのように新参者が感じる気持ちは、まったく異なるものだと思います。新規のファンであるわたしが、POWの東京ドーム公演で感じたこの気持ちは、言葉を選ばず言えば“薄っぺらい”のかもしれません。
それでもこの瞬間に、世の中が本当に大変なことで溢れているこの現代に、ライブに行くという趣味を持ち、EXILEのドームツアーに足を運び、メンバー15人とバンドの皆さんとEXPG生たち、そしてオープニングアクトを務めたLILLEAGUEの子たち、さらにLDHに所属するアーティストみんなのことを知っている人間でよかったと思えました。

EXILEが明確にLDH所属の他のグループと異なる存在だと感じたのは、(他のグループももちろんそれを強く意識し、自分達のステージに還元しているという前提で)EXILEに所属するメンバーが背負う「EXILE魂」というものは、そうでないグループが背負うそれよりも何倍も何十倍も重いということでした。それくらいEXILE20年の歴史はとてつもなく、何よりATSUSHIさんというボーカルの存在は、ファンだけではなく、メンバー自身にとっても礎(いしずえ)のようなものなのだと今日まざまざと感じました。

前述のとおり、わたしにとってEXILEは、LDHを知るきっかけとなった三代目や、ライブで歌声に惚れてそのままファンになったランペに比べると、それほど思い入れがあるとは言えないグループです。清木場さん時代はまったく知りませんし、ATSUSHIさん・TAKAHIROさんがボーカルを務めているあいだに現地へ赴いたツアーはSOW1公演のみ。むしろEXILE THE SECONDが好きなわたしにとって、ATSUSHIさん勇退後、将吉さん・ネスミスさんが加わり、ボーカル三人体制となった新しい形を応援したいという気持ちのほうが強かった。それは、地元福井で2公演を見届けたアリーナツアー「RED PHOENIX」がとても楽しかったことからも確実な感情でした。

それが、今日東京ドームに響き渡るATSUSHIさんの歌声を聞いて、彼らの持つEXILEメンバーとしての魂の根本は、ATSUSHIさんに宿っているものなのだと思いました。偉大なる先輩であり、誰もが認めるボーカリストであり、そして唯一のオリジナルメンバー。ATSUSHIさんがこれまで背負ってきたものも計り知れませんし、「TAKAHIROとはもう15年になりました。紹介させてください」とTAKAHIROさんをステージに招き入れたATSUSHIさんに笑顔を向けるTAKAHIROさんもまた、想像を絶するものを背負ってきたひとりでしょう。
TAKAHIROさんは、今日ライブの最後に「またこうしてATSUSHIさんと歌えることができて本当に幸せだった」(ニュアンスですみません…)と言っていたと思います。当時を知らないわたしでも少しだけ知っているくらい、心無い言葉を受けることが多かったであろう彼の太陽のような笑顔と、ATSUSHIさんとすれ違いざまに手をがっしりと掴み合うシーンに思わず胸が締め付けられました。

EXILEって世間的にはどういうイメージのグループなのか、ハイローを知る前のアンチ寄りだったわたしはよく知っています。でも実際に彼らを知ってみると、EXILEだけでなくLDHに所属するグループはみんな、本気で日本を元気にしようとしてて、本気で人々に希望を与えようとしてて、それをライブエンタテインメントで本気で成し遂げようとしている人たちなんです。何よりも、子どもたちの明るい未来を、幸せを本気で願っています。それがライブから伝わってくるってすごいことじゃないですか…?
今、日本のエンタテインメント業界で、ここまでひとりひとり個性の強いアーティストが心をひとつにして、もしかしたら「バカだな」「くだらないな」って笑う人だっているかもしれないですけど、それでも信念は揺るがず、曲がらず、変わらず、わたしたちにエンタテインメントを届けようとしてくれるグループって他にいますかね。そういう彼らの心が、見るものの心に強く訴えてくるものがあるのかもしれません。

間違いなく、EXILEのライブは、EXILEのパフォーマンスは、LDHのライブエンタテインメントは、唯一無二の輝きを放つ最高峰の作品です。
どうにかして一度、生で見てほしい。このエンタテインメントを肌で感じてほしい。実際、「興味ない」と言いながら引っ張って行った妹がEXILEのライブ終わりに笑顔で「最高に楽しかった!」と言い、60歳を過ぎた母に「疲れるから座っていいよ」といくら言ってもずっと立って旗を振り、彼らのステージに魅入っている…わたしは家族をEXILEのライブに連れて行って心からよかったなと思いました。
EXILEには言葉にはできないエネルギーがあります。希望があります。今日、改めて胸を張って、LDHのエンタテインメントが大好きだと言いたくなりました。

 

ライブ感想(ざっくり)

やっと感想!?笑 セットリストはいつものLiveFansさんのリンクを貼らせていただきます。メドレーやパフォーマーソロなどもあるとはいえ、35曲って……!!

www.livefans.jp

今回のツアーはセンターステージ構成。四方向に伸びた花道と、トロッコがあります。トロッコへの乗り降り時にアリーナの地面を歩いてお手振りやハイタッチもあり。(手に触れてましたけどコロナ増えてきたからちょっと心配…)
わたしの今日の席は真正面のスタンド2階2列目。まさかの両隣空席w 粘って正面買った甲斐がありました。センステまで遠いですけど、あんな真正面から『Choo Choo TRAIN』の回るところ見たの初めて。笑

1曲目は『Rising Sun』で「1発目にきたー!!!」って感じだったんですけど、なんかもうこのときからこみ上げてくるものがあって…じわっと目に汗が😂涙腺の第一決壊地点は、3曲目の『Heads or Tails』でした。かなりアレンジが効いていて、ATSUSHIさんの語りかけるようなソロパートから始まって、腹の底にガツンと来る4人のボーカル、そしてパフォーマーが一気に曲が元来持つエネルギーを爆発させるような…なんかとんでもなく心に響く構成でした……。なんでHoTであんなに泣いたのか。。それからATSUSHIさんが抜けて、14人で何曲かやったんですが、『24WORLD』『BE THE ONE』って流れズルくないですか…なんかもうずっとグズグズしてて鼻が詰まって…。今回選曲のメッセージ性の強さがあまりにもドストレートに届いてきて、苦しくて仕方なかったです。この形のEXILEは、このツアーで最後で、ATSUSHIさんもEXILEからは去り、啓司さんはEXILEを、芸能界を去ってしまう。啓司さんの笑顔がモニターに映るたびに終わってほしくなくて、ずっとそうやって笑っていてほしくて、視界が滲んでしまいました。

からのこの状態でセカンドさんセクションが………誰が『Going Crazy』のイントロで泣くと思います?笑 セカンドさんアゲ曲で盛り上がりまくりで楽しいのに、感情が迷子過ぎて。6人でステージに乗っていて、踊っていて、ギュッて固まって肩組んで笑顔で、この光景がこのツアーで最後なんてどうしても信じられなかったです。
最後は『RAY』。涙がエグすぎてコンタクト流れてくかと思いました。。笑 ライブでこんなに泣いたの多分人生で初めてです。というか、普段あんまり感情がないほうなので、我ながらこうなるのがめちゃくちゃ珍しい。それくらい気持ち持ってかれました。

泣きすぎて疲れてATSUSHIさんのソロの序盤ちょっと放心しつつ😂『雪化粧』歌唱の前かな…ATSUSHIさん、安倍元首相のことに触れていて、2013年にEXILEのライブに来てくださったと。その言葉を聞きながら、本当に信じられない気持ちだったんだろうなと思いました。『雪化粧』は悲しい曲ですが、ライティングがとても綺麗で、見入りました。目も耳も満たされました。

書きたいことはまだまだある……けども、時間がヤバい(現在AM1時過ぎ)のでパフォーマーMCの話を少し。なおなおコンビ復活!ということで、直己さんと直人さんがMC。直己さんの元気そうな姿を見れて本当にホッとしました。直人さんは相変わらず笑いを挟みつつw 直己さんが元気になって嬉しかったんだろうな~と感じたりも。前々厄?ということで、ご自分も気をつけてくださいね……!笑(次は太もも by TAKAHIROさん)
そうそう!AKIRAさんがPSYCHIC FEVERのデビューやLILLEAGUEの子たちのステージへ言及してくれてました。なんかこうして…魂は継承されていくんだな……すっかり私もEXILE魂というものを認識できる体に…(?)なにより、EXILE自身が形を変えて2022年7月13日の日まで進んできました。きっと、7月14日も彼らは東京ドームで素晴らしいパフォーマンスをすることでしょう。

3時間もあって満足しているのに、終わってほしくないと思うライブって、なかなかないと思うんですよ。このままずっとこの幸せな空間にいたいなと本当に思いました。
楽しいライブはたくさんあるけど、感情を突き動かされるライブに出会うことができて幸せです。2階席にいながら、アーティスト側の強い想いやメッセージを受け取れたと感じられるステージを作り上げてくださってありがとうございました。

 

追記:ファイナル公演行ってきました!ライブの感想というか、啓司さんについてのポエムみたいになってますが😂

kuraxkura.hatenablog.com